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TOEICのリスニングってみんなどうやって解いてるんだろう?先読みが必要とか言うけど、みんなやってるのかな?何かテクニックとかコツみたいなのを知りたい。

 

こんな疑問に答えていきます。

結論から言うと、TOEICは近年テクニック的なものはほとんど通用しませんが、ちょっとした解き方やコツはあって、特にPart3,4の先読みは重要です

 

私は現在TOEIC880点で、ここまではほぼ独学でスコアを伸ばしてきました。

TOEICを初めて受けたのは2012年なので、旧形式の頃からTOEICを受けており、TOEICについてはそこそこ経験値があると思っています。

 

まず先に断っておくと、現代のTOEICではほとんど、解法テクニックというものは存在していません。

だからそうしたテクニックは、ここでは書いていません。

この記事では現時点のスコアが500~600点程度の人を想定して、リスニングパートで私が試験本番で使っている解き方やコツを解説していきます。

 

ここで紹介するものは、ある程度TOEICを何度も受けていて、高得点を持っている人なら、誰でも知っているものだと思います。

だから逆に言うと、もし知らないとちょっと損してると思いますよ。

 

では、さっそく見ていきましょう。

TOEICのリスニングパートの解き方とコツ【全体】

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まず最初にリスニングパート全体についての解き方とコツについて、整理したいと思います。

結論を先に言うと、必ず消去法で選択肢を選ぶようにしてください、ということです。

 

TOEICは2016年5月から新形式に移行し、意地悪な問題が増えた印象があります。

そのせいで、リスニングはできてるんだけど、選択肢で迷うという、英語力を判定する試験として意味不明な状況が起こっています。

 

たとえば、公式問題集vol.3で、Test1のPart2にこんな問題があります。

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(質問)Have you finished the draft of the report yet? (もうレポートの下書きは終わりましたか?)

という問いに対して、旧形式なら、Yes/No で答えているものが正解になることが多かったんですが、新形式ではそう簡単にはいかなくなっています。

 

答えは、I had a conference call all morning. (私は、午前中ずっと電話会議をしていました。)

慣れないと、これが答えだとは気づきにくいですよね。

ぶっちゃけ、だいぶ意地悪な問題だと思います。

 

TOEIC新形式では、こういった正解だと確信できないような、選択肢が正解になるパターンが非常に多くなりました

 

そのため、私たちがリスニングパート全体で絶対に心がけるべきことは「消去法」です。

全部の選択肢を慎重に検討して、一番ふさわしいものを選ぶということ。

 

シンプルで当たり前ですが、リスニングパート全体を通して、消去法を徹底しましょう。

それだけでスコアは10点ぐらい違ってくるはずです。

 

そして当たり前ですが、消去法で絞り込めるのもリスニング力があってこそなので、日々のリスニング学習も重要ですよ。

参考:初心者のためのTOEICリスニング勉強法【その参考書では伸びません】

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Part1【Part3, 4の先読みが鉄則】

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最初は写真問題ですね。

ここでのポイントは、以下のとおりです。

Part1のポイント
  • Part3、4のイラスト問題の先読みをする
  • 写真は設問の読み上げの直前にざっと全体に目を通しておくだけ

 

Part1のポイントは、問題の流れを解説するディレクションが1分30秒程度とかなり長いということ。

 

この時間を最大限活用するため、一番大事なのはPart3、4の設問を先読みすることです。

狙いはPart3、4のそれぞれで、最後の方に出てくるイラストを使った問題です。

 

Part3と4でもそれぞれ、先読みはします。(これについては後で書きます)

ただ、前の問題をマークし終わって、選択肢の読み上げをしている間、次の問題のリスニングが始まるまでの10秒程度しかありません。

だから、せいぜい設問をざっと読むぐらいの時間しかないんですよね。

 

イラストを使った問題は先読みに時間がかかるので、それならここでやってしまおうという作戦です。

具体的には、Look at the graphic. で始まる第64問がそれです。

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(設問文)Look at the graphic. Which room will the man go to next?

