
この記事では、こんな疑問に答えていきます。
私は現時点でまだ半年しか経っていませんが、ヒアリングマラソンは半年コースもあるので、そちらを検討している人にとっても、都合が良いので、このタイミングで一度振り返ってみることにしました。
実際に私がどんな勉強をしたのか、テキストのやり方を一部無視した勉強をしていたので、その辺も正直に書こうと思います。
よって、この記事はヒアリングマラソンの受講者一般のレビューというより、一受講者のとても個人的な感想、だという点を先に了解のうえ、読み進めてみてください。
また、おすすめの受講者層についても、半年経ってみて感じたことがあるので、最後に書いています。
毎月の読者からのお便りを読んでいると、実際の受講者は、みんな割りと、自分のペースで英語を楽しんで勉強したい人たちが多いようです。
私が勝手にイメージしていた、何か締め切りに追われて、1000時間目指して1日3時間必死に英語を勉強するような人たちは、実はそんなにいない気がしています。
ヒアリングマラソンの中身やレベルなどは、こちらの記事でまとめていますので、合わせて読んでみて下さい(↓)
fa-angle-double-right【体験談】ヒアリングマラソンを1年使ってみた効果 | レベルや口コミ、勉強法も解説
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以下で、おすすめスクールの比較や選び方、使うメリットやデメリットなどを徹底解説しています。
fa-angle-double-right元海外営業が選ぶ!英語コーチングスクールのおすすめ5選 | 目的別に徹底比較!
この記事の目次
ヒアリングマラソンをサクッとおさらい
- 30年以上、英語のリスニング教材のロングセラー【多くの大企業が研修用に採用】
- 楽天の三木谷社長、ジャーナリストの池上彰氏も、ヒアリングマラソンOB
- 受講期間は1年間(半年コースもあり)
- 集中的に英語のシャワーを浴びることで、1000時間は3年以内に達成(=1日1時間以上)することが目標。( ⇒ テキストは毎月送られてくるので、学習のペースメーカーになる+内容が面白いため飽きずに取り組める)
- 聞き流し教材ではない! ⇒ ディクテーションを使った精聴、シャドーイング、リピーティングなど様々な学習メソッドを取り入れている
- 内容は小説やニュース、ビジネス会話、日常会話、TOEICのような試験形式など、多岐にわたる( ⇒ 楽しく飽きずに続けられる+様々な分野のリアルな英語を学べる))
- 音源としては、生の英語が6割、収録英語が4割( ⇒ 生の英語でなければ学べないことがある一方で、収録英語の方が勉強しやすい場面もあるため、とてもバランスが良い)
- アメリカ英語だけでなく、イギリス英語などあらゆるアクセントを多く収録
- どうしても続けられない場合、中途解約しても、使わなかった分はきちんと返金される
生の英語と収録英語については、それぞれに良し悪しがあるので、詳しくはこちらの記事を合わせて読んでみて下さい(↓)
fa-angle-double-right【生の英語 vs 収録英語】両方のメリットとデメリットを比較してみた
特に、強調しておきたいのは、決して聞き流せばOKという教材ではない、ということです。
ヒアリングマラソンは、かなり精巧にカリキュラムが組まれていて、ただ音源が毎月送られてきて、それを聞くだけ、という受身な講座ではありません。
ディクテーションやシャドーイング、毎月のディクテーション・コンテストやTOEIC形式のリスニングテストなど、受講者が主体的に取り組む課題があります。
とはいえ、全部まじめにやっていたら、1日3時間でも終わらないので、その辺は私もショートカットしながら勉強しました。
fa-angle-double-rightヒアリングマラソン 公式サイトはこちら(無料でテキストの試し読み&音源の試聴ができます)
半年間、毎日どんな勉強をしていたか?【使い方】
私の勉強方法、勉強時間はこんな感じです。
- テキストを使って勉強:約2時間/日
- 何かをしながら聞き流す:約1時間/日
- ヒアリングマラソン以外の英語のリスニング:約20分/日※しない日もあり
- 週に1~2日は忙しくてやっていない
- 勉強時間は、トータルで月平均80時間ぐらい
