プロフィール

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皆さんはじめまして!

 

当ブログ Give up Perfect English! を見ていただき、また、わざわざプロフィールまで見ていただきありがとうございます!

 

元公務員(市役所行政職)、元青年海外協力隊員(職種:コミュニティ開発)、元民間企業の貿易部主任(輸出入担当)のわかです。

 

一応、つながりとしては、市役所時代に、生活保護のケースワーカー(相談員)を3年経験しています。

 

そこで貧困の実態を目の当たりにしたことで、それが途上国や青年海外協力隊への興味につながりました(それがすべての理由ではないですけどね)。

 

青年海外協力隊では英語圏のジャマイカにいて、英語がわりとできたので、帰国してからも海外に関わる仕事、英語に関わる仕事がしたいと思って、貿易の仕事に転職しました。

 

そこから、病気になって死にかけたことから、市役所退職時に思い描いていた、本当にやりたかったことをしようと思い、現在フリーランスになっています。

 

私は公務員を辞めてしばらく経ちますが、いまだ後悔したことは一度もありませんし、たぶん今後もないと思います

民間に転職したときの話はこちらの記事で、実体験そのままに書いています。

 

現在は故郷の新潟県内に住んでいて、フリーランスで当ブログの運営をしながら、妻と生まれたばかりの子供の3人で暮らしています。

 

JTF(日本翻訳連盟)個人会員、翻訳会社のトライアルに1社合格(フリーランスとしての初仕事はまだ)。

 

私の英語のスペックは以下のとおりです。

私の英語力の基本スペック
  • 市役所退職までは英語とは無縁の生活
  • TOEIC:880点(2019年1月取得)
  • 英語は普通にしゃべれるレベル ← 青年海外協力隊で英語圏のジャマイカに住んでいた)
  • ビジネス英語もそこそこできる ← 帰国後に入った民間企業(製造メーカー)で、貿易実務・調達(輸入)・海外営業(輸出)を担当

私は元々、市役所職員というとても安定した(退屈な?)仕事をしていたのですが、青年海外協力隊にどうしても行きたくて、退職しました。

市役所勤務時代から、ビジネスの勉強が好きすぎて、簿記1級の勉強をしたり、中小企業診断士を目指してみたり、とにかく自己啓発が好きでした。

要は、漫然と公務員をしているのが嫌だったんです。

 

公務員は世間の流れとは驚くほど無縁で、文字どおり安定しています。

不景気だろうが、世の中でどんな流行・トレンドがあろうが関係なく、毎日の仕事が進んでいきます。

世間から分離しているので、中にいる人も、8割ぐらいは漫然と過ごしている人々です。(残りの2割が行政を支えている)

 

そんな組織の中でも、私は、もっと業務を改善できないか?もっと市民のためにできることはないか?

そんなことを真顔で考えるようなタイプでしたし、熱すぎて「(組織の方と市民の方と)どっちを向いて仕事してるんですか!!」と上司に食ってかかったこともあるぐらい(基本的にはめったに怒らない温厚なタイプです。。)

今考えると基本的に、組織に合わない人種だったのかもしれません。。

 

市役所では人間関係にも恵まれ、チームで仕事をすることをそれなりに楽しんでいる気ではいましたが、親も自営業だったので、血筋的にサラリーマンが合わなかったのかもしれないですね。。

 

そんな自分が、ビジネスの勉強をしているうちに、社会起業に興味をもつようになり、途上国に行ってみたいと思うようになりました

行政改革、財政難の嵐が吹き荒れる中、私がいた市役所でも毎年行政サービスがどんどん縮小している中、公的な仕事をビジネスでもできるようにならないか?と考えるようになったのです。

途上国というアイデアは、市役所で3年ほど、生活保護のケースワーカー(生活保護者の相談に乗ったり、いろんなサポートをする仕事)をして、貧困というものを生々しいぐらいに感じたことが影響していると思います。

貧困の最前線なら、途上国だろう!という感じです。

 

そんなわけで、青年海外協力隊に興味を持つようになったのですが、せっかくなら、英語を使う国に行った方が、その後のキャリアにも役に立つだろうということで、英語圏に行こうと考えました。

