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仕事で英語が必要になったから、TOEICの勉強を始めようと思うんだけど、英語なんてもう学生以来勉強してないし、何からどう始めればいいんだろう?

 

今回はこんな疑問に答えていきます。

私が青年海外協力隊を目指すと決めて、TOEICの勉強を始めたときが、まさに同じような状況でした。

 

英語の勉強なんて、ちゃんと勉強したのは大学受験以来でした。

そして仕事も公務員(市役所)だったので、英語とは無縁に生きてきたんですよね。

 

この記事では、そんな私が働きながらTOEICの勉強を始めて、1年半で705点までスコアを上げた勉強法を紹介します。

1年半という期間を長いと見るか、短いと見るかはお任せします。

 

でも、今TOEIC880点で、仕事でも英語を使っていた経験から、当時を振り返ってみると、かなり正攻法だったと思いますし、語学の王道的な勉強をしてきたと思います。

この記事で紹介する方法は、3ヶ月でスコアを爆上げする方法ではありませんし、私にはそんな方法はわかりません。

 

そういう方法を求めている人は、今すぐこのページを閉じて、他のブログやサイトを見た方がいいと思います。

でも、これから書く方法を地道にこなせば、あなたのスコアは着実に上がっていくはずです。

では詳しくみていきましょう。

【TOEIC初心者向け】400点→700点までのロードマップ

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これから解説するのは、私が実際にTOEIC400点台(たしか430点とかそれぐらい)から705点まで上げた勉強法です。

まずはじめに、勉強法の全体像を確認し、その後それぞれを詳しく見ていきたいと思います。

 

単語

単語は私がTOEICの勉強を始めると決めて、一番最初にやった勉強です。

本屋さんやアマゾンをちょっとのぞけば、TOEIC対策の単語帳が山ほどあるはず。

単語は何冊もやるのではなく、その中で1冊を完全マスターするイメージで勉強しましょう

 

文法&読解

文法は単語と並んで、英語の基礎を固めるうえで、とても大事です。

結局、単語と文法がわからないと、英語が読めないし、読めないということはリスニングも当然できません。

文法や長文はTOEICの実戦形式の問題集をどんどん解く感じで、勉強していました。

 

リスニング

リスニングは一番苦労しましたね、、

私が大学受験生のころは、今のようにリスニングは出題されなかったので、勉強の仕方もまったくわかりませんでした。

 

いろいろ調べた結果、辿り着いたのが発音の勉強から始めること

結果的に大正解でした。

発音をマスターし、シャドーイングを一生懸命やりだしたあたりから、自分のリスニングスキルが一度ブレイクスルーした気がしますね。

 

問題演習

TOEICのスコアだけを狙いにいくなら、公式問題集をはじめとした、本番と同形式・同レベルの問題演習をすべきです。

リスニングでは、本番と同じナレーターの声に慣れることができるので、公式問題集は必須。

 

その他、本屋さんやアマゾンで探せば、模試形式の問題集がいくらでもあります。

そうした問題集を使って、本番形式に慣れたり、時間を計って解くとなお良いですね。

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【単語】音声付の単語帳を1冊覚える

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単語を覚えるのは、一番最初にやった方がいい勉強です。

単語を覚えるのって退屈なんですよね、、

でも単語を知らないと、文法や読解、リスニングのすべてに影響してきます。

 

少しでも苦労(苦痛)が無駄にならないように、TOEICに特化した、TOEIC用の単語帳を使いましょう

単語帳は何冊も買うよりも、1冊を集中的にこなす方が効果的です。

選ぶポイントは、以下のとおり。

TOEIC単語帳の選び方
  • 評判がよい(売れている)
  • 読み上げ音声付き
  • あなたが使いやすそうな、フィーリングが合うもの

 

なるべく本屋さんで、実物を見ながら選ぶことをおすすめしますが、私のように地方の田舎に住んでいる人もいますよね。

その場合、ネットのレビューを参考にして、買ってもいいと思います。

 

では私のおすすめを3つ紹介したいと思います。

新TOEIC R TEST 出る順で学ぶボキャブラリー990

私が使っていた単語帳です。

出る順というコンセプトがモチベーションになりやすくて、好きだったのですが、2009年の本なので、ちょっと古いかなと思います。

 

世界一わかりやすい TOEICテストの英単語

人気英語講師の関正生先生の本です。

デメリットとしては、収録語数が800語と少ないことですが、TOEIC800点までなら、この1冊でも十分だと思います。

本屋でチェックしましたが、さすが関先生の解説は分かりやすいなと感じましたね。

アマゾンでも中身をチラ見できるので、見てみてください。

 

TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ

今TOEIC本で一番売れているんじゃないか、というぐらい有名な本です。

 