ここで、どんなイラストで、何が問われている設問なのかをざっと押さえておくわけです。

 

階段を上がってきたところで、どこに向かうかって話だな。turn leftとかgo straightとか、置くから二番目とか、そんな感じのセリフが出るんだな。

だいたいこんな感じで先読みしています。

 

Part1自体の解くコツですが、基本的には写真の隅々まで目を通して、何が写っているのか事前にチェックするだけですね。

前の問題のマークが終わって、次の問題の読み上げが始まるまで、数秒程度しか先見する時間がありません。

 

たとえば、こちらは公式問題集vol.3の問題ですが、

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奥の壁に絵がかけられている、手すりがある、植物がある、段差を歩いて降りている、柱がある、とかそんな程度ですね。

あまり細かすぎて、写真から判断しづらいレベルのものはほとんど出ないので、無視していいです。

 

先ほどの写真でいけば、奥に窓ガラスっぽいのが見えますが、はっきり写ってないから微妙ですよね。

こういう細かいものより、パッと見て目に飛び込んでくる情報の方が大事です。

Part2【文頭を聞き取る+会話の想像力】

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Part2はご存知のとおり、短文応答クイズですよね。

ポイントは以下のとおりです。

Part2のポイント
  • Part3,4の先読みをすべて終わらせる
  • ワンセンテンス勝負なので、最初の言い出しに全神経を集中させる
  • 実際の会話を想像して、消去法で選ぶ
  • Yes/Noでは答えない雑なコミュニケーションが多い

 

ここでもディレクションが入りますが、Part2のディレクションは30秒程度なので、Part1ほど時間がありません。

問題用紙を見て分かるように、先読みすべきものは一切ありません。

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なので、「Now, let us begin...」が聞こえたらすぐ問題に戻れるように、心の準備をしつつ、ギリギリまで先ほどのPart3、4の先読みの続きをやります。

この図表のイラスト付きの問題は、Part3、4で計5問必ず出ます。

 

先ほども書いたように、Part3,4が始まると図表問題は先読みしてるヒマがないので、チャンスはこれが最後。

このPart2のディレクションまでで、5問すべて目を通して、簡単な概要を頭に入れておくことが必要です。

 

「Now, ...」が聞こえたらすぐ気持ちを切り替えて、リスニングに全神経を集中させます。

先ほど見たように、Part2は先読みすべきものがゼロなので、音にだけ集中します。

 

Part2で流れる音声はワンセンテンス勝負なので、最初を聞き逃すと一気にゲームオーバーですよ。

だから、言い出しの部分をきちんと聞き取ることが肝心です。

 

定番ですが、What, Where, When, Which, Who, Howの5W1Hをはじめ、疑問文なのか肯定文なのかは、最初で決まりますので、そこに全神経を尖らせること。

それから、先ほど解説したように、正解なのか判断に迷う意地悪な問題が続出するのがPart2です。

 

リスニングしながらも、実際の会話をイメージしながら解かないと、聞き取れたはずなのに「あれ、正解選択肢1個もないぞ??」となるので注意してください。

このパターンはだいたい法則があって、まずYes/Noで返すことが想定される疑問文に対して、Yes/Noを言わずにいきなり本題を始めるんですよね。

 

最初に見た意地悪問題もそうでしたが、他にもこんな例があります。(公式問題集vol.3より)

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(設問)I don’t think we can afford to start the store renovations yet.(私たちはまだ店の改装を始める余裕がないと思う。)

(答え)That’s not what Susan said.(それはスーザンが言ったことと違います。)

 

どうですか。パッとこれを聞いてすぐ正解選択肢だと見抜ける人は少ないでしょう。

たぶん、会議か何か打合せをしてるんでしょうね。

 

その流れならありえますが、結構実際の会話を想像しながら聞かないと、かなり迷うと思います。

この問題も他の2つの選択肢が明らかに違うと分かるので、正解を選べますが、Part2ではこういう問題が結構ありますので、消去法の原則を忘れずに解く必要がありますね。

