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英語は発音の勉強が大事だって聞いたことあるけど、TOEICの勉強にも効果あるかな?スピーキングのテストじゃないし、別にやらなくていい気もするけど、どうだろう?

 

こんな疑問に答えていきます。

結論から書くと、語学というのはそもそも音から勉強するのが王道でして、私の場合も発音を勉強したらスコアが伸びました

 

私は現在TOEIC880点で、青年海外協力隊でジャマイカ(公用語:英語)に住んでいましたし、帰国後は貿易・海外営業の仕事をしていました。

こんな私もTOEICの勉強を始めた頃は、400点もいかないぐらいの初心者でしたが、発音をしっかり勉強したことで、ブレイクスルーのきっかけになりました。

 

この記事では、発音とリスニングの関係を解説しつつ、私がしていた勉強法や使っていた参考書も紹介していきます

発音は語学の基礎になるので、これから本格的にTOEICの勉強を始めるという人には、とても参考になるはずです。

発音を勉強するとTOEICのスコアが上がる理由

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まず発音を知らないと正しいリスニングはできません。

私はこれを「英語耳」という本で学びましたが、英語と日本語の場合、共通する音は1割しかないのです。

英語には、ぜんぶで43個の音があります(数え方によって若干変わります)。日本語とほぼ同じと言っていい音は、そのうちの5~6個くらいです。つまり約9割の音は、日本人にはなじみがない音ということになります。日本人にとって、英語の聞き取りが難しいのはこのためです

 

たとえば、「ハート」と聞こえた場合でもheart、hurt、hat、hutの最大4つの候補がありますよね。

もっと有名な例だと、ライスがお米のriceの他に、シラミのliceの2つあるということ。

正しい発音を知らないと、これらの違いを脳は認識できません

 

とはいえ、基本的にこれらは話の流れや文脈で聞き分けられるのですが、文脈に頼らないと聞き取れないものが多すぎると、頭の中の処理スピードが音のスピードに追いつかないんですよね。

文脈で聞き分けようとすると、音で瞬間的に聞き取れる場合に比べて、理解するまでにワンテンポ、ツーテンポぐらい遅れますから。

 

そうなると、TOEICのような、リアルな英語よりもだいぶ遅いスピードのリスニングですら、聞き取れなくなるのです。

一方で、正しい音を理解していると、音を聞いた瞬間に意味が浮かぶので、リスニングの脳内の処理スピードが格段に上がります。

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英語の初心者がリスニングを伸ばそうとしたとき、発音を勉強しないと、いつまで経っても文脈で意味を取ることしかできないので、逆に遠回りになってしまうのです。

参考:【リスニングを諦めている君へ】英語耳の効果的な使い方 | 私の場合

 

理屈の上でも先ほど書いたように、そもそも発音は語学の基礎で、本来は最初に学ぶべき部分です。

赤ちゃんが言語を習得していく過程を考えると、音を聞くことから始まります

 

赤ちゃんは生まれてから、大人たちに囲まれて、毎日耳からネイティブになる言語をシャワーのように浴びます。

耳から言葉をどんどん聴く。

そして耳から学んだ音が、色や形、文字などの視覚情報に結びつく。

 

最終的にそれが、言葉として口から出てくる。

これが、赤ちゃんが言語を習得するステップであり、大人にとってもこれが基本になります。

参考:【独学なら語学の王道をいけ!】社会人のための正しい英語力向上法

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私がしていた勉強法と参考書【単語とシャドーイング】

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私がTOEICの勉強をしていて、発音の勉強を始めたのはかなり最初の頃でした。

当時TOEICリスニング対策の問題集を買ってきて、解いても全然聞き取れず、この先伸びる気配も一切感じなかったからです。

 

そもそも、TOEICのリスニング問題集って、本当に知りたい解説がないんですよ。

極端な例で言うと、「話し手は~と言っているので、答えは~となる。」みたいな解説ばかりで、「その~が聞き取れないんだよ!」というツッコミを入れたくなるんですよね。

 

それで、このまま勉強しても絶対聞き取れるようにならないと思って、発音の勉強を始めたのです。

この辺の話はこちらの記事で詳しく書いているので、あわせて読んでみてください。

初心者のためのTOEICリスニング勉強法【その参考書では伸びません】

 

発音の勉強は、2ステップあります。

発音学習の2ステップ
  1. 個々の単語の発音を学ぶ
  2. センテンス内で、1語1語がどのように発音されるかを学ぶ(音声変化、リズム)

 

単語の発音は、参考書を1冊買って、1冊を集中的に学ぶのがいいと思います。

私が使っていたのは英語耳という、発音ではかなり有名な本です。

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英語耳では、発音記号をもとに正しい発音を学んでいきます。

発音は理解できるだけじゃなくて、何度も実際に口に出して同じ音が出せるように練習することが必要です。

 

発音できなくたって、スピーキングテストじゃないんだから関係ないだろ?と思うかもしれませんが、大アリです。

詳しい脳科学的な説明はできませんが、発音できることと聞き取れることは経験上かなり関係があります

 