とにかく本番の試験で出る単語を集めました!という感じの本で、先ほどの関先生の本と比べると、内容はとてもシンプル。

語源とか、分かりやすさとか要らないから、とにかく単語を覚える、という作業に集中したい人には良いと思いますね。

 

あわせて読みたい【最初の1冊に】TOEICにおすすめの単語帳3選【初心者~700点まで】

【文法】本番形式の問題集で実践力を鍛える

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単語帳を1冊買って、ひと通り終わったら(目安は単語帳を8割ぐらい覚えたとき)、文法の学習に入ります。

文法は本試験のPart5、6で直接問われる部分なので、しっかり理解しながら学習する必要があります。

 

ポイントは、本番形式の問題演習をしながら勉強することです。

文法書を1冊読んでから、、なんてことをしていると退屈でやる気も出ません。

 

文法については問題集でもかなり解説が詳しいものが多いので、問題を実際に解きながら、理解しながら勉強するというスタイルが最速だと思います。

 

以下、おすすめの本を紹介します。

1駅1題 新TOEIC TEST文法特急

私が実際に使っていた本です。

2009年の本で古いのがデメリットですが、TOEICの文法問題は大して傾向が変わっていないので、まだまだ現役バリバリで使えます。

 

この本は収録している問題数が少ないのが、もう1つのデメリットと言われています。

でも私から言わせれば、少ない問題数でも多くに応用できるような分かりやすい解説が、逆にメリットですね。

 

レビューで多くの人が書いているように、この本はとにかく解説が詳しいです。

文法書を使わずに、解きながら勉強するというスタイルにはピッタリだと思いますよ。

 

新TOEIC TEST 文法特急2 急所アタック編

先ほどの文法特急の続編です。

これも私が実際に使っていたものですが、コンセプトはまったく同じ。

 

こちらも2010年の本で古いのがデメリットですが、現在の傾向からしても全然問題ありません。

文法問題を得点源にしたい人は、こちらもやっておくといいでしょう。

 

世界一わかりやすい英文法の授業

こちらは関正生先生の本です。

先ほどの文法特急をやってみて、もっと詳しい解説がほしいと感じたら、こちらを辞書代わりに使うといいかと思います。

 

TOEICに特化した本ではないのがデメリットですが、解説がわかりやすくて「なるほど」と思うことが多く、読んでいて楽しいですね。

ただ面白いからといって、大して試験で出ない分野を深入りしないように、使い方には気をつけてください。

あわせて読みたい【おすすめ本3選】初心者がTOEIC文法問題を得点源にするための勉強法

【読解】とにかく問題演習をこなす

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本試験ではPart6と7で長文問題が出ます。

勉強の方針としては、文法をしっかり固めたら、あとはどんどん問題演習をする方向でOKです。

 

文法がきちんと理解できていれば、読むスピードはともかく、きちんと読むことができます。

速読とか精読とか、スラッシュリーディングとか、英語を読むことに関していろんな手法がありますが、正直テクニックはあまり関係ないと思いますね。

 

ポイントを1つ挙げるとすれば、返り読みをせずに、文頭から読みながら意味をとっていくことが大事です。

スラッシュリーディングはこの返り読みをしないための方法なのですが、テクニックを学ぶより、たくさん読んで慣れた方がいいと思います。

 

読むスピードは正しく読めるようになってくれば、自然と上がってきます。

経験上、読むのに時間がかかる人というのは、「迷ってる時間が多すぎる」と思うんですよね。

 

では、何をたくさん読めばいいのか?おすすめを1つ紹介しておきます。

1駅1題 TOEIC L&R TEST 読解特急

このシリーズはこれまでも紹介していますが、新書サイズでコンパクトだし、解説も詳しいので、結構いいですよ。

収録している問題が少ないのはデメリットですが、最初の1冊としては解説も詳しくていいと思います。

 

問題集は解き終わっても、何度もくり返し読むのがおすすめです。

一度理解した文章だと、意味がわかるので、返り読みしないでスピーディに読めますよね。

これが、スラスラ読む感覚を養うのにピッタリなんです。どうぞやってみてください。

あわせて読みたい【初心者から始める】TOEIC Part7対策 長文読解の勉強法&おすすめ本

【リスニング①】発音をマスターする

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リスニングの勉強は、問題演習だけやっていたんでは絶対伸びません

私の経験でも、TOEICのリスニング問題集って、どれも解説が解説になってないんですよね。

 

初心者の人が、本当に知りたい解説ではないんです。

たとえば、解説で「男性は~と述べている。これに合致するのはAである」みたいな感じ。

 

これはリスニングができる人向けの解説であって、初心者はそもそも「男性は~と述べている」ことすら聞き取れないんですよね。

そんな不満があった私は、「これは問題演習だけだと、永遠にリスニングができるようにならない」と思って、辿り着いたのが発音を学ぶことでした。

 