Part3【10秒先読み+会話の想像力】

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Part3は複数人での会話を聞き取る問題ですね。

ポイントは以下のとおりです。

Part3のポイント
  • 10秒で次の問題の設問だけを先読みする
  • 具体的な問いには注意
  • 設問でどんな会話が流れるのかイメージする
  • 3つの設問の解答ヒントは順番に流れることが多い

 

Part3でも同じように、30秒程度のディレクションが流れます

その30秒でやることは、最初の2セットの設問文の先読みです。

 

基本的に10秒あれば設問は3つ先読みできるので、計算上は3セットできるんですが、一番大事なのは1セット目。

私もやってみたことはあるんですが、3セットも読むと1セット目の記憶があやふやになるし、2セット目と3セット目の記憶も薄くなるので、私は2セットと決めています。

 

先読みでは、どんな状況でどんな話が出てくるのか、正解に直結する絶対に聞き取らなきゃいけないポイントは何か?を整理しながら、会話をイメージするようにしています。

先読みは私の場合設問文だけで、個々の選択肢はパッと目だけ通す程度ですね。

 

選択肢まで先読みする人もいるみたいですが、普通に考えて4つの選択肢のうち3つは嘘の情報なわけです。

つまり個々の選択肢を読んでも7~8割は嘘なわけで、そんな情報を仕入れても混乱するだけですよね。

 

ちなみに累計50万部を突破した「世界一わかりやすい」シリーズの著者で、スタディサプリTOEIC関正生先生も、先読みは設問だけだと言っています。

選択肢を先読みして、具体的にどのように会話をイメージするか解説します。

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この設問32~34の情報からイメージできる会話は、以下のとおり。

  • 男と女が出てきて2人で会話をする場面である
  • 男が女に何かを頼みごとをしている
  • 逆に女も、男に何か頼みごとをしている
  • 男はavailableじゃない状況(そのため頼みごとを断った?)

私はこんなふうに情報を整理して、実際に男女の会話風景を頭に思い浮かべています

こうすることで単に文字っ面だけで情報を追うより、リスニング音声を聞いたときに頭に入ってきやすくなりますよ。

ぜひ試してみてください。

 

先読みが間に合わないからといって、設問を読みながらリスニングするのはおすすめしません。

集中力が、どちらも中途半端になって、結局二兎追うものは一兎も得ずみたいな状況になりやすいです。

 

また、先読みをする中で、設問文に具体的な事柄がある場合は要注意です。

たとえば、こんな具体的なセリフが問われるケース。

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Why does the man say, “My business plan for next quarter is due in two hours”?

これはこのセリフが、そのまま出てくることを意味するので、これを先読みしていないと対応が格段に難しくなります

 

ほかにも、

  • What will be available next week? など具体的なタイミング
  • What will the man do next? などの具体的な行動

こうした表現が含まれているときは、ピンポイントで内容が問われているので、いくら会話文の大意が聞き取れても、正解できません

 

問題の音声が始まったら、私はぐっと集中して(気分によっては目を閉じて)、音声に集中します。

 

Part3の設問は3つありますが、設問の順番に解答のヒントが流れる可能性が高いというのは知っておくといいですよ。

1番目の設問は音声の最初の方に解答のヒントが出るし、3番目の設問なら最後の方にヒントが出るということです。

 

音声が終わったら、続いて問題文の読み上げが始まりますが、完全無視して自分のペースで32~34まで解答をマークしていきます。

問題文の読み上げは1セットあたり35~45秒ぐらいなので、解答のマーキングは25~30秒ぐらいで終わらせて、次の設問の先読みのために10秒残すのが目標です。

Part4【Part3と同じ+何の話か】

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Part4は留守電メッセージやスピーチなど、登場人物が1人でしゃべるタイプの問題です。

ポイントはPart3と共通ですが、1点だけ、99%が全員知っているコツを、念のため書いておきます。

 

それは、各セットの冒頭のアナウンスで流れる

「Question 71 through 73 refer to the following ●●●(telephone message など).」の部分を確実に聞き取ることです。

 

これから流れる話が留守電なのか、ラジオ放送なのか、会議の一場面なのか、を事前に押さえておくことで、話の全体像が見えるし、話が頭に入ってきやすくなります

これは鉄則中の鉄則なので、知らない人はまじでやりましょう。(たぶん他の人は全員やってます)

【対策】地力のリスニング力を鍛えつつ、問題に慣れる

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最後にまとめます。

この記事のまとめ
  • リスニングパートは消去法が大原則
  • Part1:ディレクションでPart3, 4の図表問題の先読みをすべし
  • Part2:意地悪問題が多いので消去法で対処する
  • Part3:先読みして会話を事前にイメージする
  • Part4:冒頭の Question ○ through ○ refer to the following ●●(←ここを聞き取る!)

