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青年海外協力隊に興味があるんだけど、英語が全然苦手で。。こんな私でも応募できるのかな?

将来英語を使ったキャリアに進みたいんだけど、青年海外協力隊の2年間で英語ってどれぐらい上達するものなんだろう?

 

今回は隊員OBとして、こんな疑問に答えていきます。

 

まず、青年海外協力隊の応募については英語力は、中学レベルでOKです。

 

また青年海外協力隊の任期は2年間なのですが、私の印象ではあまり上達しない人が多いイメージですね。

ただケースバイケースなので、その点を掘り下げて書いていこうと思います。

青年海外協力隊について、サクッと解説

青年海外協力隊について、あまりよく知らないという人のために、サクッとまず説明したいと思います。

1分でわかる青年海外協力隊
  • JICA(ジャイカ:国際協力機構)の事業で、20歳~39歳の若者を海外に派遣する(任期は2年間)
  • ODA(オーディーエー:政府開発援助)の一環として実施する事業なので、派遣される国は途上国
  • 90カ国以上に派遣実績がある
  • 現地では貧困地域での活動、環境活動など派遣地域が抱える問題に合わせたボランティア活動をする
  • 派遣される場所は、教育現場(学校)や行政機関、現地のNPO/NGOなど
  • 現地での生活費は手当としてJICAから支給される
  • ざっくりしたイメージ=「途上国の田舎で現地の人と一緒に暮らし、現地の人と一緒に汗をかく」

私の場合は、公用語が英語のジャマイカという中南米の国に派遣されていて、ジャマイカの田舎町に住み、現地のまちづくりNPOのメンバーとして活動していました。

 

具体的には貧困地域の若者を集めた蜂蜜を作る養蜂事業のサポートや、地域のゴミポイ捨て削減などの環境活動などをしていました。

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【応募時点】必要な英語力のレベル

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そもそも、大前提として、派遣される途上国によって言語はさまざまです。

 

英語の国はむしろ少数で、アフリカはかつて植民地だったフランス語が多いですし、南米はスペインの植民地だった国が多いので、スペイン語が多いです。

その前提で、まず応募時点で必要な英語力について書いていきます。

最低ライン

最低ラインは英検3級またはTOEIC330点で、公式サイトにも明記されています。

青年海外協力隊/日系社会青年ボランティアの応募に際し、必要となる語学力は、英語の場合、中学卒業程度(英検3級もしくはTOEIC®スコア330点)に設定しております。

 

応募する際には、どの国のどんな活動をしたいかというのを、要請一覧(各途上国が出しているボランティア求人一覧みたいなもの)から選ぶことになっています。

第3希望まで選ぶのですが、希望する要請によって必要なレベルは違っているのが実態です。

 

基本的には以下のような区分けになっています。

  • 英語圏 ⇒ TOEIC640点以上
  • 英語圏以外 ⇒ TOEIC330点以上

 

英語圏じゃないのに、なんで英語が必要なんだよ!と思うかもしれませんが、言葉が通じないとき、カタコトでも英語が話せると何とかなることもあるので、最低限の英語だけは条件になっているのです。

英語圏を志望する場合

英語圏を目指す場合、先ほど書いたようにTOEIC640点が最低ラインの場合が多いです。

640点未満でも応募できる要請もありますが、少しまれなケースですね。

 

私はジャマイカの要請を希望したのですが、そのときも条件はTOEIC640点以上でした。

 

実際は、私のように希望した国に行ける人ばかりではなく、多くの人は第3希望まで書いたのに、全然違う国に派遣される人も多いです。

 

その場合、TOEICが300~400点台で英語圏以外を希望していたのに、勝手に英語圏に行かせられるというパターンもあります。

私のジャマイカの同期隊員がそのパターンで、行ってからすごく英語で苦労していました。

 

私が聞いた話では、過去に留学していたり英語力が突出して高い場合、英語圏を希望しても、別の国に行かせられることが多いようです(英語はもう十分なので、他の言語スキルを身につけさせようという狙い)。