発音が分からないと、まじでリスニングはできるようになりません

この辺の話は、こちらの記事で書いているので、あわせて読んでみてください。

【リスニングを諦めている君へ】英語耳の効果的な使い方 | 私の場合

 

上記で紹介している英語耳という本は、私のリスニングを救ってくれた本で、発音を学ぶ参考書としては一番有名だと思います。

【リスニング②】シャドーイングを取り入れる

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シャドーイングとは、音声に続けてマネして声に出す音読みたいなものです。

シャドー(影)のように、後ろから付いていくことから、シャドーイングと言うらしいです。

 

実際のシャドーイングはこんな感じでやります(↓)

 

シャドーイングはもともと、同時通訳者のトレーニングで使われていた方法なのですが、今では広く英語学習者の中では、定番の勉強法になっています。

シャドーイングはリスニング力を高める方法として、今やほぼ定番となりつつありますね。

 

シャドーイングは科学的にも、リスニングに効果があるとされています。

ざっくり言うと、英語特有の音とリズム感が身体や脳に染み付く感じです。

 

ポイントは、シャドーイングは個々の単語の発音が、ある程度理解できてからやった方がいいということ。

間違った発音でシャドーイングをしても、全然マネになりませんからね。

私も英語耳で発音をある程度マスターしてから、シャドーイングの学習を始めました。

 

私がシャドーイングで使った参考書はこれです。

究極の英語学習法K/H System (入門編)

2001年と少し古いなのがデメリットですが、内容はシャドーイングやリスニングの本質的なことが書いてあるので、今でもまったく色あせていません。

私はこの本に出会って、正しいシャドーイングを学びました。

 

シャドーイングとリスニングの関係や、正しいシャドーイングの学習法については、こちらの記事で書いているので、もっと知りたい人はどうぞ。

正しいシャドーイングはリスニングに効く【聞き取れない初心者必見】

 

正しいシャドーイングのフォームが身についたら、数をこなすだけです。

私は公式問題集を使って、リスニングパートの音声を何度もシャドーイングしてました

 

公式問題集は本試験と同じナレーターなので、本番のナレーターの声の感じに慣れることもできて一石二鳥ですよ。

【リスニング③】ディクテーションで精聴力を高める

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ディクテーションとは、聞こえてきた英語を文字に書き起こすという勉強法です。

かんたんに言うと、テープ起こしですね。

 

ディクテーションも英語学習においては、今や有名な学習法になっているのですが、なぜリスニングに効果的なのか?

主には、以下の3つがあります。

なぜディクテーションは効果があるのか?
  • 聞き取った内容を書き起こすことで、1字1句集中して聞く(精聴)ことになる
  • 文字にすることで、どこが聞き取れてどこが聞き取れなかったのか明確になる
  • 聞き取れなかった箇所の分析ができる

 

正直に言うと、このディクテーションだけは、私が400点台から705点まで上がった際にやっていない勉強法です。

やっていなかった一番の理由は、ディクテーションという勉強をそもそも知らなかったから。。

 

これから勉強する人はぜひやった方がいいです。

私がディクテーションを知り、一生懸命やったのは、TOEIC705点を取って青年海外協力隊でジャマイカ(旧イギリス領で英語圏)に派遣された後でした。

 

当時、現地の英語が全然聞き取れなくて困っていたときに、ディクテーションという勉強を知って、毎日やっていました。

そのおかげもあって、リスニングはかなりできるようになり、帰国後に受けたTOEICでは875点を取ることができました。

 

ディクテーションは、TOEICに関して言えば、公式問題集を使ってやればいいと思います。

何かリスニングの問題集や模試的なものを買ったのであれば、それらを使ってディクテーションをしてもいいと思います。

 

文字起こしの対象は何でもいいんです。

ただ、せっかくTOEICの勉強をしているのであれば、公式問題集の方がナレーターの癖に慣れるという意味で効率がいいと思いますけどね。

 

私が当時やっていたディクテーションのやり方や効果については、こちらで詳しく書いていますので、あわせて読んでみてください。

【体験談】まじめにディクテーションやったら驚くほど効果があった話

【演習】公式問題集&模試で本番の形式に慣れる

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単語や文法、リスニングの基本を固めたら、あとは実践あるのみです。

私の場合は、ディクテーションを除いて、ここまで書いてきたことをひと通りやったところで、TOEICが705点になりました。

 

厳密に言うと、単語と文法が終わり、発音の勉強をし始めたあたりではまた500点に届かないぐらいでした。

そこから発音をだいたいマスターし、シャドーイングを始めたあたりから、3ヶ月おきぐらいで試験を受けていたんですが、受けるたびに毎回50点ずつぐらいスコアがあがる感じでしたね。

