英語の勉強ってつまんないし疲れる、、なんか気軽に聞き流しができるアプリでなにか良いやつないかな?
英語の聞き流しができるアプリは、かなり豊富にあります。
しかも、ニュースや教養的なものからエンタメまで、ジャンルもわりと幅広く揃っています。
この記事では、私が使っている代表的な無料アプリを5つ紹介していきますね。
私は現在TOEIC880点で、以前海外に住んでいて、今は帰国して海外営業の仕事をしています。
私はラジオやポッドキャストなどの耳から聞く系のものが好きなので、英語の聞き流しはBGM的に以前からよく聞いてます。
私のようにBGMとして、気軽に英語を流したいという人には参考になるはずです。
勘違いしている人がいるかもしれないので、最初に書いておきますが、聞き流しアプリは基本的に気休め的に使うもので、リスニング力アップのためには役に立ちません。
この理由についても後で詳しく書いていきますね。
もくじ
【すべて無料】英語リスニングの聞き流しアプリ5選
では、ここからアプリを具体的に紹介していきます。
冒頭に書きましたが、聞き流し系のアプリは探すとキリがないぐらいあります。
ここでは5つに厳選して紹介しますが、選んだ基準は以下のとおりです。
- 開発元が信用できる(怪しいものはセキュリティ上、使わない)
- 幅広いジャンルで、聞く人を選ばない
- 流しっぱなしでOK(最低1コンテンツ10分以上)
- ネイティブの生の英語が聴ける
5つすべてが上記を全部満たすわけではありませんが、基本的にこの基準で選んでいます。
BBC iPlayer Radio
英語の本場イギリスの公共放送、BBCのラジオアプリです。
日本で言うところのNHKラジオみたいなやつですね。
個人的には、このBBCラジオアプリが一番ジャンルが豊富だし、音楽も流れるので、好きでよく聴きます。
BBCラジオといっても、チャンネルが沢山あって、好きなチャンネルを選んで聴くことができます。
主要なチャンネルをざっと紹介すると、
- ラジオ1・・・若者向けの番組が多く、最新のヒット曲も流れる
- ラジオ2・・・30代以降の大人向けのチャンネル。曲も70’sや80’sが結構流れる。全体的に落ち着いているので、個人的に一番聴いてる。
- ラジオ4・・・ラジオドラマやドキュメンタリーなどいろいろ。
- World Service・・・ニュースチャンネル
ポッドキャストでコメディとかも聴けますし、とにかく何でもあります。
唯一気になるのは、基本的にイギリス英語なことですね(←当たり前だけど)。。
イギリスの現地のラジオを、リアルタイムの生で聴けるなんて、素敵な時代になりましたね。
NHK World TV
NHKが世界に発信しているオンライン放送、NHK World TVのアプリです。
初めて生の英語に触れる場合に適したアプリだと思いますね。
NHK World TVを初めて知ったという人には、こちらの公式動画を置いておきます。
基本的に日本という国を発信している番組が多いため、背景が分かりやすく、リスニングしやすいです。
放送内容も日本のニュースだったり、日本の今を題材にしたドキュメンタリーなどが多いので、興味が持てますしね。
プロフェッショナル仕事の流儀とか、地上波のNHKでやってる番組も英語版で見れたりするので、結構面白いですよ。
もちろん、映像は見ずに音だけ流しっぱなしで、聞き流しとしても十分使えます。
基本的にNHK総合みたいな番組内容なので、音楽は流れないし、外国感がない(←当たり前)ので、聞き流しとしては退屈かもです。
TED
TEDでは、世界中の研究者や経営者などが、最先端の知識やアイデアをプレゼンで披露していて、無料で見ることができます。
キャッチフレーズは「Ideas Worth Spreading」直訳すると、「広める価値のあるアイデア」。
TEDは本国のアメリカだけでなく、日本でも英語学習者やビジネスマンを中心にでは、かなり有名です。
コンテンツは教育から社会、テクノロジーやビジネス、サイエンスなど多岐にわたっていて、日々新しい動画が更新され続けています。
英語学習者にとってTEDがいいのは、日本語字幕やスクリプトが見れること(全てではないです)。
1つ1つのコンテンツが10分程度と、わりと長めなので、しっかり見るというより適当に聞き流しで使うことのほうが私は多いですね。
動画だけでなく、ポッドキャストも充実していて、こちらは音源が1時間ぐらいだったりするので、興味のあるものを流しっぱなしでもOKです。
世界のリーダーたちによる、最先端の知恵と知識が無料で見れる、聴けるというのがTED最大のメリットですね。
NHKゴガク(語学講座)公式アプリ
NHKラジオ講座も聞き流しにはぴったりですね。
NHKラジオ講座なんて古臭いし、つまらないっしょ?と思うかもですが、英語を学ぶ上でのクオリティは最高です。
このNHKラジオ講座は英語だけの音源をひたすら聞き流す、というものではありません。
でも、日本のテレビやラジオを聞き流すぐらいだったら、ラジオ講座を聞き流した方が、英語力アップにもつながって一石二鳥です。
このNHKゴガク 公式アプリは、毎週のラジオ講座を、ストリーミングで聞くことができるので、すごく便利ですよ。
