079_01

公務員辞めた人って、今なにしてるんだろう?仕事とかうまくいってるのかな?後悔とかしてないのかな?

 

この記事では、そんな興味本位な、あなたの疑問に答えていきますよ(笑)

 

私は元市役所職員(一般行政職)で、31歳の時に退職しています。

市役所時代にどんな仕事をしていたかというと、ざっくり言うと、交通 ⇒ 福祉(生活保護)⇒ 土木 ⇒ 農業、という部署を2~3年ごとに異動していました。

 

行政職の方なら、だいたいイメージがつくかと思いますが、基本はデスクワークなのですが、後半の生活保護や土木、農業の職場のときは、かなり現場にもよく出ていました。

 

ですので、役所以外の人との付き合いも多かったですし、そうして外の人といろいろお話をしたり、外の空気を吸うのが好きでした

黙々と資料と作ったり、起案したり・・・というのは、あまり好きじゃなかったですね。

 

そんなちょっと外向きな性格の私ですが、7年勤めた役所を退職し、現在はこのブログを運営しながらフリーランスをしています。

 

今の生活に不満はないですし、素直に役所を辞めてよかったと思っています

では、ここから、役所を辞めたところから、今に至るまでの私の人生を少し振り返ってみたいと思います。

私が公務員を辞めた理由

079_02

私が市役所を辞めたのは、仕事への不満というよりも、やりたいことがあったからです。

 

具体的には、青年海外協力隊に参加することであり、協力隊が終わった後は、何か社会のためになる事業をしようと思っていました

そういうやりたいことが明確にあると、公務員の仕事というのは、相対的に魅力を感じなくなってきましたね。

青年海外協力隊に参加したい

079_03

青年海外協力隊に行きたいというのは、最終目的の起業のステップでした。

 

公務員時代に生活保護のケースワーカーをやっていたことから、貧困について興味を持つようになったのですが、当時中小企業診断士の勉強もしていたので、企業経営についても興味を持ち始めていました。

 

いろいろ勉強していくうちに、利益を追求する民間事業でありながら、同時に社会の役にも立つ、社会起業(ソーシャルビジネス)というものに、強烈に引かれたのです。

 

今でこそ、いろんな社会起業の本がありますが、当時はまだ今ほど(今もそんなにメジャーではないけど)知られていませんでした。

それで、自分もやりたい!と思ったのです。

 

そこで、大学時代の先輩が卒業後、青年海外協力隊に行ったのを思い出し、「よし、途上国で貧困とかいろいろ現実を見に行こう」と思い立ったのがきっかけでした。

20年後も役所にいる自分を想像して嫌になった

079_04

私が辞めたのは、31歳の時で、役所には7年勤めました。

 

7年もいると、だいたい役所のことが分かってきます。

何年後に主任になって、係長になって、何歳ぐらいには課長になって・・・

 

公務員の場合、2~3年で異動があるので、専門性が身につきにくいですよね。

となると、課長ぐらいになって、異動になったその日から、大して知識も経験もない分野の重要な判断をしていくことになるわけです。

 

畑違いの人が異動してきて、課長になって、知識も全然ないのに課長だから判断を求められて・・・みたいな光景を何度も見てきました

 

それなりに、その課長さんたちは大変そうでしたが、私から言わせれば、「そんなことよくできるなぁ。」と皮肉まじりに思うわけです。

これだから行政は、斬新な政策はできないし、当たり障りのないことしかできないんだよなぁ、と思っていました。

 

自分はそうはなりたくなかったし、何か専門性を身につけて、「これなら任せておけ!」と言えるような人になっていたいと思ったのです。

スポンサーリンク

辞めたあとの私の人生【激変しました】

079_05

31歳で公務員を辞め、私の人生は控えめに言っても、激変しました

 

日本一安定していると言われる公務員 ⇒ 不安定なフリーランス

まさにローカル、地域密着な仕事 ⇒ 英語を使って外国と関わる仕事

途上国での海外生活

079_06

地方の中のさらに地方都市にいて、地域密着な市役所にいた人間が、ある日突然、ジャマイカに行くことになりました

それまで、海外なんて大学の卒業旅行で行った韓国と、労働組合の研修旅行で行った中国しか行ったことがありませんでした。

 

それが急に地球の裏側に行き、黒人に囲まれて、英語を話す生活になるわけですから、とんでもない変化ですよね(笑)

現地では、まちづくり団体組織に配属されて、地域のまちおこしみたいなことをしていました。

 

英語もかなり勉強していきましたが、全然しゃべれないし、聞き取れないしで、もう大変な目にあいましたよ。

最初は仕事ができるような状況じゃなかったですね。

帰国後も海外を飛び回る生活

079_07

青年海外協力隊が終わり、帰国したのですが、当初目指していた起業は、ちょっと勇気が出ず、というかそもそも何がしたいのか、具体的なアイデアがなかったので、民間企業に転職しました。

 

帰国した頃、別の隊員に勧められて、「金持ち父さん 貧乏父さん」という本を読んだのですが、これに触発され、起業するなら、民間企業で、「稼ぐ」ことを学ぼうと思ったのです。

本の中では、営業の仕事が勧められていたのですが、せっかく英語もできる(ジャマイカ滞在中にだいぶ上達しました)し、将来起業しても、外国と関係する事業がしたかったので、「海外営業」の仕事で探しました

 

