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TOEICの勉強を始めて、やっと700点まで来たぞ!次はいよいよ800点の大台を狙いたいんだけど、何か特別やった方がいい勉強とか、参考書があれば知りたいな。

 

こんな疑問に答えていきます。

結論から言うと、ネイティブの生の英語を精聴する勉強を取り入れるといいかもです。

私はこれをしてリスニング力に絶大な効果がありました。

 

私の場合、TOEIC705点を取ったあと、青年海外協力隊でジャマイカ(公用語が英語)に派遣され、1年間、一応英語圏で生活をしていました。

そして帰国後に受けたTOEICで875点を取り、一気に800点の壁をぶち抜いたんですよね。

期間としては、705点を取ってから1年ちょっとで、875点に爆上げしたことになります。

 

こう書くと、あなたの場合は外国に住んでから参考にならない、と言われそうですが、実際は違います。

ぶっちゃけ、英語圏に住んでいるだけでは英語力は伸びません。留学失敗というのはよくある話です。

参考:青年海外協力隊で必要な英語力と、2年で上達する人としない人の差

 

私が今でも確信しているのは、協力隊でジャマイカにいた頃、毎日必死に勉強したから今があるということ。

ほんと、めちゃくちゃ勉強しましたよ。

 

この記事では、私がTOEIC705点から875点に一気にジャンプアップした実体験をベースに、TOEIC800点のレベル、勉強法を解説していきます。

ここまで書いてきたように、日本にいながら勉強する場合とはやや違うケースになるので、そのへんは少し差し引いて読んでもらえればと思います。

その分、私の経験をありのままに書いていきます。

TOEIC800点のレベル【英語ができる人として評価】

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TOEIC800点というのは、英検で言うと準1級以上1級未満で、どちらかというと準1級寄りですね。

ちなみに準1級が大学中級程度なので、だいたいそのぐらいのレベルということです。

 

もっと分かりやすい基準が、世間からの評価です。

一般的に、履歴書に書いて評価されるのが600点以降と言われますが、実際英語を武器にしてキャリアアップしようとしたら、800点以上は必須です。

 

そもそも、600点だと仕事をするうえでは、経験上、英語人材としてはほとんど即戦力になりません。

事実、私もジャマイカから帰国後、未経験でしたが、ほぼ英語力で貿易・海外営業の職につくことができましたからね。

 

主催者団体の公式サイトで、Proficiency Scaleという各スコア別のコミュニケーションレベルが公表されています。

概要は以下のとおりです。

Aランク860点以上 ノンネイティブとして、十分な理解とコミュニケーションが取れる。語彙、文法、構文のいずれも流暢に使いこなせる。
Bランク730点以上どのようなシチュエーションでも適切なコミュニケーションが取れる素地を備えている。文法なども多少の間違いはあるが、大きな支障はない。

出所:IIBC公式サイト -PROFICIENCY SCALE

 

Cランク以下はここでは関係ないので省略しました。

800点というのは、最高ランクのAとその下のBのちょうど中間ぐらいということになります。

私の感覚からすると、大きくズレてますね。

 

730点は素地はあるかもしれないけど、コミュニケーションでは支障ありますし、860点でもまだまだ流暢ではないです。

参考までに、主催者団体から公表されているTOEIC受験者のスコアを、私が分布でまとめたのが以下の図になります。

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これを見ると、分布の全体の山からすると800点は、ボリュームゾーンから大きく右側にきます。

これを見ても、800点というのは全体の上位15%に入りますし、数字の上でも上級者と言えますね。

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私が875点を取ったときの英語力【何ができたか?】

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ここでは私の実感レベルで、もっと具体的に、TOEIC800点から見える景色を書いていきます。

と言っても、私が当時取ったスコアは875点なので、800点を想定する場合は少し割り引いて読んでくださいね。

私がTOEIC875点を取ったときのレベル
  • 単語は、900点以上の上級単語も含めてマスターしていた
  • 個々の単語の発音はもちろん、音声変化や英語特有のリズム感も身についていた
  • 細部を含めて聞き取れるようになり、推測する割合がかなり減った
  • リスニングパートがかなり楽に聞こえる
  • リーディングはギリギリ塗り絵せずに読み切ることができる