そのときは、海外の大学院でMBAの勉強をしたり、社会起業家として世界をまたに駆けるような仕事を夢見ていたので、絶対英語圏じゃなきゃ嫌だ!と思っていました。

 

青年海外協力隊は、各国別、プロジェクト別に求人リストのようなものがあって、そこに応募するような形で、願書を出します。

英語圏のプロジェクト(案件)もかなりあるのですが、フランス語やスペイン語圏の場合、出願に必要なTOEICスコアは全然低くてもOKなのですが、英語圏の場合、640点以上が求められるケースがほとんどでした。

前置きがめちゃくちゃ長くなりましたが、そこから、私の長い長い英語学習が始まったのです。

 

英語をちゃんと勉強するのは大学受験以来だったので、青年海外協力隊を目指すと決めて最初に受けたTOEICは、400点前半だったと思います。

今では基本的な会話では困らないレベルまで英語を使いこなす私も、最初は初心者レベルだったのです。

文法や単語はなんとかなると思っていたのですが、いかんせんリスニングが全然ダメでした

リスニングなんて受験生時代の勉強したことがなかったので、勉強の仕方も見当がつきませんでした。

どんな勉強をしたのかは、こちらの記事に書いていますので、読んでみてください(↓)

 

公務員は(部署によりますが)皆さんが想像している以上に忙しく、毎日8時とか9時まで残業は当たり前。

仕事から帰ってきて、食事をささっと済ませて、夜1時とかまで毎日勉強、朝も少し早起きして勉強、通勤の車の中でも英語のCDを聞いて勉強、そんな毎日を送っていました。

 

独身だからできる超ストイックな生活でしたね。

今アレをやったら、速攻で家庭崩壊です(汗)。

 

このブログでは、私の人生を変えた英語のことを中心に、英語を使ったキャリア形成、公務員事情、青年海外協力隊のことについて、主に書いていきます。

私もそうでしたが、英語とはまったく無縁に生きていても、英語を学ぶことで、一気に世界が広がります。

私自身、日本でもっとも安定している職業をドロップアウトして、青年海外協力隊を経て、今フリーランスですから、英語にまつわるいろんなキャリア、働き方を考えている人にも、何か参考になるものがあるかもしれません

 

最後に、ブログの中で、英語教材などモノによっては「使わないと損ですよ!」などと結構強めにおすすめしたりしていますが、お許しください(笑)

全部自分で使ったものを紹介していますし、おすすめできないものは書いていません。

私自身、英語などの自己投資については、わりとストイックにやってきたので、本当にこれは買いだ!というものは素直に気持ちの勢いに任せて書いています

 

以下に、もっと詳しい私のプロフィールを書いておきましたので、もっと気になる!というヒマな人だけ読んでくれればうれしいです。

いつもご愛読ありがとうございます!

waka

おおまかな経歴

私は少し前まで、まったく英語と関わりのない人生を送ってきました。

地元の高校卒業後、隣の県の公立大学に進学。大学を卒業後は、地元の市役所に就職し、8年間勤務していました。ここまでは、まったく英語と無縁の生活です。

周りに英語を話す人は両親、家族、ご近所、友人、知人を含めて完全にゼロで、就職後も仕事で海外や英語とは縁のない暮らしを送っていました。

その後一念発起し、JICAの青年海外協力隊の試験に合格。ここから自分の人生が大きく変わりました。
公用語が英語のジャマイカに派遣され、1年間現地のまちづくり団体に所属し、ボランティア活動をしていました。

父の死去に伴い帰国し、地元の民間企業で貿易の仕事をしていました。海外企業との直接のやり取りになるため、連絡はすべて英語で行っていました。毎日何十通もの英文のメールをさばいていましたし、急を要する場合などはたまに英語で電話することもありました。

今はこのブログの執筆のほか、途上国支援のための社会起業に興味があるので、いつか将来的になにかの活動に参加できればと思っています。

プライベート

生まれたばかりの小さい子どもがいるので、子育てをがんばっています!大変なこともありますが、毎日子どもの顔を見て、「あれ、顔立ちがしっかりしてきたな!」とか成長を妻と一緒に楽しんでいます。

以前は友達とバンドを組んで、ギター&ボーカルをしていましたが、今はめっきり音楽から離れてしまっています。リードギターだった親友が病気で亡くなってしまい、それ以来、情熱を失ってしまいました。でも、またいつかやりたいですね。