それで、ズバリ海外営業ではなかったのですが、とある民間企業の貿易職の仕事に採用され、輸出入の業務につくことになったのです。

 

仕事では毎日英語を使い、欧米やアジアに海外出張も年に5回ぐらい行きました。

やはり、英語を使って外国と関わる仕事は楽しいなぁと、日々大変ながらも充実した日々を送っていました。

公務員が民間に行くと、やはり人が違いますし、雰囲気も違うし、もう全然違う!というぐらい役所とは違いましたね。

フリーランス

079_08

その民間企業に勤めているとき、ある日突然、くも膜下出血で、仕事中に倒れました

 

その年主任に昇任し、幹部候補として、部長の仕事も引き継いだりして、かなり私の担当業務が増え、責任も大きくなったので、ストレスも大きかったし、かなり残業もしていました。

 

大学病院にドクターヘリで運ばれ、2度の手術でなんとか、命をつなぎとめることができました。

担当医の先生から言われたのですが、くも膜下出血は3割が即死、3割が後遺症、残りの3割しか、健康体で社会復帰できないそうです。

 

私は幸運にも、後遺症のない残りの3割に入ることができました

入院中、妻とも相談し、仕事を辞め、起業に向けて動き出すことにしました。

 

今は健康体ですが、いつ再発するか分からないし、再発して死ぬかもしれないし、後遺症が出るかもしれません。

ならば、死ぬ前にやりたいことをやろうと心に誓ったのです。

 

現在はフリーランスで療養しつつブログを書いていて、今年は翻訳の仕事もやろうと思っています。(→もう始めています)

 

ある程度、収入の基盤ができて、生活が落ち着いてきたら、社会起業の方も少しずつ動いていければと思っています。

まずは脱サラ、個人事業主からスタートです。

後悔していること【うらやましい】

079_09

基本的に、後悔していることはないのですが、せっかくブログを書くので、1つぐらいないかと考えてみました。

後悔というより、「公務員のときの、○○がよかったなぁ」という羨ましい、という感情に近いかもしれませんが、2つほど書いてみます。

愉快な仲間たち

079_10

公務員時代の人間関係は、最初の部署では非常に苦労したのですが、そのあとは、人間関係に恵まれました。

本当にいい同僚、上司に囲まれながら仕事をしていました。

 

飲みに行けば、くだらないことで笑ったり、グチをいったり、よくあるサラリーマンの風景と同じなのですが、それが今思えば、楽しかったですね。

 

公務員の人は、収入が安定しているせいか、おおらかな人が多いので、あのゆる~い感じの雰囲気が結構嫌いじゃなかったです。

毎月自動的に給料がもらえる

079_11

フリーランスになると、成果報酬制で働いた分しかお金はもらえません。

サラリーマンって、毎日仕事に行ってればそれでお金が毎月もらえるんだから、楽だよなぁと思いますね。

 

公務員なんて、ノルマもないし、毎年昇給するから、クビにならない程度に仕事をしていれば、毎月自動的にお金がもらえます。

 

民間企業も、稼がないとボーナスが下がったり、本当に悪いと給料も下がったりしますし、フリーランスは、そもそも稼がないとお金はもらえません

 

それと比較すると、仕事に行くだけでお金がもらえるってなんて素敵なシステムなんだろうと思います。

実際は、いっぱい仕事もするし、大変なんですけどね(ちゃんと分かってます)。

それでも、私は辞めてよかった

079_12

辞めた後の人生は、大きな変化がいくつもありました。

 

途上国に住んだり、英語で仕事をしたり、民間企業で揉まれたり、・・・でも、思うのは公務員のままだったら、経験できなかったことばかりなんですよね。

 

他の公務員の人たちが経験しないようなことを私は、辞めてから経験しました

私はそれに価値があると思うし、だからこそ、公務員でいることよりも、辞めることを選択したんだと思います。

 

正直、公務員が羨ましいなぁと思うことはありますし、ボーナスの時期になると、公務員の平均ボーナス額がニュースになったりしますよね。

いいなぁと思いますよ、そりゃ。

 

でも、本当の意味での後悔はないです

 

私は今だけ楽しければいい、やりたいことができればそれでいい、というタイプの人間ではありません。

基本的に、多くの公務員の人と同じように、将来のこと、お金のこと、老後のこと、割と心配しながら生きています。

 

でも、何も大して変化もなく、世の中の動きから、取り残されたように公務員で生きているより、心配事がありながらも、じゃあどう対処していこうかとか考えたり、世間に揉まれて生きている方が、よっぽど人間らしいと感じています

 

私は転職して民間企業に、しかも中小企業でしたので、庶民の生活、毎日どんなことを考えているのか、どんなことに注意して生きてるのか、リアルを肌で感じましたし、それは公務員でいたら絶対に理解できないと思います。

 

県民、市民の立場になってと言いながら、「いや、私だっていち市民だし、税金払ってるし」とか言い訳しても、到底一般庶民の現実には向き合えないと思います。

だからと言って、公務員を辞めたほうがいいとも思いませんし、そこは割り切って仕事をするのが公務員だと思います(やや皮肉)。

 

でも結局、人生は一度しかないわけで、死んだら地位もお金も関係なく、みんな一緒です

全員には勧めませんが、ぬるま湯から出て、肌寒さを感じながらも「生きてるなぁ」と、実感しながら生きるのも悪くないと思っています。

スポンサーリンク

Twitterでフォローしよう!