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私は2018年8月号から、アルクのヒアリングマラソンを購入し、勉強中です。

ヒアリングマラソンでは、現在「スピーキング魂」というコーナーで、リピーティングとリプロダクションをやるコーナーがあります。

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このコーナーでは、ビジネス現場を舞台にした比較的生に近い臨場感のある音声を使って、リスニングとスピーキングを同時に上げようというコーナーです。

リピーティングとリプロダクションを取り入れているコーナーなのですが、これらについて、今回は掘り下げて考えてみたいと思います。

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リピーティング?リプロダクション?リテンション?【違いをまず整理】

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これはヒアリングマラソンのマンスリーテキストの抜粋写真です。

リピーティングとは、英文を見ながら一定の長さまで音声を聞いたところで、音声を止めて、声に出して、聞こえたとおりにスピーキングする、というもの。

本質的には、音読と同じです。

発音やイントネーションも、聞こえたとおりにマネるのがコツであり、大事なポイントです。

センテンスは多少、聞こえた内容と変わっても、文法的に問題なければOKです。

似たような訓練方法に、リプロダクションというものがあります。

これは、リピーティングが「英文を見ながら」行うのに対し、リプロダクションは「英文を見ないで」行うものです。

学校で先生が何か英語を言って、生徒がその後に同じことをくり返す「Repeat after me」と同じです。

厳密には、こういう定義になるのですが、リプロダクションとリピーティングと言う場合もあります。

また、リテンションという通訳の業界で使われている訓練方法がありますが、これもリプロダクションと同じです。

紛らわしいですよね。

いったん、整理します。

リピーティングの定義とやり方
  • 英文を見ずに、一定の長さまで音声を聞いたところで音声を止めて、そこまでに聞いた英語を発音やイントネーションも含めて再現する練習方法。
  • ただし、文章は意味が変わらない程度に変わってもOK。
  • リプロダクション、リテンションも広義には同じものを指す。
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リピーティングをやると何が良いのか?【効果】

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リピーティング訓練は、3つのスキルに効くとされています。

  • 1字1句集中して聞き取る力(精聴)
  • 短期記憶力(Retention)
  • スピーキング

1字1句集中して聞き取る力(精聴)

リピーティングで、聞いた内容を再現をするためには、1字1句注意して聞かなければなりません

これが精聴の訓練になります。

リスニング力を高めるためには、精聴と多聴をバランスよくやる必要があります。

予備校講師で、英語の著書も多い安河内 哲也先生も、以前雑誌のインタビューでこう話しています。

リスニング力を効果的につけるのにいちばん大事なのは、精聴で基本的な音の聞き取りをじっくり固めて、多聴でそれを実践すること。

また、集中して1字1句聞こうとすることで、自分が聞き取れないところが明確になります。

これによって、自分のリスニングの弱点を見つけることができるのです。

短期記憶力(Retention)

シャドーイングと違って、リピーティングは聞いた英語をいったん記憶に留めておいて、声に出すため、聞こえた内容を短期的に記憶する力(Retention)が試されます。

TOEICなどリスニングの問題を解いていて、聞き終わった後、「あれ、あの部分何て言ってたんだっけ?さっきまで覚えてたのに!」という経験、ありますよね?

あれです。

やってみると分かりますが、頭の中に英語で聞いた内容を留めておくのは、結構難しいです。

ほんの少し前に聞いたことなのに、覚えていられないのです。

リテンションは、通訳をやる時や、リスニングのペーパーテストなどで必要になってきます。

通訳を将来的にやりたいという人は、リテンションの能力が必要ですので、鍛えておくといいです。

スピーキング

また、いったん記憶に留めておいて英語をスピーキングするときは、人間1字1句パーフェクトに覚えることは難しいため、覚えている内容を自分の文法・構文知識で補いながら話すことになります。

この、自分の言いたいことを文法・構文知識を総動員して、センテンスをまとめ上げる作業は、実際のスピーキングと同じです。

そのため、リピーティングはスピーキングの訓練になるのです。

あえて、リピーティング不要論

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私はこのヒアリングマラソンをやるまで、リピーティングをやったことがありませんでした。