それから中学時代にサッカー部だったので、日本代表の試合はチェックしています。

サッカーはもちろん、野球も含めて海外で活躍する日本人選手のニュースは、結構見てしまいます。海外でがんばることの大変さが自分の経験からも分かるので、がんばって!と陰ながら応援しています。

受験英語の勉強は速読英単語だけでOKだった

英語に関してはどこにでもいる、ごく普通の日本人でした。

中学、高校時代は、勉強はそこそこできる方だったので、英語も他の科目同様、悪くない成績でした。ただ、別に英語は好きだったわけでもなく、むしろ数学が好きな子どもでした。

当時はまだ受験にリスニングが要らない時代だったため、文法と読解、語彙力だけは一定のレベルだったと思います。

私にとって当時の英語のイメージは、文法は理解するのにそこまで苦労しなかったので、あとは単語さえどんどん暗記すれば、読解も自然とできるようになるという暗記科目でした。Z会の速読英単語で勉強していた記憶しかないです。

単語の勉強しかしていなかったようなものなので、のちに何度も味わうことになる挫折という概念もありませんでした。

このときは、英語とここまで深く長い付き合いになるとは思いもしませんでした。

大学時代、リスニングで挫折

大学時代、授業でも週に1~2コマ英語の授業がありました。しかしテキストの和訳を授業前に予習し、授業ではテキストを読みながらみんなでその和訳を答え合わせをする、という高校の続きみたいな、何ともつまらない授業でした。

大学3年生のとき、就職活動を意識してTOEICを受け始める人が周りでちらほら出てきました。

私は公務員試験を受けるつもりでしたが、公務員試験でも英語の問題が2問ぐらい出るため、公務員試験の勉強ついでにTOEICの勉強をしてみました。

そのときも私は例によって、TOEICの単語集を買って、単語を覚えるという大学受験とまったく同じ勉強をしたのです。英語に関しては、単語さえ覚えれば何とかなるという認識しかないわけですからそうなりますよね。

リスニングも買った単語集に付属していたCDを聞いて、勉強したような気になっていました。よくある、単語と例文を読み上げるだけのCDです。

あとは模試3回パックみたいな本を買って解いただけです。

結果は・・・リスニングがまったくできませんでした。リスニングをちゃんと勉強したことがなかったので、もう呆然とするしかなかったですね。どうすれば聞こえるようになるのかも皆目見当もつきませんでした。

「これが聞こえる人はどういう頭をしているんだろう?きっと特別な才能か帰国子女みたいな人でないと無理だろうな。」純粋にそう思いました。

実際、周りでTOEICを受けていた数少ない私の友人が、まさにそのイメージどおりの人だったからです。その人は、幼い頃アメリカかどこか英語圏に暮らしていたため、TOEICは800いくつでした。

「私のような日本でずっと日本に暮らしている普通の日本人には、高得点を取るのは逆立ちしても不可能」それが私のTOEICのイメージでした。

幸い、公務員試験の英語ではリスニング問題はありませんでしたし、TOEICで高得点を取る必要性も当時の私にはありませんでした。

「もう今後の人生で、英語と関わることもないだろう」そう思い、私は英語を完全に諦めたのです。

青年海外協力隊に行こうと決意

社会人になって6年が経ったあたり、私は青年海外協力隊に志願することを決意し、英語の勉強を始めます。大学の先輩が、新卒で青年海外協力隊としてザンビアに行っていたのが、そもそものきっかけでした。

当時その先輩から充実してそうな手紙と、黒人の子どもを抱っこする写真が送られてきました。それ以来、「いつか自分も行ってみたいなぁ」という気持ちが心の片隅にあったのです。

協力隊の試験を受けようと決意したのが2012年3月、年齢的にそんなに悠長にしていられなかったのと、その時の市役所での仕事のモチベーションを考えると、できるだけ早く合格して、次のステップに行きたいと思っていました。

そこで、1年後の2013年3月までに英語圏に出願できる最低ライン、TOEIC640点を取得し、2013年春募集で応募しようと目標を立てたのです。こうして私の英語への挑戦が始まりました。

役所の仕事は好きでしたが、できるだけ早く、違うステージに行ってステップアップしたいと思っていました。そうと決まれば、あとはやるだけ。1年で絶対640点取る、と意気込んでいました。