【派遣中】英語圏の場合、TOEIC700でも苦労する

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ここからは、英語圏の場合の話をします(英語圏以外の国の場合、そもそも英語は全然使う機会はないはずなので)。

 

私がいたジャマイカの例を書くと、公用語が英語で、現地語も英語に近いパトワ語だったので、生活のほぼすべてが英語でした。

 

英語圏の場合、応募時に必要な最低ラインTOEIC640点だけでは、生活にも活動にも非常に困ります

特に、TOEICというペーパーテストだけの勉強をしてきた人は、実際に英語を話す機会がないので、かんたんな日常会話すら難しいと思います。

 

実際私がそのパターンで、派遣時でTOEIC705点でしたが、英語を話したのはたぶん、中学校の時のALTと話した以来だったので、現地ではかなり苦労しました。

 

青年海外協力隊は語学留学ではないので、語学を学びに行っているのではないのです。

慣れない、文化も先進国日本とはまるで違う途上国の中で、生活していくので、言葉以外にも適応しなければいけないことが山ほどあります。

 

TOEICはとりあえず640点あればOKですが、英会話に通っておくなど、日常会話がそこそこ不自由ないような英語力を身につけておくべきです。

 

ちなみに国によっては、公用語のほかに現地語というのがあって、地元民は公用語ではない言語を使う場合も多いです(たとえば、ケニアは公用語は英語ですが、現地語はスワヒリ語です)。

 

でも私の知る限り、現地語がある国でも、職場ではフォーマルな言語である英語を使う場合が多いので、日常英会話がそこそこできるなど、派遣前に英語を使える状態にしておくことは、とても重要だと思います。

正直、上達しない人の方が多い【なぜ?】

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冒頭で書きましたが、私の経験上、青年海外協力隊で英語圏に2年いても、英語力はそんなに伸びないように思います。

 

語学留学と違って、現地で英語を学ぶ仕組みがあまりないので、各個人がどれだけ英語を習得しようと努力したかによるからです。

 

実際、青年海外協力隊で派遣されると、英語を学ぶことより大事なこと、大変なことも沢山ありますし、時間もぼーっとしているとあっという間に無くなってしまいます。

 

英語が上達しない理由をまとめてみると、

任期2年で英語が伸びない理由
  • 「英語圏に住んでいれば、毎日英語に触れていればそのうち英語は上達する」は幻想
  • 電気がない、水道がないなど、集中して勉強できる環境ではない
  • 途上国での海外生活にテンションが上がって、勉強する気分じゃない
  • ボランティア活動という ”仕事” があるが、基本的に自由なので、怠けやすい

まず、住んでいれば英語が上達するというのは、小学生ぐらいまでだと思います。

 

ジャマイカでは20人ぐらい隊員がいましたが、実際に見ていてそう思いますし、自分も現地であんなに必死に勉強していなかったら、英語は伸びてなかったと断言できます

 

また環境的な問題も見過ごせません。

ジャマイカの場合そこそこインフラが整っていたので、電気水道ガス・インターネットは止まりやすいですが、わりと使えました。

 

しかし、訓練所で一緒だった同期隊員の話では、電気も水道もないみたいな話はよく聞くので、とても勉強できる環境じゃないなと思いますね。

 

あとは、個人のモチベーションの問題です。

途上国という見知らぬ海外で、自由に生活費の心配もしないで過ごせるので、怠ける理由はいくらでも見つかりますからね(笑)

英語は学ぼうとしない限り伸びません

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子どもでない限り、海外に住んでいるだけで英語ができるようになるほど、語学は甘くはありません。

 

瞬間英作文という英語を長く勉強しているなら誰でも知っている大ベストセラーの著者森沢 洋介さんも、著書の中でこう書いています。

英語が話される国に行って暮らせば自然と流暢になる」というのは幻想に過ぎないことがよくわかりました。・・・実際、私が海外で出会った英語の上手い日本人のほとんどは、既に日本でかなりのレベルに達していた人たちでした。