- 基本的な勉強スタイル=精聴(1字1句聞き取るように脳内ディクテーションをし、分からないところをテキストで確認する)
- シャドーイング:ENGLISH JOURNALのシャドーイングコーナーしかやってない
- スピーキングコーナーは、ほぼやってない(気が向いたらリピーティングするぐらい)
- 毎月の課題はきちんと提出した(ディクテーションコンテスト、マンスリーテスト)
- 復習:聞き流し学習で、一度やった過去の分を聞いていた。(内容やスクリプトがある程度頭に入っているので、聞き流しに向くかなと)
まず、ヒアリングマラソンは1日3時間、年間1000時間を目指すという目標がありますよね。
少し考えてみればすぐ分かることですが、1日3時間を365日やっていたら、年間1095時間になります。
つまり、毎日絶対3時間というわけでもないですし、私もテキストに向かって勉強していたのは1日2時間程度で、週に1~2日は忙しくてやっていません。
テキストには読者からのお便りが書いてあって、それを見ていても、わりとゆるく皆さん学習しているようです。
たとえば、この人も私のように、聞き流しをうまく使っています。
そう考えると、私のように月80時間ペースでも、年間960時間なので、まあおよそ達成できているということになります。
ヒアリングマラソンのテキストにも、1000時間の考え方が具体的に書いてあります。
ここで分かるように、1年で1000時間日3時間が推奨だけど、「500時間×2年」でも十分効果はあると書かれています。
ただ、学習の密度が高いほど、効果は出やすいので、「3年以内に1000時間」というのが限界と言われています。
「中級者の壁」を越えるには、いつかどこかで腹をくくって、この「1年間で1000時間」を経験する必要があります。一度「自動化」されれば、あとは維持するだけです。これがキツイ人は、密度を下げて1000時間を「週10時間で2年間」で、それでもキツイという人はさらに密度を下げて「週7時間で3年間」で練習します。
英語の「自動化」には、どうもこの辺、つまり「3年以内に1000時間」が限界のようです。
補足として、この「自動化」というのは言語学の専門用語で、平たく言うと、母国語のように自動的にサッと理解できるということです。
また、当然ながら、テキスト以外にも、私のようにネットで好きなものをリスニングしたりする時間もヒアリング時間としてカウントしてOKです。
耳に入ってくる英語の音を、意味を理解しようとして聞いた場合は、全てヒアリング時間としてカウントできます
ヒアリングマラソン-コースガイド
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これはちょっと不満
私がヒアリングマラソンを始める際、ネットで調べた感じでは、評判についてネガティブなことはほとんど出ていませんでした。
そこで、半年やってきた素直な感想として、ヒアリングマラソンの不満を書いてみようと思います。
ただ、いずれも、「って思ったけど、よく考えてみると、そんなに悪くもないか」という結論に至っています(笑)
やっぱり値段は気になる
1年分で、53,784円(税込)で、月額で考えると、約4,500円になります。
オンライン英会話と比べれば、そんなに高いとは思くはないのですが、基本一括払い(クレジットカードを使った分割払いはできる)なので、相当の勇気が要ります。
実際は、中途解約で、返金を受けることは可能なのですが、今の時代、サブスクリプションモデルで月額課金に慣れてしまっているので、一括5万というのは、心理的にかなり抵抗がありました。
たとえば、近年のもっとも成功している英語学習ツールの一つとして、スタディサプリENGLISHがありますが、あれは月額980円なので、手軽さでは完敗です。
ちなみに、こんなアプリです(↓)。初級者から上級者までカバーしている、ちょっと信じられないぐらいのコスパです。。
fa-angle-double-right【英会話が苦手な人へ】スタディサプリENGLISH(英語)の効果と評判・口コミ
これはもう1年後必ず成果を出すんだ!という気持ちでがんばって、実際にリスニング力が上がったという事実で、元が取れたと感じるしかないと思います。
私の場合、半年の今の時点で、わりと実感できるぐらいに変化は感じているので、元は十分取れていると思います。
でも、やっぱり高い!と思うあなた!