 

ここまで書いた内容をやっていれば、問題演習はそこそこやれていると思うんですが、公式問題集は必ずやった方がいいです。

 

1冊3000円ぐらいで高いのがデメリットですが、本試験を作っている団体が作っているので、クオリティが本番そのものです。

リスニングも本番と同じナレーターがやっていますし、使われている単語も何から何まで本番同様で、無駄がありません。

 

新形式になって以降の公式問題集は全部やってもいいぐらいです。

ただ最近は、公式問題集よりも本番の方が難化している傾向にあるので、レベル感については注意してくださいね。

 

ここまでが、TOEIC400点台から705点まで1年半でスコアを伸ばした際に私がやっていた勉強法のすべてです。

今振り返っても、試験テクニックに走らず、語学・言語学の王道の勉強をしてきたという自負があります。

 

シャドーイングの効果について科学的に説明している本でも、英語学習の王道というものについて、こう書いています。

「学問に王道なし」とはかねてより言い古されたことばです。しかし、現在では「外国語学習の王道」に近似した「ほとんど王道といえる方法」はかなりの程度わかってきています。これを利用しない手はありません。これが本書執筆の第一の目的です。

シャドーイング・音読と英語コミュニケーションの科学(門田修平著)

 

これは経験上、その王道的なルートで勉強してきた私から見てもそのとおりだと思いますね。

英語学習は「何をどう勉強すると効果的なのか、効率が良いのか?」という問いについて、ほぼ答えが出ています

 

私がスコアアップさせた1年半という期間をどう評価するかは、お任せしますが、ぜひ分かってほしいのが、「正しく勉強すれば英語は伸びる」ということです。

この記事で書いてきたことは、私一個人の体験談、勉強法ですが、語学習得という点から見れば、まっとうで王道な勉強だと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

また、勉強法は分かった!でも本を使って勉強すること自体が苦手なんだよね、、

という人には、アプリを使ったTOEIC対策もあるので、最後に念のため紹介しておきます。

 

ここまで何度か紹介した関正生先生が講師のスタディサプリTOEICというアプリです。

stasapu_toeic_top

 

月々2500円ぐらいかかるので、本を買って勉強するより高くつくのがデメリットですが、払う価値はありますね。

まず私が実践していた単語、文法、発音、シャドーイング、ディクテーションはすべて基本機能として入っています。

 

私も前回のTOEIC受験の際に使ってみましたが、すごく快適で使いやすかったです。

机で勉強するのと違ってスキマ時間で勉強できるし、問題演習では関先生のわかりやすい解説動画レッスンもあるので、気づくと1日1時間以上は余裕でやってました。

 

私が完全に本で独学でしたが、机で勉強するのが苦手だという人は、やる価値は十分あると思いました。

実際に使ってみたレビューをこちらの記事で書いているので、興味がある人は読んでみてくださいね。

【体験談】スタディサプリTOEICの評判&実際に使ってみて感じた効果

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【悲報】正直、こんな場合は独学では無理です

英語は完全独学でも話せるようになるし、TOEICも高得点が取れます。

私自身もTOEIC400点前半→705点までは、日本にいて完全独学で取れました。

ただ、1年半かかってるんですよね。

 

これはわりと平均的なスピードだし、ネットや広告で見るような独学3ヶ月で200点UP!とかは、たまたま好条件が重なっただけで、再現性も低いというのが私の考えです。

 

正直言って、3ヶ月で200点上げる方法なんて私には分かりません。

これが私の考える独学の限界です。

 

どうしても短期間でスコアアップをしたいなら、素直にスクールを使うのが賢明だと思いますね。

以下は私目線で、TOEICのスクールを3社に厳選し、徹底比較した記事なので、スクール選びの参考になるはずです。

【3選】TOEIC対策に強いおすすめのスクール | 短期間でスコアを上げる

 

TOEIC以外の、ビジネス英会話などのスピーキングでも、同じことが言えます。

個人的にはスピーキングを伸ばすなら、オンライン英会話がベストだと思ってますが、3ヶ月とかでそれなりの結果が出したいのなら、話は別。

 

何が原因で話せないのか、きちんと客観的に自己分析して、それに対応した勉強ができるなら、独学でもいいかもしれません。

だとしても、3ヶ月でそれなりに話せるようになるというのは、控えめに言ってギャンブルだと思いますね。

 

個人的には、どうしても短期間で英会話力を伸ばしたいなら、スクール1択です。

以下の記事では、私目線で、信頼できそうなスクールを3社厳選し、比較していますので、参考にしてみてください。

英語コーチングスクールとは?おすすめ4社を比較 | メリットとデメリットも

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