TOEIC400点以下からのスタート

当時の私の英語レベルはというと・・・丸腰で試験を受けたらおそらくTOEIC400点以下だったと思います。なぜならそれから数ヶ月間、毎日1日3時間ぐらいしっかり勉強して臨んだ最初のTOEICが、たしか440点ぐらいだったからです。

大学生時代とは違って、何が何でもTOEICのスコアが必要だったので、そのときは必死に勉強しました。その当時5年ぐらい中小企業診断士の勉強もしていたので、もう頭の中がプチパニック状態でした。

どういう勉強法だったかといいますと、まずはやっぱり単語でしょ!ということで、TOEIC用の単語集「新TOEIC R TEST 出る順で学ぶボキャブラリー990」という割と評判の良いテキストを買って、毎日往復の通勤時間に車でCDを聞いたり、何度も音読したりしていました。700点レベルまでの語彙をひたすら暗記しました。

それ以外はTOEIC用の英文法問題集と、TOEICターゲット600点的な総合問題集をこなしました。

つまり、700点レベルの単語力と文法力、全問題形式とその対策を頭に入れた状態で私は最初のTOEICを受けたのです。結果は440点ぐらいでした。

再びリスニングの壁が立ちはだかる

私はお金をケチって公式問題集をやっていなかったので、私がやっていた試験対策本より、リスニングセクションのナレーションも速く感じたし、もうリスニングは最初の写真の問題以外はお手上げ状態、ほぼヤマ勘でした。

リーディングセクションも全然時間が足りず、長文はほとんど塗り絵でした。

リーディングはこのまま語彙力を上げて、勉強時間を積み上げていけば読解スピードも上がるだろうし、何とかなるだろう。でも、リスニングは勉強しても聞こえるようになる気がしない・・・。いやぁ、無理だろこれ。聞き取れる人の脳みそは一体どうなってんだ??

 

課題はリスニングでした。何がどうなって聞こえるのかそのメカニズム、理屈が全然理解できなかったのです。何が原因なのか、どうなれば聞こえるようになるのか、その理屈が分からないから対策も立てられない。

これは本当にまずいなと思いました。大学時代に受けたTOEICで感じたリスニングの壁の高さを思い出しつつ、自分にできる日は来るんだろうかと本気で思いました。

英語耳に出会い、発音学習でブレイクスルー

リスニングの勉強について、何かを変えなければいけないことは明白でした。

一体何をどうすればいいんだろうか?

身近な人で英語を勉強している人は誰もいなかったので、頼れる人は誰もいませんでした。私はともかくネットで調べまくりました。毎日何時間も調べました。

リスニング対策を謳っているテキストはたくさん本屋さんにありますが、単に問題を多く解かせて、慣れさせるという類いのものが当時も今も多いです。

習うより慣れろでうまくいかない気がするから困ってるんだよ!

amazonで本を検索しては目次を見てレビューを見て、いろいろ調べていたとき、ある本が目に留まります。

それが、今もなお英語の発音を学ぶ名著として知られる「英語耳」です。さっそく私は買いました。

おおおお!これだよこれ!そうそう、そうだよね!
batとbut、mapとmopも聞き分けられないと意味が全然変わってくるもんなぁ。

 

英語耳が主張する「発音が分かればリスニングもできる」というのは、私にとって明快で論理的、かつ悩んでいたことをズバリ打ち抜く、衝撃的なメッセージでした。

私はリスニングの勉強を一切やめて、次のTOEICの試験まで英語耳だけを繰り返し繰り返しやる作戦に出ました。英語耳の姉妹編単語耳もやりました。この勉強法で合っているという自信はありました。

すると次のTOEICのリスニングセクションのスコアが、50点近く上がったのです。

よっしゃああー!前より聞こえてきてる感覚があるぞ!