レベルやタイプ別に、おすすめの講座を紹介すると、
- 聞き流しつつ、初歩から勉強したい → 基礎英語1~3:中学1~3年レベル
- 初心者から抜け出す英会話力を身に付ける → ラジオ英会話:NHKラジオの看板講座で、実践的な英会話が学べる
- とにかく英会話力をつけたい → 英会話タイムトライアル:スピーキング練習ができる
- ただ聞き流せればいい → 実践ビジネス英語:中上級者向けで、全体的に英語が多めです
ストリーミングは1週遅れで、前の週の放送を聞くことができます。
NHKラジオ講座は、有名講師たちのレッスンを無料で(テキストも月500円程度)聞けるので、控えめに言って、コスパ良すぎです。
お皿洗いをしている間とか、通勤の電車の中とか、スキマ時間に何か英語を耳に入れたいなら、ラジオ講座はいいですよ。
日本のラジオを聴くのがわりと好きな人なら、その時間を使ってラジオ講座を聴いてみるのもいいと思います。
最初に登録しておけば、ストリーミングなので、好きな時間に好きな番組を聴けるのもいいですね。
上記のラジオ講座については、こちらで詳しいレビューを書いているので、もし興味があれば、あわせて読んでみてください。
Bloomberg
経済やビジネス関係が好きな人、CNNやBBCなど英語のニュース番組に憧れがある人は、Bloombergはおすすめです。
ビジネスに関心がある人なら、Bloombergという名前は聞いたことがあるかもしれませんね。
Bloombergはアメリカに本社を置く、経済・金融の総合メディアで、TIMEとかNewsweekと並んで、雑誌でも有名ですよね。
Bloombergは、24時間経済・金融のニュース番組をオンライン配信していて、これをアプリで見ることができます。
CNNが好きな人なら、インパクトのある番組演出とかも似ていて、気に入るはずです。
またラジオ放送も24時間やっていて、アプリで聞くことができるので、聞き流しにはいいと思いますね。
私もCNNやBBCなど、英語のニュース番組が好きなので、Bloombergを流しているだけで、英語に囲まれてる感がすごくて好きですね。
私もよく流しっぱなしにして聴いてます。
CNNやBBCはスカパーとかに入らないと見れませんが、Bloombergは無料なのがいいですね。
聞き流しアプリを使ったリスニング勉強法
勉強法っていう見出しをつけてますが、聞き流しに効果をそんなに期待しないでくださいね。
冒頭に書いたように、聞き流しでリスニング力が上がるという効果は、あまりありません。
リスニング力を上げるためには、1つ1つの音を神経を集中して聞き取るというトレーニング(精聴)が必要になります。
聞き流しは英語の音に慣れるという意味では悪くないんですが、精聴にならないので、基本的にリスニング力への効果は薄いと考えてください。
リスニングが伸びるかどうかは、聞いた量ではなく、”真剣に” 聞いた量で決まります。
これは私の経験上もそうだし、予備校講師で有名な安河内哲也先生も、ネットの記事でこう書いています。
私の経験が物語っているように、初心者は、とにかく「音の仕組みを理解して、英語の耳を作る」ことが大切。
安河内先生直伝!「超字幕」で本物の英語力を身につける
・・・聞こえる耳ができていないのにただわからない雑音を流しておいてもあまり意味がないですから。初心者は繰り返しが大事、慣れてきたところで量を多くしていくというのが鉄則なんです。
ですので、聞き流しアプリにはリスニング力アップは期待せず、ちょっと勉強に飽きてきた時の休憩、気休めとして使うのがベストだと思いますね。
以下、レベル別に聞き流しアプリを使う際の心構えを書いてみました。
初心者の場合
初心者の場合は、聞き流しアプリを使って、リアルな英語に触れる時間を増やすという考えがいいと思います。
ただのBGMだと思って、聞き取ろうとか考えなくてOKです。
大事なことは、英語圏で使われる本物の英語、本物の発音、本物のリズム感を知ることです。
あなたがこれまで、TOEICや参考書の付属CDで聴いてきた発音とは明らかに違うはずです。
何が具体的に違うかは分からないと思いますが、本物の音を耳に入れ、音に慣れるだけでも効果はあると思います。
聞き流しで少し休んだら、ちゃんとした勉強に戻るのも忘れずに。
参考までに、私がリスニングが全然できずに途方に暮れていたときに助けてくれた「英語耳」という本を下記で紹介しています。
初心者の人は特に、今後のリスニング学習の参考になると思うので、よかったらぜひ読んでみてください。
中上級者の場合
基本的には初心者と同じで、聞き取ろうとしなくてOKです。(そのための聞き流しですからね)
むしろ、聞き取ろうとしても無理ですね。
私はTOEIC880点で、以前英語圏にも少し住んでいましたが、ネイティブのラジオやテレビ、映画は、半分ぐらいしか聞き取れません。
とはいえ、聞き流しながらでも何となく単語やフレーズ、内容が聞き取れることがあると思います。
あ、この単語はこうやって使うのか!とか、発見があるはず。
聞き流しつつ、そういう気づきを大事にして聴いてみてくださいね。