非常に気持ちは分かります。
私も「他にいい方法はなかったんだろうか?」とか今でも思いますが、それはひとえに私のケチな性分、感情論から来ているものなので、割り切るしかないです。
大丈夫。
理屈でちゃんと考えれば、長い目で見て、必ず元は取れてますので。
私の場合も、ヒアリングマラソンをやっていなかったら、半年でここまでリスニングの伸びを感じることも、こんなに英語を再びしっかり勉強する習慣もなかったと思います。
そう、ちゃんと考えれば、元は取れてるんですよね。
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量が多くて、復習できない
やっぱり量は多いなぁとは感じます。
通常のヒアリングマラソンのマンスリーテキストのほかに、ENGLISH JOURNALも付いてくるので、毎月2冊は結構大変です。
毎月、予定から少し遅れながらやっています。
音源の時間としては、マンスリーテキストとENGLISH JOURNALが、約1時間ずつなので、聞き流すだけなら2時間で消化できます。
でも、英語学習は復習がとても大切です。
聞き取れた音源でも、何度も聞くことで、身につけることがリスニング力の向上につながります。
その意味では、私は復習は時間がなくてほとんどできていません。
復習としては、過去の月のCDを何かをしながら聞き流すぐらいしかしてません。
ほんとは、テキストでスクリプトも再度確認したり、フレーズを復習したりしたいのですが、余裕がないのです。
いっそのこと、ENGLISH JOURNALを辞めて、マンスリーテキストだけでも十分だと思ったりしますが、そうなると追い込まれている感が足りなくて、日々の勉強がダレる気がしますね。
やはり、量が多いことで、やらなきゃ!という気持ちになります。
また、最近気づいたのですが、そもそも、受講期間が終わってからでも、テキストもCDも手元に残るわけです。
なので、復習はあとで自分のペースでやってもいいのかなと。
その方が、1年が終わった後も、リスニングを続けるきっかけにもなるし、いいなと逆に思えてきました。
極端に言えば、途中で環境が変わって、継続できなくなっても、テキストもCDもちゃんと手元には残るので、無駄にはならないんだなと気づきました。
コンテンツ自体は、聞いていて飽きない面白いものばかりなので、また時間ができたときに再開してもいいんだなと。
過去に、ヒアリングマラソンの挫折者についてまとめた記事を書いたのですが、そう考えると、「挫折なんて存在しないんだ」と思えてきますね。
ちなみにこちらです(↓)
fa-angle-double-right【挫折者レビュー】ヒアリングマラソンが続かない理由【購入前必見】
この辺は、オンライン学習でたまにあるような、期間が過ぎると教材にアクセスできなくなるというのが無いので、途中で辞めてもまた、いつでも再開できるのです。
実際、そういう人も結構いるみたいですね。
たとえば、読者のお便りにも、こんなものがありました(↓)
※ディクコン=ディクテーション・コンテスト
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ヒアリングマラソンのここが好き
やっぱり、聞いていて楽しいというのが一番ですね。
コンテンツが映画やインタビュー、実際のビジネス現場の生の英語だったり、ニュースだったり、バラエティに富んでいるので、勉強というより、ラジオでも聞いているかのような雰囲気があります。
前半に書いたように、中級者の壁を越えるためには、1000時間、英語音に触れるというのが必要なのは変わりません。
ただ、楽しくないと絶対続きません。
私の場合、TOEICは875点で、すでにリスニングもそこそこ聞き取れるので、苦痛が伴うような勉強は、よほど必要に迫られない限りもうしたくないです。
ヒアリングマラソンの主任コーチで、英語学習についての著書も多い人気講師、松岡昇氏もこう言っています。
子どもがゲームに没頭し、毎日2時間も3時間もやる。親に叱られても、隠れてやり続ける。楽しいことはそんなふうに「やめろ」と言われても続けるものですね。・・・英語の練習もこんなふうになればしめたものです。「歯を食いしばって1000時間」ではなく、「夢中になって気がつけば1000時間」というのが理想的です。
英語はやっぱり母国語ではないので、どう考えたって不自由で苦痛があるのは普通です。
私だって、英語の勉強は面倒くさいし、しないで済むならしなくていい、と思っています。
面倒だし、やりたくはないけど、ヒアリングマラソンの英語なら、「結構聞いてて楽しいし、やってみてもいいかな」と思えたので、半年続けることができました。
そして、実際にリスニング力に変化も出てきて、リスニングが聞き取れるようになってくると、うれしくて、それがまたモチベーションにつながっています。