K/H Systemで英語のリズム感とシャドーイングを知る

英語の発音学習に一定の手ごたえを得た私は、単語レベルの発音だけでなく、文章レベルでの発音を勉強することがリスニング上達につながると考えました。

そこで、見つけたのが「究極の英語学習法K/H System (入門編)」です。初版が2001年ですので、手にした2012年当時ですでに10年以上前の古めの本でした。

読んでみて、これはすごい本だと思いました。英語耳の時と同じような、「まさにこういうことが知りたかったんだ!」という目から鱗の内容でした。

K/H Systemではシャドーイングという勉強法も、丁寧に正しく教えてくれます。

そしてこのあと受けたTOEICでは、スコアが100点ぐらいアップし、総合530点ぐらいまで点数が伸びたのです。

協力隊の英語圏に必要なスコア、640点まであと100点ぐらいか。ちゃんと正しい勉強をしている自信があるし、このまま頑張ればいける気がするな。

 

この時点でタイムリミットまで残された時間は半年ぐらいでした。

基礎固めがひと段落したところで、あとはひたすら公式問題集を中心に問題演習に取り組み、リスニングセクションは発音記号を振ってシャドーイングも何度もしました。

そうして最終的に、青年海外協力隊の応募までの最後のTOEICで705点を取得し、念願の青年海外協力隊の英語圏ジャマイカへの派遣が決まったのでした。
最初に受けたTOEICから1年間で250点ほどスコアアップでした。

TOEIC705点、なら結構しゃべれるよね・・・?

青年海外協力隊に合格した人たちは、派遣前に語学訓練を受けます。70日間の合宿形式でみっちり派遣先の語学を勉強してから派遣されるのです。

派遣前訓練の前に、一度英語をしゃべる練習もした方がいいんじゃないかと思い、DMM英会話の体験レッスンを受けてみました。

撃沈でした。

考えてみれば、人前で、誰かに向かって英語を発したのは、おそらく中学の授業以来だったと思います。いくら車の中、家の中で一人でシャドーイングをしていても、人に対して声を出すというのは別次元だと思い知らされたのです。

あれだけTOEICの勉強をして、ボキャブラリーも増えているはずなのに、自己紹介すらまともにできませんでした。

見かねたフィリピン人の気さくな先生が、やっとの思いで私が言った「I like music.」という自己紹介にからめて、「では好きな歌を歌ってみて」と誘導してくれました。

何を歌っていいか、もう私の頭はパニック状態でしたが、なんとかビートルズのHey Judeを歌って、盛り上がらない地獄の25分間は終わったのでした。

あんなにつらいHey Judeは初めてだ。全然しゃべれないし、もう嫌だ。

 

無料レッスンは2回受けられたのに、この1回でもう意気消沈してしまい、あと1回のレッスンは受けずに終わりました。

話せなすぎる自分が恥ずかしい、TOEIC705点で調子に乗ってた自分も恥ずかしい、きれいな発音で意気揚々とシャドーイングしてた日々がなんだったんだと、積み上げたその自信とプライドは一瞬にして崩れ去ったのでした。

派遣前訓練が始まってからも、TOEICだけにフォーカスして勉強していたことが、いかに無意味か、いかに普段のコミュニケーションとかけ離れているかを日々思い知りました。

TOEICで使うボキャブラリーはビジネス英語に偏っていますので、普段使いの日常会話でのフレーズや単語はTOEICでは勉強できません。派遣前訓練は、現地での生活を想定した日常会話中心の研修内容だったため、知らないことがほとんどでした。

海外ドラマを見るのが好きだというクラスメイトの方が、TOEICの点数は全然私より下なのに、ブロークンで上手に話していました。私は「I have a question.(質問があります。)」すら言えないブロークン以下だったことに愕然としましたね。

「あなたの英語は小学生以下」

派遣前訓練で、英語を話すことの場数だけは踏んだため、英語を話すことへのハードルは相当下がりました。

ただ初めての海外生活は、コミュニケーションの面で非常に大変でした。特にリスニングでは、くせのあるジャマイカの英語訛りと、そもそものリスニング能力の低さが相まって、かなり苦戦しました。

現地での研修は、現地ジャマイカ人が講師になることが多いのですが、半分ぐらいしか聞き取れなかったです。聞き取れなすぎて、質問をしようにも何を質問したらいいか分からないという感じでした。

現地での語学研修では、講師のジャマイカ人の先生から「あなたたちの英語は小学生以下よ。」とさえ言われました。

その馬鹿にしたような、何のリスペクトもない言葉に、「英語がなきゃ、あんたよりよっぽど頭いいわ!」と言いたくなりましたが、言葉ができないというのは、仕事ができるとかの能力以前の問題なんだなと悔しくも考えさせられる経験でした。

