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最近TOEICの勉強を始めたばかりだけど、とりあえず目標は600点。何とか1年以内に達成したいんだけど、無理かな?どんな勉強をしたらいいんだろう?

 

こんな疑問に答えていきます。

結論から言うと、毎日2時間ぐらい勉強できれば、1年で600点は到達できると思います。

私の場合、最初に受けたTOEICが400点前半でしたが、約1年ぐらいで600点を越えました。

 

TOEIC600点は、英語の基本が身についているというレベルなので、圧倒的に基礎が大事です。

勉強は基礎学習が中心になるので、単調だし退屈で嫌になることも多いと思うんですよね。

でもそこを何とか粘って勉強を続けた先に、600点が見えてきます。

 

この記事では、TOEIC600点に必要な勉強時間の目安を私の実体験から解説し、当時私がしていた勉強法と使っていた参考書も紹介します。

特にリスニングについては、当時私がしていた勉強法は、ほぼ語学の王道をいく勉強だったと思うので、初心者には参考になる部分が多いはずです。

 

まず最初に、あなたがこれから目指すTOEIC600点というのが、どれ程度のレベルなのか、みていきましょう。

【最初の関門】TOEIC600点のレベル【対外的に評価される】

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TOEIC600点というのは、英検で言うと2級~準1級の中間ぐらいでです。

英検2級は高校卒業程度で、準1級が大学中級程度なので、その間ということですね。

 

一番分かりやすい基準が、対外的な評価。

一般的に、履歴書に書いて評価されるのが600点以降、と言われます。

 

つまり、600点を境目に「英語が得意な人」と評価されるんですよね。

少なくとも世の中一般の平均よりは、英語ができる人とみなされます。

事実、主催者団体から公表されているTOEIC受験者の平均スコア(2019年3月実施分)は579.2点なので、それを上回るスコアです。

 

また、主催者団体から公表されているTOEIC受験者のスコアを、私が分布でまとめたのが以下の図になります。

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これを見ると、分布の全体の山からすると600点はその山頂で、ボリュームゾーンです。

 

ただ、ここで誤解してほしくないのが、TOEIC600点というのは、日本人全体で見れば明らかに頭一つ抜け出ているということ。

この分布図は当然ながら、TOEICを受けた人に限った話なので、TOEICを受けていないその他大勢は含まれていません

 

平均スコアも、もし日本人全員が受けたとしたら、200~300点ぐらいだと思いますね。

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私が600点を取ったときの英語力【何ができたか?】

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ここでは、もっと具体的に、私が600点を突破したときの英語力を紹介していきます。

これからあなたが、600点を目指すうえでの目安になると思います。

私がTOEIC600点を越えたときの状況
  • TOEICに出る頻出単語は、おおむねマスターしていた
  • 英単語の発音はほぼ理解していて、基本的な単語は正しく発音できた
  • シャドーイングをして、正しいリズム、音声変化でおおむね発音できた
  • リスニングはかんたんなものなら自信をもって聞き取れた
  • 文法もほぼ理解していて、Part5の文法問題も、スピーディに処理できる
  • 長文を読むのはまだ遅い(本試験では数問、塗り絵する感じ)

こんな感じです。

 

単語と文法は感覚的には、TOEIC800点以上の人と同等ぐらいのレベルだったと思います。

 

リスニングは発音を発音記号からしっかり固めていたので、単語レベルでは似たような音でも、正しく聞き分けられるようになっていました。

またシャドーイングもしていたので、英語のリズム感や音声変化(ex. pick you up =×ピックユーアップ ○ピッキュアッ)にも慣れ始めていた頃です。

 

ただTOEIC600点程度のリスニング力では、聞き取れないことの方が多くて、わずかに聞き取れた単語から全体を推測しながら聞く、綱渡りなリスニングだったと思いますね。

 

リーディングは、TOEICに出る単語と文法はそこそこマスターできていたので、残す課題は長文だけという感じでした。

まだまだ読むスピードが遅くて、本試験でも時間が間に合わないのが普通でしたね。

 

ちなみに、2016年にTOEICは新形式になり長文問題が増えたため、直近で受けた本試験では、やっとギリギリで読み終わった感じでした。

なので、600点程度ではまともに読んでいたら読み終わらない、のが普通だと思います。

【実例】初心者から始めてTOEIC600点までにかかった勉強時間

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私がTOEIC600点までにかかった勉強時間は、700~800時間でした。