こんな感じです。

 

単語と文法は、感覚的には、TOEIC705点を取ってから、大してレベルは変わっていないと思います。

帰国して圧倒的に変化を感じたのが、リスニングです。(そもそも、リーディングはほとんど勉強していない)

 

TOEIC600から700点ぐらいのときは、、聞き取れないことの方が多くて、聞き取れた単語から全体を推測しながら聞く、綱渡りなリスニングだったんですよね。

TOEICのリスニングパートも、自信をもって解答できることがあまりありませんでした。

消去法だったり、たぶんこれだ!みたいな、聞き取れた話の全体の雰囲気で答えることが多かったと思います。

 

それが、帰国後にTOEICを受けようと思って最新の公式問題集を買って解いたところ、びっくりしました。

細かい部分も含めて、ほとんど聞き取れたんですよね。

 

リーディングは対策はほとんどしてませんが、読むスピードが上がっていました。

それまで、最後の長文は飛ばし読みをしながら何とか塗り絵を防いでいたのを、帰国後はきちんと読み切れるようになっていましたね。

【実例】705点→875点までにかかった勉強時間

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私はTOEIC705点までに、1000時間ぐらいかかりました。

私は最初に受けたTOEICが400点前半ぐらいのスコアだったので、はじめた頃はほぼ初心者。

 

そこから、完全独学で705点を取って、青年海外協力隊に飛び立ったんですよね。

705点から875点までの間は、期間としては1年ちょっとですが、かなり濃厚に勉強していました。

結論的には、1500時間ぐらい勉強していたと思います。

 

ただし705点を取ってから、875点までの1500時間で、TOEICの勉強をしたのは100時間もいかないぐらいです。

ネットをいろいろ調べてみると、単純にTOEICの勉強だけしていた場合、700点からはプラス300~500時間ぐらいで800点台には到達するようなので、私はだいぶ遅かった部類に入りますね。。

その代わり、TOEICの勉強だけしてきた人よりは、圧倒的に英語を話せるし、日常会話もビジネスも、会話能力は身につきました。

 

だからこそ、帰国後すぐに貿易・海外営業の仕事をしても、すぐに馴染たというのはありますね。(TOEICだけやってきた人は、ほぼ100%話せないと思います)

では、私がその間どんな勉強をしてきたのか、TOEICの勉強はしていたのか、次で詳しく書いていきます。

私がしていた勉強法とおすすめの参考書・教材

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効率的にTOEICのスコア最優先で勉強するなら、私のようにスピーキングや英会話など余計な勉強はしない方がベターです。

ただ、600点や700点を越えてきたら、そろそろ自分が、英語力を使って何がしたいのかを改めて考えるいいタイミングだと思います。

  • スピーキング力は一旦捨てて、TOEICのスコアを優先するのか
  • 実際にビジネスで使うことを想定して、ビジネス英会話も並行して学ぶのか

 

TOEICは目的ではなく、あくまで勉強するための手段なので、そこは履き違えないようにしてください。

先ほど書きましたが、TOEICの勉強ばかりしてきた場合、いくら900点を取れたとしても実際には400点ぐらいのレベルのスピーキングしかできません。

 

私が705点を取ったあと、オンライン英会話を受けてみたんですが、中学1年生みたいな英語しか話せず、がっかりしたのを今でも鮮明に覚えています。

参考:初めてのオンライン英会話で緊張する人へ【みんな最初は撃沈します】

 

ここから紹介する勉強法は私が遠回りながら、TOEICのスコアアップに貢献したと思う勉強です。

最短ルートではありませんが、将来英語をビジネスで使う人には、スコアアップを狙いつつ、現場の英語も身につく方法として、参考になると思います。

リスニング

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私が1500時間の多くを費やしたのが、リスニングです。

私は日常生活から仕事まですべて英語でコミュニケーションをとらなければいけない環境にいたので、リスニングはとても重要でした。

これからビジネスで英語を使う必要がある人は、リスニングを徹底的に強化した方がいいです。

 