英語はツールでしかないというのは私のモットーです。仕事で英語を使えるレベルというのは、実はそんなに高くはありません。ペラペラでなくても、字幕なしで洋画が見れなくても全然OKです。

 

しかし、この経験が示すように、最低限のコミュニケーションができるレベルがないと、その土俵にすら上がれないのも、また事実です。

英語への自信のなさが、更なる悪循環に

ジャマイカでは、日本人の年下の同僚がもう一人いましたが、赴任当時私の英語力はその同僚より大きく劣っていました。

次第に現地スタッフも、私に何か話してもよく理解していないというのが分かってきて、情報伝達は現地スタッフから日本人のもう一人の同僚に、そしてその同僚が私に日本語で伝えてくれるという流れができました。

今の話何言ってたか、だいたい聞き取れました?

うーん、よく聞き取れなかったよ・・・。

○○○って言ってましたよ。

そ、そうですか・・・(いつもすまないね)。

 

年下の同僚から通訳してもらって、その人なしでは仕事にならない自分がいつも情けなくて仕方ありませんでした。現地ジャマイカ人からも、きっといてもいなくてもどっちでもいい存在だったと思います。

スピーキングも全然上達せず、はじめは日常生活で使う、ほとんどのセリフが言えませんでした。

電話でタクシーを呼ぶとき、レストランで注文するとき、その都度家に帰ってからインターネットで調べて、「ああ、こうやって言えばよかったのか」となる、この繰り返しの毎日でした。

また、話の中で疑問文を作るのもとても苦手でした。疑問文を作れないので、You go to a church? (教会に行ってるの?)みたいに肯定文に語尾を上げて聞いていました。もちろん、文法は理解しています。Do you go to a church?ぐらい頭では理解しています。でもとっさに言えないのです。

会話は英作文と違います。その瞬間瞬間で文を構成して声に出さないといけません。考えて出遅れていると会話の流れにも出遅れてしまい、会話が成立しないことも多いのです。私はそのスピード感が圧倒的に欠けていました。

もともとバリバリ途上国のために仕事をしたいと思って協力隊に入ったので、まったく役立たずな自分が不甲斐なくて、同僚に通訳されてる自分も情けない日々でした。

ともかく、話す言葉すべてに自信が持てませんでした。私が何か話すと「何言っているのこの人、全然わかんないんだけど。はあ?」と怪訝な顔でいつも見られました。コミュニケーションがうまくいかないたびに、自信をなくすという悪循環でした。

どこかの留学生ブログに書いてありましたが、「(言葉も文化も違う海外では)生きているだけでストレス」というのはまさにこういうことだなと感じる毎日でした。

 

英語圏にいるのに、肝心の英語力はまったく伸びる気がしませんでした。同僚の通訳を介して仕事をしていると、スピーキングの機会も思ったほどありません。

リスニングも毎日英語のシャワーを浴びて耳が慣れてくるかと思いきや、ただただよく聞き取れない英語をBGMで聞いているようなもので、当然スクリプトもないため、答え合わせもできない。何を言っていたのか分からないので上達しないという感じでした。

この経験からも、英語を毎日シャワーのように浴びても、内容がちんぷんかんぷんであれば何の効果もないのです。

オンライン英会話で話す絶対量を確保

めっきり自信をなくしていた私は、「逃げていても変わらない。勉強することでしか道は開けない」と感じ、勉強し直そうと決心しました。

まず思い浮かんだのは、派遣前訓練の前に一度お世話になったオンライン英会話を、もう一度やってみるということでした。

日本に住んでいる人が英語を使う機会を持つために利用するサービスなのに、英語圏に住んでいる自分が利用するっておかしくね?とも思いましたが、ともかく話す量を増やしたかったので、当時一番安かったDMM英会話に登録しました。

また、いろいろネットで調べていると、カランメソッドというものがスピーキングの瞬発力をつけるのにいいのではないかということを見つけました。カランメソッドとは瞬間英作文のように、英語の質問に対して反射的に英語で答えるというスピーキングでは非常に有名なトレーニング方法です。そこで、カランメソッドでの授業を提供していたE-friend(現在はジオスオンラインに統合されている)にも登録しました。

