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TOEICのスコアを伸ばしたいんだけど、最近伸び悩んでいて、、この先どんな勉強をしたらいいんだろう?瞬間英作文って効果あるのかな?

 

今回はこんな疑問に答えていきます。

瞬間英作文は、英語学習者なら、誰でも知っているレベルで有名な本(今や、意味が広がり、瞬間英作文という「学習法」を指すこともあります)ですよね。

そして同時に、英語を勉強している人の多くが目指すのがTOEIC。

 

TOEICのスコアで伸び悩んでいて、勉強法に悩む人の中には、瞬間英作文でTOEICの勉強になるかな?と疑問に思う人もいると思います。

今回はそんな人に向けて、「瞬間英作文はTOEIC対策としては効果はない」という話を具体的な理由とともに書いていこうと思います。

 

私はTOEIC400点台からスタートして、今では880点でビジネスで英語を使えるまでになりましたが、最初は全然上達する気配がなく、どう勉強したらいいか悩んでいました。

しかし当時も、そして今、仮に当時にタイムスリップできるとしても、TOEICの勉強のために瞬間英作文は使わないと断言できますね。

瞬間英作文はTOEIC対策になるか論争

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瞬間英作文がTOEIC対策になるかどうかについては、ネットでも意見が真っ二つに割れています。

 

そもそも、瞬間英作文がどんな本なのか、どういった目的で書かれた本なのかを整理してみます。

瞬間英作文とは、「これは良い本です」→「This is a good book.」のような、かんたんな中学英語レベルの和文英訳の英作文を口頭でくり返すトレーニングです。

 

これにより、以下のような効果が期待できます。

瞬間英作文の効果
  • 中学レベルの文法・構文知識を実際に使えるようにする
  • 英作文をくり返すことで、頭の中での「日本語→英語」の変換スピードを上げる
  • 自分の言いたいことを英語でサッと言えるようになる

つまり、英語を使えるようになるというアウトプットに主眼を置いた学習になっているのです。

 

私も瞬間英作文を使っていたことがあります。

しかしそれは、TOEICですでに705点を取った後、まさに英語を話せるようになりたくて使っていましたね。

効果ありの理由がどうも納得できない

効果があるという人の意見として、

  • 英語を英語で理解できるようになる(英語脳になる)
  • サッと英作文できる=聞き取れる

といったものがあります。

これらはある程度元になる考え方が似ていて、英語を瞬時に作れる=英語で考える下地ができている、つまり、英語脳になっているため、英語の読む(リーディング)、聞く(リスニング)にも、効果があるというものです。

 

直接TOEICに効果があるというより、英語の総合力が高まるので、必然的にTOEICのスコアアップにもつながるという論理のようですね。

 

まずそもそも、瞬間英作文ができるようになったからとって、英語脳になるという理屈が私はいまいち理解できません

またリスニングに効果があるというのも、どうも納得できません。

 

音読がリスニングやリーディングに効果があるというなら、まだ分かります。

むしろ賛成。理解できます。

しかし、瞬間英作文で効果があるというには論理としては少し乱暴な気がしますね。

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【断言】TOEIC対策としては効果がない

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瞬間英作文はそもそも、TOEICのようなリスニングやリーディングを鍛えるための本ではありません。

瞬間英作文は、英語を話すための本です。

ここでは、瞬間英作文がTOEICには効果がないという理由を、リーディングとリスニングというTOEICで問われるスキルに分けて、説明したいと思います。

リーディング

瞬間英作文で学習する内容で、”読む” に関係する要素は1つもありません

瞬間英作文は、左側に日本語が書かれていて、右側に英語が書かれています。

 

やり方としては、「日本語を読んで英語に直して口に出す」または、「音声CDで日本語が流れるので、それをポーズ(空白)の間に英語に直して口に出す」のどちらかです。

つまり、読む作業は “日本語を” 読む作業しかないのです。

 

別の勉強法として、瞬間英作文の「英語を読んで口に出す」ということもできますが、これはもはや瞬間英作文ではなく、黙読または音読になりますよね。

リスニング

瞬間英作文の付属の音声CDでは、「日本語 → ポーズ → 英語」の順に流れ、英語を聞き取る作業はあるので、リスニング対策に使えなくもありません。

 

しかし、この瞬間英作文の音声CDをリスニング対策に使うというのは、ちょっと遠回り感があります。

もっと別の効率的な勉強があるんじゃないの?と思ってしまいますね。

 

リスニングができるようになるにはポイントがあって、

  • まずは読んで理解できること
  • そして、聞いて理解できること

というステップがあります。

 

読んで理解するために、文法や構文、単語の勉強が必要ですよね。

そしてそれを聞き取るためには、個々の単語の発音や get off がゲットオフではなく、ゲロフになるといった音声変化を理解する必要があります。

これを瞬間英作文のCDでやるには、いくらなんでも無理がありますね。

【結論】TOEICに特化した勉強が最速です

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くり返しますが、瞬間英作文は話せるようになるための本であって、これが一番の目的です。

 

また、今まで知識としては理解していたけど、使えなかった文法や構文の知識が、実際に瞬間英作文をして口に出して使うことで、知識が強固になるという効果は間違いなくあります

口に出して言う(または書く)=アウトプットというのは、前提としてインプットの知識がしっかりしていないとできないからです。

 

しかし、じゃあTOEICにも効果があるかというと、疑問に思わざるを得ません。

総合的に英語力が底上げされて、TOEICにも効果があるというのは、たしかにあると思います。

だからと言って、TOEICのスコアを上げたい人は瞬間英作文をやるのは遠回りですし、効率が悪いです。

 

TOEICでスコアを上げたいなら、リスニングなら発音や音声変化を学んだり、リーディングなら文法や構文・単語力を高めるなど、もっと直接的に効果がある方法をやるべきですよ。

たとえば、リスニングなら、「英語耳」「単語耳」といった本をやった方が圧倒的に効果的があります。

 

もし転職や現在の仕事で、TOEIC○○点以上など、具体的なスコアが必要なのであれば、最近ではTOEIC対策を効率的に行えるアプリもあるので、おすすめ。

スタディサプリTOEICという、人気講師関正生先生が監修・講師を務めるオンライン学習アプリです。

 

誤解のないように何度も言いますが、瞬間英作文自体はとても良くできた本ですし、ひと通り英語を学んだのに、全然話せないという人にはとても役に立つはずです。

私もそのように瞬間英作文を使って勉強していました。

 

瞬間英作文は累計50万部を突破した、英語学習本の超ロングセラーで、その効果についてはほぼ異論がある人はいないはず。

ですが、TOEIC対策として使うなど間違った使い方は、しないようにしてくださいね。

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