端的に言うと、聞き取れる自信がつくと、話せる自信につながるんですよね。

聞き取りがあやふやだと、会話についていけないので、発言が難しくなります。

 

聞き返せばいいじゃないかと思うかもしれませんが、基本的なリスニング力が足りない人は、相手が言い直してくれても聞き取れませんよ。

これは私がジャマイカで嫌というほど痛感したことです。

 

リスニングの勉強は、いくらTOEICのリスニングパートの問題集をやっていても、現場の生の英語は聞き取れません

生の英語は早くて、音声変化も激しいので、それに慣れておく必要があります。

 

生の英語をしっかりリスニングできるようになると、TOEICのリスニングが一気に簡単になりますよ。

800点を目指すような人は、すでに発音やシャドーイングはやってきている人が多いと思いますが、私がやって一番効果があったと思うのがディクテーションです。

ディクテーションは文字起こしのことで、リスニングするだけでなく、1字1句書き取る作業のことです。

 

抽象的な言い方をすると、精聴という勉強法になるのですが、これをすると英語の音への感度が飛躍的に上がります

参考:【体験談】まじめにディクテーションやったら驚くほど効果があった話

 

TOEIC600点や700点の人は分かると思いますが、リスニングは聞き取れた単語から、全体を推測しながらリスニングをしているはずです。

中級者ぐらいまでは、まだリスニング力が育っていないので、聞き取れない音にとらわれて、結局大事な部分を聞き取れないという事態を防ぐ意味で、仕方がないことです。

 

ただ、これから上級者を目指すうえでは、細部までしっかり聞き取るようにならないと、いつまでも推測に頼る、不安定なリスニング力になってしまうんですよね。

これはビジネス現場では致命的なので、800点を目指す過程でしっかり修正しておきましょう。

 

私は当時ellloという無料の英語学習サイトを使って、毎日何時間もディクテーションをしていました。

ellloの詳しい内容と私がしていた勉強は、こちらの記事に書いているので、あわせて読んでみてください。

【無料】ネイティブの英語が聞き取れるようになった | ellloの勉強法

 

音源はできれば、TOEICのリスニングパートのスタジオ収録したようなものよりも、ネイティブの生の音源を使う方がいいと思います。

攻略!ABCニュース英語(旧abcニュースシャワー)も無料でおすすめですし、多少お金を出してもいいなら、雑誌や教材もいいと思います。

参考:【知らない人は損】ABCニュースシャワーを使ったリスニング勉強法

 

私は今ヒアリングマラソンを受講していますが、レベル的にも上級者を目指すならおすすめです。

【体験談】ヒアリングマラソンを1年使ってみた効果 | レベルや口コミ、勉強法も解説

オンライン英会話

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オンライン英会話も、ジャマイカにいた後半ぐらいからずっとやっていました。

毎日2レッスン、多いときは毎日3レッスンやっていました。

 

オンライン英会話はスピーキング力と、リスニング力を両方つけることができます。

実際の英会話の場合、聞き取れないと会話にならないことが多いため、リスニングする時はかなり集中して聞きます。

これは教材や参考書を使ってリスニングの勉強をしている場合とは、比較にならないぐらいの高い集中力です。

 

この集中して聞こうとする姿勢が、ディクテーションの細部を聞き取ろうとする姿勢と相乗効果になって、リスニングを高めてくれるんですよね。

オンライン英会話をすると、スピーキングももちろん向上します。

 

英語はしょせん言語なので、話せば話すほどスピーキングは上達するものです。

逆にTOEICの勉強ばかりして話さないと、いつまで経っても全然話せません。

 

TOEIC対策という意味では、オンライン英会話はリスニング力を高めるうえで、とても効果があったと思います。

特に私はカランメソッドという、英国発の学習メソッドを習っていたので、それもリスニング力を高めるうえでかなり貢献したと思いますね。

カランメソッドは、簡単に言うと、通常の4倍速で英語を習得しようという狙いのカリキュラムです。

 