第二言語習得研究の世界でも、モチベーションが高い人ほど、外国語習得は成功しやすいそうです。
動機づけが高いとされた学習者が、外国語学習に成功する可能性が高いことがわかっています。
英語はもっと科学的に学習しよう(白井恭弘 著)
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実際に感じた変化
半年間、ヒアリングマラソンをやってきて、いくつかリスニング力の変化を実感しているので、紹介します。
リスニング力
以前よりも、聞き取れるようになってきています。
これは実感として間違いないです。
ヒアリングマラソンを始める前にたまに聞いていた、CNN10やellloの音源が、ウォークマンに入っているのですが、「この部分、前はこんなにクリアに聞き取れなかったよなぁ。」と感じる部分が1つや2つではなく、結構ありました。
また、先日奥さんとテレビで、字幕付きのハリウッド映画を見たのですが、結構聞き取れている自分にニヤニヤしてしまい、
「いやぁ、前よりだいぶ聞き取れてるわ。」と思わず言ってしまいました。
それ以外
もう一度、英語をちゃんと勉強しよう、というモチベーションができたのは大きかったですね。
青年海外協力隊から帰国してTOEICを受けて以来、仕事で毎日英語を使っていましたし、何か英語の勉強をする必要性もなかったので、趣味程度にしか勉強していませんでした。
ヒアリングマラソンで、生の英語をたくさん聞いて、精聴(ディクテーション)していると、自分が全然聞き取れないことに、改めて気づかされます。
やっぱり生の英語は楽しいので、
「英語をもっとスラスラ聞き取れたら楽しいだろうなぁ」とか、
「こんなふうに会話できるようになったら楽しいだろうなぁ~。」とか、
自然と、英語ができるようになった将来の自分の、楽しいイメージが湧いてきます。
だから「もっとちゃんと聞き取れるようになりたい!」と思いましたし、リスニング力を上げて、もっと外国の人といろんな話をしたいなぁと思うようになったのです。
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【体験談】改めて、どんな人におすすめか
半年実際にやってみて、また、読者のお便りを通じていろんな受講者がいることを知って、改めて、どんな人におすすめなのか考えてみました。
- 英語の勉強から少し遠ざかっていたけど、またしっかり勉強してみたいという人
- 英語学習のペースメーカーがほしい人
- 中上級者でリスニングが伸び悩んでいて、何とかしたい人
読者のお便りを毎月読んでいて、
「ヒアリングマラソンをきっかけに英語を再び勉強し始めました!」
みたいな声が結構多くて、びっくりしました。
受講する前は、英検1級やTOEIC900点ぐらいを目指す人が、勉強に行き詰って、最後の望みをヒアリングマラソンに託して受講する、みたいなパターンが多いのかと思っていました。
ただ、ふたを開けてみると、そこまで必死感がある受講者は、実はそんなにいない気がしています。
むしろ、それぞれ、(1日3時間とか1000時間とかに縛られずに)自分のペースで英語を楽しみながら勉強したい、何かペースメーカーが欲しい、という人が多い印象です。
そう考えると、1日3時間というのもあまり、重く考えなくていいんだと思います。
あなたにとって、楽しく英語が勉強できて、1年で1000時間達成できなくても、1年続けて勉強できただけで大きな成果だと見ることができるからです。
ヒアリングマラソンは、その意味では最高の通信講座だと思います。
- 聞いていて飽きないし、楽しい
- 英語を通して外国のこと、最新のニュース・トレンドを知ることができる
- 毎月送られてくるし、毎月提出する課題もあるので、ペースメーカーになる
- テキストのクオリティは35年以上の実績と人気の折り紙つき
最後に以下、参考までに読者のお便りを紹介します。
え、普段テキストあんまり見てないの?って感じですよね。。
年齢は関係ないですね。もう一回英語を勉強してみようと思って、ヒアリングマラソンをペースメーカーにしているんだと思います。
1ヶ月後に出産ってことは、申し込むときには1ヵ月後に出産だって分かってるはず(笑)
この人もペースメーカーにしようと思ったんだと思います。どう考えてもその状況で1日3時間とか無理だし。。
ちなみにヒアリングマラソンは2年目、3年目のリピーターが結構います。
毎日1時間でも、楽しく続けていることが大事だと思います。
こういう人の場合、ヒアリングマラソンで英語を勉強するのが習慣になっているので、やっていなかったら、1時間も勉強していないでしょうからね。
そう考えると、毎日1時間のこの人にも、この人なりに、ちゃんと効果はあるということです。
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