ネットで調べてみると、300点台の初心者から始めた場合、私のように700時間程度かかるのが一般的のようですね。

 

その当時、市役所職員だったので英語とは無縁に生きていて、半年ぐらい勉強して最初に受けたTOEICは、400点前半でした。

私の勉強時間とスコアの関係をグラフにしたのが下の図です。

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見てわかるように、最初の500時間は勉強しても、まったく伸びませんでした。

300~400時間ぐらいのときに発音の勉強をし始めたんですが、まったく伸びず。

と思ったら、発音の学習がひととおり終わって、シャドーイングの勉強を始めたあたりから、スコアが伸び始めたんです。

 

3ヶ月おきぐらいに公開テストを受けていたんですが、あとは受けるたびに、スコアが面白いように伸びていきましたね。

そして、あっという間に640点を取ることができたのです。

 

振り返ってみると、伸び始めたあたりでは、単語も文法も発音も、英語の基礎と呼ばれる部分はほぼマスターできていたので、それが大きかったんだと思います。

あとは勉強時間を積み上げていくだけで、伸びていく感じでしたね。

 

勉強時間とスコアの関係は、こちらで私の実例をもとに解説しているので、興味がある人はあわせて読んでみてください。

【実体験】TOEIC400点前半→705点までに要した勉強時間と学習プラン

【基礎重視】私がしていた勉強法とおすすめの参考書

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では私の経験をふまえて、600点を突破するための勉強法と、私も使っていたおすすめの参考書を紹介します。

ポイントは、単語や文法、発音などの基礎を徹底的にマスターすることです。

 

先ほど少し書いたように、基礎をがっちり固めておくと、最初は全然スコアが伸びずに心配になると思いますが、ある瞬間から一気に伸びてきます。

ちなみに先に断っておくと、対象はTOEIC初心者を想定して書いていますが、すでにある程度学習を進めている人にも、参考になるはずです。

単語

単語は英語の勉強の1丁目1番地で、すべての基礎になってくるので、磐石にしておきたいところ。

単語集は何冊もやる必要はないので、1冊を何度もくり返し勉強して、マスターしましょう

私もここまで、TOEIC用に単語集を買ったのは1冊だけです。

 

単語集を買うと、800点や900点を狙う人向けのハイレベルな単語も収録されていますよね。

どうしても難しくて覚えられそうにない単語以外は、基本的に一緒に覚えてしまってください。

 

語彙力は充実すればするほど、英語を読んだり聞くうえで有利になりますし、覚えた分だけ実力に直結するので、分かりやすい勉強です。

もしまだ単語帳を買っていない人がいたら、以下を検討してみてください。

 

新TOEIC R TEST 出る順で学ぶボキャブラリー990

私が実際に使っていた本で、後にも先にも、単語帳はこの1冊しか買ってません。

初版が2009年と少し古いのがデメリットですが、レビューを見ると、今も現役で使ってる人も多いみたいです。

出る順というコンセプトが好きで、頻出単語からつぶしていけるので効率的ですよ。

 

単語がなかなか覚えられないという人は、こちらの記事を参考にするといいと思います。

【記憶力が落ちてる大人は必見】TOEIC英単語の勉強法&覚え方の王道

 

他の単語帳もあわせて検討してみたいという人は、こちらで紹介しているので、読んでみてください。

【最初の1冊に】TOEICにおすすめの単語帳3選【初心者~700点まで】

文法

文法は単語と並んで、勉強を始めた初心者の時期に固めておきたいパートです。

文法と聞くと、学生時代の嫌な記憶がよみがえる人がいると思いますが、英語という言語を効率よく学ぶためのルールでもあります。

 

文法がいい加減な状態だと、リーディングも適当になってしまいますし、リスニングなんてまず無理ですね。

文法の勉強は、どんな初心者でも、いきなりTOEICの問題を解く感じで、学習を進めるのが効率的だと思います。

 

なぜならTOEICの文法問題の参考書は、解説がすごく詳しいものが多いので、問題を解きながら文法を理解することができるんですよね。

解くというアウトプットをしながらなので、理解も進みやすかったりします。

 

TOEIC形式の問題が載っていない、ただの文法解説本は、どうしても問題集の解説だと理解できない人だけ買えばOKです。

文法問題集としては、以下がおすすめで、私も実際に使っていました。

 