以上が、リスニングパートの解き方とコツです。

 

これを実践できたからといって、正答率が上がるようなテクニックでもないですが、スムーズに余裕をもって試験を進めることはできると思います。

リスニングは特に小手先のテクニックは通用しなくて、最後はリスニング力の地力がものを言います

 

この記事に書いたことは、これを読んだ瞬間から実践できるものばかりですが、リスニング力は一朝一夕では身につきません。

日々のリスニング学習が大事なので、コツコツ勉強を積み上げてくださいね。

 

私が400点前半から勉強を始めて、705点をとるまでにやってきた勉強法はすべて下記で公開しています。

あわせて参考にしてみてください。

【体験談】TOEIC400点台の初心者が、完全独学で705点までいった勉強法

 

最後に、日々のリスニング学習をアプリを使って効率化しませんか?という話をします。

先ほどもちょっと紹介したスタディサプリTOEICというアプリで、実際に私も、前回受けたTOEICの勉強のためにこのアプリを使っていました。

 

予想以上に使いやすくて良かったし、結果的にスコアアップもできたので、念のため紹介したいと思います。

stasapu_toeic_top

 

この記事で書いたような、ちょっとしたとき解き方のコツなども、関先生流に解説があるので、それだけでもわりと見る価値ありますね。

利用料が月額2500円ぐらいかかるのがデメリットですが、問題演習は毎月最新のものが更新されますし、各問題には関先生の解説動画も付いているので、独学では得られない気づきがたくさんありましたね。

 

リスニングパートも、ただの問題演習だけでなく、私も実際にやっていて効果的だった、シャドーイングディクテーションなどが基本機能に入っているのも気に入っています。

詳しいレビューはこちらの記事で書いているので、興味がある人は読んでみてください。

【体験談】スタディサプリTOEICの評判&実際に使ってみて感じた効果

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【悲報】正直、こんな場合は独学では無理です

英語は完全独学でも話せるようになるし、TOEICも高得点が取れます。

私自身もTOEIC400点前半→705点までは、日本にいて完全独学で取れました。

ただ、1年半かかってるんですよね。

 

これはわりと平均的なスピードだし、ネットや広告で見るような独学3ヶ月で200点UP!とかは、たまたま好条件が重なっただけで、再現性も低いというのが私の考えです。

 

正直言って、3ヶ月で200点上げる方法なんて私には分かりません。

これが私の考える独学の限界です。

 

どうしても短期間でスコアアップをしたいなら、素直にスクールを使うのが賢明だと思いますね。

以下は私目線で、TOEICのスクールを3社に厳選し、徹底比較した記事なので、スクール選びの参考になるはずです。

【3選】TOEIC対策に強いおすすめのスクール | 短期間でスコアを上げる

 

TOEIC以外の、ビジネス英会話などのスピーキングでも、同じことが言えます。

個人的にはスピーキングを伸ばすなら、オンライン英会話がベストだと思ってますが、3ヶ月とかでそれなりの結果が出したいのなら、話は別。

 

何が原因で話せないのか、きちんと客観的に自己分析して、それに対応した勉強ができるなら、独学でもいいかもしれません。

だとしても、3ヶ月でそれなりに話せるようになるというのは、控えめに言ってギャンブルだと思いますね。

 

個人的には、どうしても短期間で英会話力を伸ばしたいなら、スクール1択です。

以下の記事では、私目線で、信頼できそうなスクールを3社厳選し、比較していますので、参考にしてみてください。

英語コーチングスクールとは?おすすめ4社を比較 | メリットとデメリットも

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