2つのオンライン英会話に登録し、25分×2コマ×2スクール=合計100分を毎日こなしていました。月1万数千円の授業料でしたが、もうお金をケチっている場合ではなかったのです。

結局、なんでもそうですが、無料で学べるもの、本で学べるものは習得スピード、効率の面でやはり劣ります。一方でお金がかかるものは一般的に、速く目的地まであなたを連れて行ってくれます。お金で時間を買うという投資の考え方がありますが、当時の私が採った作戦もまさにこれでした。

ディクテーションでリスニング力強化

オンライン英会話を再開してみると、驚くことに案外会話を楽しむことができたのです。

でもこれは、錯覚でした。私は相手の話が聞き取れない時は適当な相づちをして聞き流し、聞き取れたときだけ言葉を返していたのです。なので、何となく楽しく会話をしているようで、相手からしてみれば、何らかのリアクションや返事を期待しているところに適当な相づちをされるわけですから、話が発展せず、深い話にまでならないのです。

事実、レッスンを録音して聞いてみると、私のオンライン英会話のレッスンは、あまり盛り上がらない、薄っぺらい会話になっていました。

オンライン英会話での雑談やどうでもいい話の流れのときは、それでいいかもしれません。

しかし、仕事の場合、しっかり話を聞いて、それに対してちゃんと返答しなければならない場合が多いうえ、聞き取れなかった部分がもし重要な部分だった場合には大変なことになりかねません。そもそも、仕事の大事な会話に対して、「聞き流す」という発想は相容れないですよね。

そこで散々ネットで調べた結果、ディクテーションというリスニングの学習方法があると知り、わらにもすがる思いでディクテーションを始めたのです。
私が実践したディクテーションのやり方は、英語学習サイトellloの音声を書き起こすというものでした。聞き取れない箇所を何度も何度も聞き返して、4分ほどの音声を書き起こすのに5~6時間かかっていたと思います。

 

ディクテーションでの効果は徐々に現れてきました。これまで断片的に聞こえていた音をつなぎ合わせて、何となく意味を取っていたのが、きちっとすべての音が聞こえて頭の中に英文が出来上がってきたのです。

ellloの音声は台本のないリアルな会話です。これがすごくよかったと思っています。英語の話すテンポやリズム感がここでかなり養われて、スピーキングにも役立ちました。

英語にストイックに取り組んだおかげで、現地スタッフとの会話も自信を持ってできるようになり、私が帰国の際は、「いやー英語すごく上手になったね」と褒めてもらえるまでになりました。

 

 

 

 

私のジャマイカでの活動が現地の全国紙の新聞に載りました。
この取材に来られていた現地の記者の方は英語の教師でもあったのですが、「英語があまりに上手でびっくりした。」とまで言われました。

ビジネス英語は日常会話より簡単

ジャマイカから帰国後、私はTOEICを受け直し、875点を取得後、民間企業の輸出入の貿易業務に就きました。これまでのお気楽なボランティア活動での英語とは違って、売上とコストカットを求めてシビアに交渉し合う厳しい世界です。

仕事は海外の取引先や顧客とのメール対応が中心で、必要に応じてまれに電話することもありました。また、輸出に関して年い数回海外の展示会に出展し、アテンド及び商談も行っていたほか、輸入関係でも年に数回海外出張がありました。

これまで書いてきたとおり、そもそもビジネス経験はゼロでしたし、ビジネスメールの作法も知りませんでした。ジャマイカでもメールのやり取りはほとんどなく、電話や携帯のテキストメールがほとんどでした。

しかし実際、実務をやってみると、ビジネス英語と言っても、そんなに難しくないことがすぐに分かりました

いろんなビジネスメールのお礼状や依頼文などの定型的な文章は、インターネットで検索すればすぐに出てきますし、ビジネス英語でよく使うフレーズも本を一冊買えば十分です。あとは、日常会話で鍛えた英語基礎力、文章構成力を応用すれば、ビジネスで通用する文章はすぐに書けました。

日常会話で英語の土台をある程度作っておけば、あとはいくらでも応用ができるのです。むしろ、日常会話の方が想定されるシチュエーションがはるかに多いので、覚えることも膨大で難しいです。
英語がどのくらいできるかと聞かれてよく言う、「日常会話ぐらいならできます」というのは、おかしいといつも思います。私からすれば「日常会話こそが一番難しいんだよ!」と言いたいところです。