1駅1題 新TOEIC TEST文法特急

初版が2009年で古いのがデメリットですが、解説が圧倒的に詳しいですね。

文法が苦手な人も、そこそこ得意だけど、解くスピードを上げたいという人も、両方お勧めできます。

 

ちなみに私もこの問題集が文法対策の最初の1冊で、その後問題集を買い足していきましたが、解説書は結局買いませんでしたね。

TOEICは2016年5月から新形式になって、出題傾向が一部変更になりましたが、文法問題は傾向が変わっていないため、現役バリバリで使えますよ。

 

文法対策の詳しい勉強法やその他のおすすめの問題集、解説書は、以下の記事で書いているので、あわせて読んでみてください。

【おすすめ本3選】初心者がTOEIC文法問題を得点源にするための勉強法

リスニング

一番対策が難しくて、初心者泣かせなのがリスニングです。

私もかなり苦労しましたが、発音を学ぶようになってから一気に視界が開けましたね。

私の経験上、そして語学という性質上、発音を制するものがリスニングを制します

参考:【独学なら語学の王道をいけ!】社会人のための正しい英語力向上法

 

リスニングがいまいち苦手だという人は、発音の勉強をしっかりやってみてください。

すごく地道な勉強で、はじめは効果も実感できないと思いますが、後で一気に効いてきます。

私は以下の本で発音を勉強しました。

 

英語耳

英語の発音の本では、超有名で今でも売れ続けている本です。

発音できない音は聞き取れない」がコンセプトで、英語の正しい発音を発音記号を学びながら学習します。

私はこの英語耳を買ったときTOEICがまだ400点台でしたが、1年後に705点にまで一気にスコアアップしました

 

発音の勉強がひと段落して、単語を正しく発音できるようになってきたら、次に取り組んでほしいのがシャドーイングです。

シャドーイングはシャドー(影)のように、聞こえた音の後ろから聞こえたとおりにまねして発音する勉強法で、リスニングに効果大です。

 

シャドーイングはちなみに、こんな感じでやります(↓)。

私がシャドーイングとリスニングの基本作法を学んだ本はこちらです。

 

究極の英語学習法K/H System (入門編)

私がシャドーイングで使った参考書はこれ1冊です。

2001年と少し古い本なのですが、内容はシャドーイングやリスニングの本質的なことが書いてあるので、今でもまったく色あせていません。

 

この本を読むと、リスニングできるというのはどういうことなのか、完全に納得できるはずです。

正しいシャドーイングとリスニングのフォームが身につくので、初心者の人にとっては、今後の財産になると思いますよ。

 

リスニング学習は、適当にやっていると効果が出にくいので、もし今やっている勉強があまり効果が出てないようなら、早めに軌道修正した方がいいかもです。

リスニングの勉強法については、こちらで詳しく書いているので、参考にしてみてください。

初心者のためのTOEICリスニング勉強法【その参考書では伸びません】

社会人ならスキマ時間の活用は必須【ツールを紹介】

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勉強法については、ここまで書いてきたとおりですが、「分かっちゃいるけど、時間がなくて、、」という社会人は多いと思います。

 

私も当時公務員として働いていましたが、毎日残業で帰宅が夜8時とか9時とかはよくありました。

それでも独身で、時間は100%自分のために使えましたし、毎日通勤時間やお昼休みも使って、毎日2時間ぐらい勉強していました。

 

社会人でなにか勉強をする場合、スキマ時間の使い方がとても大事になります。

むしろ、スキマ時間を使わずして、毎日2時間とか結構厳しいと思いますね。

 

今はスマホアプリで、すごくいいものが出ているので、あわせて紹介しておきます。

「世界一わかりやすいTOEICテストの英単語」などの著者 関先生が講師をしているスタディサプリTOEICというアプリです。

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実は、前回私がTOEICを受けた際に、実際にこのアプリを使って勉強してみたんですが、予想以上に良かったので、参考までに。

 

先に書いておくと、利用料が月額2500円ぐらいなので、本を買って独学するよりお金がかかります。

ですので、できるだけお金をかけたくない人は、こんなのもあるんだ、ぐらいに読んでもらえればと思います。

 

私も実際に使ってみて、これ1つと公式問題集があれば、TOEIC対策がほぼ完成するぐらいのクオリティだと思いましたね。月2500円はぶっちゃけ納得です。

というのも、このアプリを使えば単語や文法、発音、シャドーイングなど、すべてオールインワンで試験対策ができるようになっているから。

 