リテンションは鍛えておくと、通常のリスニングにおいても、相手の長い話を理解するのに有効ですし、そこは否定するつもりはありません。

ただ、私はリピーティングをやらずにここまで来ました

これは事実ですし、今回の記事を書くにあたって冷静にいろいろ考えてみたのですが、やはりリピーティングは自分にとっては不要だったと思えるのです。

理由①どうせなら、ディクテーションの方が良い

短期記憶(リテンション)を鍛えるのが、リピーティングの効果だと書きましたが、同じくリテンションに効くトレーニングがディクテーションです。

ディクテーションもやることは、リピーティングに似ています。

違うのは、聞こえた内容をしゃべるのではなく、「書く」ということ。

協力隊でジャマイカにいた頃、リスニング力に悩んでいた私が取り組んだのが、このディクテーションです。

効果は抜群でした。

単純に、リスニング力の向上を目指すのであれば、文字に起こすディクテーションの方が間違いないと思います。

書き取ることで冠詞や前置詞など、細かい部分の答え合わせも、正確に明解にできます

理由②スピーキングは、英会話できちんとやる方が良い

リピーティングで、注意点としてよく挙げられるのが、リピーティングするときの発音や、ビート(リズム感、抑揚)が、元の音源とは異なる自己流になりがちだということです。

私がシャドーイングを教わった参考書にも、このように書いています。

リテンションで注意すべき点・・・スピーカーの音とリズムに乗りながらやるシャドーイングと異なり、リテンションの場合、すっかり日本語的な音とリズムになってしまう傾向があります。ーK/Hシステム

究極の英語学習法 K/Hシステム 入門編(国井信一、橋本敬子著)

精聴という訓練だけなら、これでもいいですが、自己流の不正確な発声は、間違った音とビート感覚を身につけてしまう、害すらあります

これが、文字を起こすディクテーションの方が良いと、私がおすすめする理由です。

スピーキングを伸ばしたいのであれば、きちんと実践で伸ばした方が良い、というのが私の意見です。

音読という、既成のものをオウム返しするよりも、自分で文章を作って発する経験を積んだ方が、何より楽しいですし、英語でコミュニケーションを取る感覚が身につきやすいです。

今はオンライン英会話や、今ならスタディサプリなど、手ごろな値段で英会話を実践できるツールが充実していますので、餅は餅屋でスピーキングは練習した方がいいです。

理由③面倒くさい、恥ずかしい

ポーズ入りの音声を使う場合は、OKですが、そうでない場合の方が多いと思います。

たとえば、TOEICを目指している人ならば、公式問題集のリスニングセクションの音源でリピーティングをやるのが一番効率的です。

しかしながら、公式問題集のCDにポーズは入っていません。

よって、自分でセンテンスごとにCDを停止したり、再生したりという作業を自分でやらなければいけません

これは、相当面倒くさいです。

しまいには、面倒でやらなくなるのが目に見えています。

もう一つは、音読という勉強を私が一度もしてこなかった最大の理由、「部屋の中で一人でしゃべる」という行為自体に違和感があり、恥ずかしいのです。

シャドーイングは音が鳴っている中で、自分があとに続けて話すので、独りでしゃべっている感覚が薄いので、結構大丈夫です。

ただ、リピーティングは音が止まっている、無音の状態で、自分の声だけが部屋に響き渡るという状況になります。

こんなことを気にしていたら、ダメですよ!と英語の先生に言われそうですが、実際恥ずかしい、照れくさいのです。

まとめ:リピーティングは効果はあるが、好みが分かれる

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リピーティングは通訳者向けのトレーニングとして、多くの実績があります。

また、その他の英語学習者にとっても、効果的なトレーニングだということで、今や市民権を得ています。

ただし、私は一度もやらずにこのレベルまで来ました

これは紛れもない事実です。

しかも、私はシャドーイングはかなり一生懸命やりましたが、それ以外の音読というメソッドは全くやってきませんでした。

音読の重要性は私が言わなくとも、いろんなところで言われています。

私が音読を嫌いな一番の理由が、「つまらない、楽しくない」ということです。

相手がいない中で、独りでしゃべっても全然つまらないわけです。

英語力を高めるためだと割り切ってやれる人はいいでしょうが、私と同じような気持ちの人もいるでしょう。

そういう人は無理に、リピーティングも音読もやる必要はないと思います。

この記事で私が書いたように、リピーティングでなくても、精聴やリテンション、スピーキングを高める別のトレーニングがあります

リピーティングに興味がある人、やってみたが違和感がある人にとって、この記事が何か参考になればうれしいです。

では、今回はこの辺で!

See you later!

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