英語上達完全マップ(森沢洋介 著)

 

かいつまんで言うと、著者がイギリスに短期留学した際、すでに語学学校に1年以上いた日本人の英語レベルがあまりに低くて愕然としたという話です。

 

英語力、特にスピーキングは話せば話すほど伸びますが、何も復習、上達する努力もしないで、ただ知っている単語だけで話し続けても伸びません。

私がおすすめしているオンライン英会話の勉強もまったく同じで、ただ話していても伸びないのです。

 

最初は英語を話すことに慣れてきて、「お、なんか話せるようになってきたぞ!」と思うのですが、そこから伸びません。

 

反対に2年という任期で英語力を伸ばせる人というのは、それなりに毎日努力していた人だと思います。

 

私も現地ですごく苦労して、英語が話せない聞き取れないことが悔しくて、そのストレスをバネに毎日必死で勉強した結果、家庭の事情で任期は1年だけでしたが、帰国後に受けたTOEICは875点と大幅に伸びていました。

【経験談】派遣前にこんな勉強したかった

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先ほど書いたように、2年の任期で英語力が伸びるかどうかは、その間にどれだけ英語を学ぼうとしたか、どれだけ勉強したか、によります。

それが上達する人としない人の歴然とした差です。

 

先ほど途上国ではそもそもインフラが乏しくて勉強できる環境じゃないという話を書きましたが、その気になれば現地の人と仲良くなって英語を教えてもらうこともできるはずです。

またメモを持ち歩いて、知らない単語が会話で出てきたら、その場で「今の何?何て意味?」と聞いてメモするということもできますよね。

 

それから、派遣前にできるだけ日常会話ぐらいはできるように、オンライン英会話をやるなど、実践的な使える英語を学んでおくのもおすすめです。

 

私の場合はTOEIC一辺倒でそれが全然できていなかったので、現地でめちゃくちゃ苦労しました。

知ってる英語と使える話せる英語には、雲泥の差があります。

 

瞬間英作文の森沢氏は、著書の中でこうも書いています。

成人が海外で英語力をつけるのは、・・・私自身の会話能力の向上を客観的に振り返ってみても、大人の場合はもともと備えていた基礎力が実際に英語を使う状況の中で活性化するというのが適切でしょう。

英語上達完全マップ(森沢洋介 著)

 

基礎力をつけるためには、TOEICだけでは足りません。

TOEICで学んだ知識を使えるように、日常会話レベルにまで落とし込んで使えるレベルにしておく必要があると思います。

 

これを派遣前にしておくと、現地ではもっと違った形で英語力が上達するはずです(私の場合は、使えるレベルにすることも現地でやらねばならなかったので、遠回りした感があります)

 

オンライン英会話は、日本にいながら家でもできますし、私の時代にはありませんでしたが、今は英会話アプリも驚くほど進歩しています。

 

私も派遣前にこうしたツールを使って、使える英語を身につけておけば、現地での生活や、英語の上達具合も違ったのかなと思っています。

 

英会話アプリについては、最新の音声認識技術を使ってあなたのスピーキングを判定してくれるスタディサプリENGLISHが圧倒的におすすめです。

私も使っていますが、日常会話はこれを使ってスピーキングの勉強をすれば、かなり使えるようになるはずです。

 

知っている英語を使える英語に磨き上げるには、スタディサプリENGLISHオンライン英会話の2択でほぼ間違ないですね。

 

いや、そもそもまずはTOEICを頑張らなきゃという人は、スタディサプリTOEICが良いですよ。

参考書をいくつも買い揃えるぐらいなら、このアプリと公式問題集があれば十分です。

人気講師の関正生先生の動画講義も見放題なので、試験対策が効率的に進められます。

 

スタディサプリTOEICに登録すると、先ほど紹介したスタディサプリENGLISHも無料で使えるようになるので、青年海外協力隊を目指す人には鬼に金棒、ぜひ使った方がいいですよ。

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