 

海外出張や電話における、ビジネス上でのスピーキングでも難しさは感じませんでした。日常会話を勉強していたときの方が何倍も難しかったし苦しかったです。

なぜなら、ビジネス英会話では本に出てくるような堅苦しい表現や、完璧な英語は求められていないからです。日常会話の延長のブロークンイングリッシュで十分です。私のスピーキングスキルも当時はブロークンより少しマシなレベルでしたが、何の問題もありませんでしたし、私より英語が下手な人はたくさんいました。

世界中でネイティブスピーカーは少数派で、外国語として話す人の方が圧倒的に多いですし、実際私の経験上では英語のネイティブは1割程度です。大多数の人はネイティブのようにペラペラでも完璧でもありません。ヨーロッパ人の英語も思っているほどそんなに上手ではありません。それでもみんな堂々と話しています。この辺が日本人と大きく違うところですね。

あなたがこれから英語のスキルを高めていくにあたっては、このレベルをまずは目指してほしいと思います。多くの場合は、このレベルで日常会話、ビジネス、旅行などに十分用が足ります。

くも膜下出血で生死をさまよう

2017年秋、私は突然仕事中に倒れ、ドクターヘリで大学病院に運ばれます。診断はくも膜下出血。二度の手術で一命を取りとめましたが、この経験が人生を大きく見つめ直すきっかけを与えてくれました。

入院中は、このまま寝たらもう起きずにそのまま死ぬのかなと思い、今まで感じたことのない得体の知れない恐怖で眠れないこともありました。朝起きると、「ああ、今日も生きててよかった」そんなふうに思う日々でした。

今も再発の恐怖はあります。この病気は突然に、そして自分の知らない間に死んでしまうからです。そして私は、とにかく悔いのない人生を生きようと起業を決意しました。

そもそも社会起業に興味を持って役所を退職し、青年海外協力隊に行ったので、何年か民間企業で経験したあと、ゆくゆくは起業しようと思っていました。

日常に流されて、現実的に何か動き出すことまではしないまま惰性で働いていたので、私にとって病気は、ある種、神様が今動きなさいと背中を押してくれたのだと思っています。

世界を舞台に活躍する人を増やしたい

私がこのブログメディアを始めたのは、私がジャマイカや実際のビジネス現場で英語を使ってきた経験上、平均的な日本人が目指すべき英語レベルはそんなに高くなくてもいいよというメッセージを広げたかったからです。

スピーキングではブロークンで全然OKですし、むしろリスニングと語彙力を伸ばしていくことが世界レベルで活躍するカギになると思っています。

何を言っているのか聞こえさえすれば、会話はどうにかなります。最悪、中学レベルの文法で単語をつなげるだけで結構伝わります。これ本当です。

むしろ、これから大事にしてほしいのは専門スキルです。英語が上手か下手かというのは、世界を相手に戦う際の、本質ではありません。英語は手段でしかありません。一番重要なのは「こいつは話す価値があるかどうか」です。

 

その専門知識や経験、教養レベルを高く持って話せば、どんなに英語がつたなくても、リスペクトされ、自然と会話も弾みます。

私は英語を勉強している時間をもったいない時間だと思っています。この時間があれば、何冊本が読めたのだろうとしょっちゅう思います。ネイティブの人たちは私たちのこの英語を勉強している時間を、他の生産的な時間や知的活動に振り向けることができますので、その時点でアドバンテージがあるわけです。

また、英語を勉強しているといろんな不安や悩みにぶつかります。それを今の時代ならネットでいろいろ調べることもあるでしょう。その時間は、勉強すらしていないので、一番無駄な時間です

私はこのブログを通じて、勉強方法についてネットで情報収集する無駄な時間を少しでも省いて、勉強に集中できる環境を作ってあげたいと思っています。また、時間を買うための投資も必要な場合もあるでしょう。

できる限り効率的に英語を学び、あなたが持っている専門知識や経験を深める時間をもっともっと確保してほしいと思っています。それが世界を相手に活躍するための最も重要なことであり、このブログがそれを少しでもサポートできれば幸いです。