関先生の解説講義も随所にあるので、間違った勉強をするリスクもゼロ

全パートの問題演習も、毎月最新の問題が更新されるので、試験傾向も最新のものを反映しています。

 

参考書だって買えば1冊1500円以上することを考えれば、2500円はそこまで高くないかなと思いましたね。

私も初心者から始めて705点を取るまでに、10~20冊ぐらいは参考書や問題集を買ったはずなので。

 

スキマ時間で勉強できるし、家でソファで少しくつろぎながら勉強していたら、夢中になって1時間あっという間に過ぎた、とか結構ありました。

私がもし今から勉強を始めるなら、このスタディサプリTOEICを主軸にして、あとは公式問題集を使いながら勉強すると思いますね。

 

これを読んでいるあなたも、参考書をまだあまり買ってない状態なら、今のうちにこのアプリを学習の中心にするのもアリだと思いますよ。

2500円の価値は十分あるはずです。

 

詳しいレビューはこちらの記事で書いているので、興味がある人は読んでみてください。

【体験談】スタディサプリTOEICの評判&実際に使ってみて感じた効果

やるべきことは、基礎を徹底し英語の正しい土台を作ること

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最後にまとめておきます。

この記事のまとめ
  • 600点を取ると「英語ができる人」として、対外的に評価される
  • 単語は市販の単語集を1冊、徹底的にやり込もう(何冊も買わなくてOK)
  • 文法は問題演習中心でやるのが効率的
  • リスニングは発音とシャドーイングが王道
  • 忙しい人は、アプリを利用してスキマ時間を活用すべき

 

勉強法のところで書きましたが、TOEIC600点は基礎を徹底的に勉強するだけで取れます

リーディングであれば、単語や文法、リスニングなら発音です。

 

私の経験上、初心者のうちにこうした基礎をマスターして正しく勉強していれば、600点と700点は地続きです。

600点を取った後も、すぐ700点が見えてきます。

実際私も600点越えをしたあと、ほとんど新しい勉強もせず、勉強時間を積み上げて3~4ヶ月ほどで、700点までいきました。

 

勉強を始めたばかりの頃は、スコアは伸びないし、自分の英語力が伸びてる実感さえないので、精神的にきついと思います。

ただ、経験上間違いなく言えるのは、実感がなくてもあなたの英語力は、裏でちゃんと蓄積しています

600点は誰でもこつこつ努力していけば、到達できるレベルなので、ぜひ最後まであきらめずにがんばってくださいね。

 

私が400点前半から勉強を始めて、705点をとるまでにやってきた勉強法はすべて下記で公開しています。

あわせて参考にしてみてください。

【体験談】TOEIC400点台の初心者が、完全独学で705点までいった勉強法

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【悲報】正直、こんな場合は独学では無理です

英語は完全独学でも話せるようになるし、TOEICも高得点が取れます。

私自身もTOEIC400点前半→705点までは、日本にいて完全独学で取れました。

ただ、1年半かかってるんですよね。

 

これはわりと平均的なスピードだし、ネットや広告で見るような独学3ヶ月で200点UP!とかは、たまたま好条件が重なっただけで、再現性も低いというのが私の考えです。

 

正直言って、3ヶ月で200点上げる方法なんて私には分かりません。

これが私の考える独学の限界です。

 

どうしても短期間でスコアアップをしたいなら、素直にスクールを使うのが賢明だと思いますね。

以下は私目線で、TOEICのスクールを3社に厳選し、徹底比較した記事なので、スクール選びの参考になるはずです。

【3選】TOEIC対策に強いおすすめのスクール | 短期間でスコアを上げる

 

TOEIC以外の、ビジネス英会話などのスピーキングでも、同じことが言えます。

個人的にはスピーキングを伸ばすなら、オンライン英会話がベストだと思ってますが、3ヶ月とかでそれなりの結果が出したいのなら、話は別。

 

何が原因で話せないのか、きちんと客観的に自己分析して、それに対応した勉強ができるなら、独学でもいいかもしれません。

だとしても、3ヶ月でそれなりに話せるようになるというのは、控えめに言ってギャンブルだと思いますね。

 

個人的には、どうしても短期間で英会話力を伸ばしたいなら、スクール1択です。

以下の記事では、私目線で、信頼できそうなスクールを3社厳選し、比較していますので、参考にしてみてください。

英語コーチングスクールとは?おすすめ4社を比較 | メリットとデメリットも

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