もとはイギリスの語学学校が開発したもので、今では世界中で使われており、オンライン英会話でも習うことができます。

詳しくはこちらに書いているので、興味のある人はあわせて読んでみてください。

【体験談】カランメソッドって何?効果あるの?半年間やった私の実感

問題演習【模試】

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私がいわゆるTOEIC対策としてやったことは、ジャマイカから帰国後に、公式問題集を解いたぐらいです。

私が思うに、TOEIC600~700点を越えてくれば、単語や文法、発音などの基本的な英語スキルはすでに身についているはず。

 

先ほども書きましたが、リーディング対策は705点を取ってからほとんどしておらず、公式問題集をやった程度です。

基礎が身についていれば、あとは勉強量の問題だったりするので、とにかくスコア最優先でいきたいなら、ひたすら問題演習をやるといいですよ。

 

ぶっちゃけ、英語は勉強を止めない限り、着実に伸びていきます(私のように900点ぐらいになると話は別ですが、、)。

公式問題集以外でおすすめを紹介しておきます。

 

TOEIC(R)テスト 新形式精選模試 リスニング

こちらは模試タイプの問題集として、評判のいい参考書です。

5回分あって、レベルもやや難しめに作ってあるので、本番の予行演習としてはいいと思います。

 

実際の公開テストの難易度も、明らかに公式問題集のレベルと開きがありますからね。

こちらは続編も出ているので、解き終わった人は続編もあわせてやってもいいでしょう。

 

TOEIC(R)テスト 新形式精選模試 リーディング

今ほど紹介した参考書のリーディング版です。

内容やコンセプトは同じなので、セットで取り組んだらいいと思いますよ。

リスニング版と同様、問題の質が高いと評判です。

 

スタディサプリTOEIC対策コース

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世界一わかりやすいTOEICテストの英単語」などの著者 関正生先生が講師をしているスマホアプリです。

前回私がTOEICを受けた際に、実際にこのアプリを使って勉強してみたんですが、予想以上に良かったので、紹介までに。

 

関先生の解説講義はすべて見放題で各演習問題に付いているんですが、これが本当に分かりやすくて私レベルの上級者でもいろんな気づきがありました

月額2,480円~ですが、各Partの勉強法やすぐに使える試験テクニックも関先生が動画で教えてくれます。

 

演習問題も本試験20回分のボリュームがあり、模試の参考書を1冊買うぐらいなら、タディサプリTOEICコースの方が正直コスパがいいです。

リスニング対策では、私激推しのディクテーションも基本機能として入っているのもgoodですね。

関連記事直前1ヶ月で効果が出た!スタディサプリTOEICを使った勉強法【口コミ・評判】

まずは作戦を立てよう【スコア重視?ビジネス英語もやる?】

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最後にまとめておきます。

この記事のまとめ
  • TOEIC800点は受験者全体の上位10%で、上級者の入り口
  • 私が705点→875点でかかった時間は約1500時間(1年ちょっと)
  • その間、青年海外協力隊で英語圏に住んでいたが、生活しているだけでは英語は伸びなかった
  • 帰国後に875点取れたのは、ディクテーションとオンライン英会話のおかげ
  • スタディサプリTOEICは、なかなか良かった

 

くり返しになりますが、TOEICで600~700点を越えて、さらに800点を狙うのなら、その先を見据えて勉強した方が、長い目で見て効率的だったりします

スコアアップだけを目指して、800点、900点は取れたけど、実務で使えない机上のスキルだと話になりません。

 

一方で、会社の規則でスコアだけとりあえず必要、という場合もあると思います。

その辺はしっかり先を見据えて、どっちの道をとるべきが考えてみてほしいと思います。

 

私はTOEIC用の勉強はほとんどしていなかったので、705点→875点まで1500時間ぐらいかけましたが、長い目で見れば決して遠回りじゃなかったと断言できます

ジャマイカから帰国してすぐ、貿易・海外営業の仕事につけましたしね。

 

どの方向でいくか作戦が立ったら、あとは量をこなすのみですよ。

それから参考書を使って独学する場合でも、ディクテーションは忘れずに。絶対に効果ありますので。

それでは、がんばってください。

あわせて読みたい:【中上級者向け】リスニング教材おすすめランキングTOP4【徹底比較】

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