発音できないというのは、脳がまだ完全に音を理解していない状態で、自然に自分でも発音できるようになると、リスニングでもパッと音を聞き分けられるんですよね。

まさに私も経験しましたが、今まで聞き取れなかった音が、鮮明な英語の音として耳にズバっと入ってくる感じです。

 

基本的に、カタカナ発音はこれで完全に卒業できるはずです。

実際に当時TOEIC400点台だった私のスコアは、英語耳を買った1年後には705点にまで伸びています

発音についてはこちらに詳しく書いているので、あわせて読んでみてください。

英語の発音に必要なことは全部、この本が教えてくれた【おすすめ本】

 

個々の単語の発音が身についてきたら、次はセンテンスの中で聞き取れることが大切です。

たとえば、pick you upはそれぞれの単語の発音を知っているだけだと聞き取れない可能性があります。

 

pick⌒you⌒up と音がつながって、「ピッキュアッ」のように聞こえるからです。

これは音声変化と言いますが、これを学ぶにはシャドーイングがおすすめです。

 

私はシャドーイングの正しい作法を「究極の英語学習法K/H System (入門編)」という本で学びました。

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個々の単語の発音を理解した上で、シャドーイングをやるとすごく効果的です。

シャドーイングは今でこそ、わりと有名になってやり方を書いたサイトも本も増えましたが、適当にやると効果半減なので気をつけてくださいね。

 

シャドーイングは聞こえてくる音をそのまま忠実に再現することで、英語のリズム感や音声変化を脳みそに刷り込む作業になります。

つまり、個々の発音と同様、分かっているだけじゃなく、同じ音源を何度も何度もくり返して身につけることが重要なのです。

 

シャドーイングの詳しいやり方はここでは書ききれないので、こちらをあわせて読んでみてください。

正しいシャドーイングはリスニングに効く【聞き取れない初心者必見】

オーストラリア英語が苦手?ナレーター対策は不要です

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TOEICの発音の勉強と言うと、もしかしたら4ヶ国の公式ナレーターの対策をするというイメージを持つ人もいるかもしれません。

でも結論から言うと、ナレーターの対策は特にしなくて大丈夫です

 

とはいえ、あのオーストラリア人の発音が速くて苦手なんだよね。。とかそんな声がネットでも多くありました。

ツイッターでも↓

 

めちゃくちゃ分かります(笑)

私も公式問題集でシャドーイングの勉強をしていた頃、オーストラリア人のあの発音にはよくイラついてました。

 

ナレーター対策を実際にしてみた人はわかると思いますが、(私もちょっとだけしてみたことがあります)全然やっても意味ないですよね。

対策といっても苦手なナレーターの発音の癖を見つけて、そこを集中的に何度も聴いたりとかそのレベルですが、ほんと効果ないですよ。

 

根本的なリスニング力がない人がやっても聞き取れないし、リスニング力がある人はどんな発音も対策なしで聞き取れるものです。

対策をしたところで、リスニングスコアが10点上がるかどうかの非常にささいなレベルです。

 

私は青年海外協力隊でジャマイカ(公用語:英語)という国に住んでいたことがあるんですが、ジャマイカの英語は訛りがひどいんですよね。

私を含めて、リスニング力の低い人たちはみんな、現地の英語が聞き取れないのを訛りのせいにしてた一方で、高い英語力がある人たちは、例外なく聞き取れていました。

 

この例からも分かるように、リスニングできるかどうかはオーストラリアだとかイギリスだとか、発音の訛りに原因があるんじゃなくて、そもそものリスニング力が低いことが原因なんですよね。

ナレーター対策はほんと時間の無駄ですので、やめましょう。

「発音が大事」と今気づけたあなたはラッキーです

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この記事では、TOEIC学習における発音周りのことについて書いてきました。

最後にまとめておきますね。

この記事のまとめ
  • 日本語と英語は、1割程度しか共通する音がない→聞き取れないのが普通
  • 発音を理解してないと文脈に頼るしかないので、理解するまでにタイムラグがある
  • 発音を理解していると、音で瞬間的に意味が理解できる
  • 発音は単語レベルと、センテンスレベルで身に付けること
  • 単語は発音本を1冊やる。あとは正しい作法で、シャドーイングをしまくる
  • 公式のナレーター対策は時間の無駄です

 

発音は直接TOEICで問われないので、関係ないように思われがちですが、実はリスニング対策ではとても重要です。

私も発音を勉強するようになってから、リスニングが一気に伸びました(スコア400点台→705点)し、もしあのとき発音を勉強していなかったら...と想像すると、ぞっとしますね。

 

私はネットで散々調べて、発音がリスニング力アップのカギだと、うまく気づけましたが、気づかずに自己流で問題集をなんとなく解いているだけだったら、延々とリスニングは伸びていなかったと思います。

発音学習はTOEICのスコアアップに遠回りなんかではなく、全然近道です。

 

発音の勉強をしていなければ、シャドーイングだってやっていなかっただろうし、もしやっていたとしても、適当な発音では効果が薄かったと思います。

 

私が独学でこれまでしてきた勉強法は、すべて下記の記事で解説しているので、あわせて読んでみてください。

【体験談】TOEIC400点台の初心者が、完全独学で705点までいった勉強法

 

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