NHKラジオ「基礎英語1, 2, 3」のレベルと勉強法【大人も効果ある?】

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英語の勉強を始めようと思うんだけど、全然初心者だし、NHKの基礎英語あたりから始めた方がいいのかな?というか、大人がやっても大丈夫?

学校の授業とは別に、英語の勉強をしようと思うんだけど、NHK基礎英語ってどうかな?

英語の勉強を始めようとしたとき、NHKラジオ講座というのはかなりポピュラーな選択肢の一つです。

本屋さんでもテキストが並んでいるのを見たことがある、または立ち読みしたことがあるという人もいるはずです。

私自身の英語力はすでに中級~上級レベルで、平均的な日本人よりはかなり英語ができる方です。(以前仕事で英語を使っていました)

NHKラジオ基礎英語については、1年通して使っていたわけではありませんが、私のようなレベルでもわりと勉強になるので、たまにストリーミングで聞いています。

(ちなみに今はラジオを聞かずとも、NHK語学公式サイトで、前の週のラジオ講座をインターネットで無料で聞けます。)

今回は、基礎英語をこれから始めてみようかと考えている人に向けて、講座のレベルやおすすめの勉強法、効果を書いていこうと思います。

結論を先に書いておくと、レベル的には中学英語で、大人がやっても十分効果があります(私もたまに聞いてますし)。

ただ、大人が基礎英語をメインで勉強するには、ちょっと時間がかかりすぎだし、遠回りな気がします

NHKラジオ基礎英語のレベル【中学英語】

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基礎英語のレベルですが、かんたんに言うと、次のとおりとなります。

  • 基礎英語1 = 中学1年生程度
  • 基礎英語2 = 中学2年生程度
  • 基礎英語3 = 中学3年生程度
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具体的に、テキストを見てみるとイメージがつくかもしれませんので、実際のテキストを見てみましょう。

ちなみに私が手元にあるのがいずれも4月号なので、特にかんたんなものになっています。

基礎英語1

まず基礎英語1ですが、How are you? (元気?)や That’s too bad.(残念だね)など、日常会話のあいさつ表現もここで学びます(↓)

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中学1年生では、その他にもbe動詞(I am / He is/ they are)や、「~している」という現在進行形(~ing)、「~した」という過去形なども学びます。

基礎英語2

基礎英語2では、過去形の否定形など、日常会話で使う文法項目もどんどん入ってきます。このあたりから、英語に苦手意識が出てくる人がいそうですね。(↓)

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中学2年生では、その他にも「~する予定 / つもり」といった未来形や、「~より…だ」といった比較表現、「~された」という受身表現も学びます。

基礎英語3

基礎英語3でも、引き続き難しい文法(だけど、日常会話で頻繁に使う)を学んでいきます。

たとえば、「(人)に~させる」といったmakeの使い方や、You look happy.(あなたは幸せそうに見える) のような、5つの文型を利用した表現も勉強します(↓)

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その他中学3年では、「もう~した」のような現在完了や、「昨日行ったお店で買った」といった、同じ文の中で動詞を2つ使うときの関係代名詞といった表現も学びます。

どんな人が受講している?大人は?

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各テキストに掲載されている広告や、リスナーからのお便りのコーナーを見ているとだいたいの受講者層が分かりますね。

結論を言うとメインは、やはりレベルのとおり中学1~3年生です。

リスナーのお便りがまさに中学生からのお便りばかりですし、広告も、予備校や大学、Z会といった通信教育が全面広告を出しているところからも、それがうかがえます。

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それから、お便りでぽつぽつ見かけるのが、60代のシニア層ですね。

大人になってから、英語を学びなおそうという人が基礎英語にチャレンジしているのだと思います。

さすがに20~40代ぐらいの若い人はいないかなぁとは感じています。

この年代の人たちはアプリや教材など、もっと、とっつきやすいものを使っているのだと思います。

このあたりの話は最後に書きたいと思います。

私の勉強法&おすすめの使い方

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学校教育とリンクしているだけあって、テキストには適宜、問題が載っていて、自習もしやすくなっています。

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番組自体の進行も、リスナーに「ではこれを言ってみましょう」とか、ラジオを聞きながらでも勉強しやすいように配慮されているので、基本的にはラジオの講師の先生の指示に従って、毎日勉強すればOKです

テキストも放送内容も、解説はとても分かりやすく、継続さえできれば、必ず英語ができるようになると思います。

この辺は、天下のNHKラジオのクオリティを信じて大丈夫ですよ。

ただ、それだけじゃ、せっかくこの記事を見てくれている人に申し訳ないので、私からおすすめの勉強法を紹介したいと思います。

真似して音読

基礎英語1、2、3すべて、毎回ダイアログ(会話)があって、それをもとに単語や文法、フレーズなどを学ぶスタイルになっています。

ダイアログはただ聞くだけではなくて、ぜひ音読すると効果倍増です

音読は英語に限らず、あらゆる学習法として、すでに効果が確立されているので、基本的にやっておいて間違いないです。

音読の方法にも、ポイントがあって、

音読の方法
  • ナレーターの読み方をイントネーション、発音、息継ぎのポイントなど全部完全にコピーするつもりで読む(⇒英語の発音やリズム感が身につき、リスニング力が上がります)
  • スラスラ詰まらずに、完全にコピーできるまで何度も読む
  • 声は出した方がいいけど、ぼそぼそ or 黙読でもOK

最後の音読の声の出し方についてですが、近年の研究で、黙読でも脳内では、声を出したのと同じ現象が起きることが分かっています

ただ、声を出す > ぼそぼそ声 > 黙読 の順に効果は下がるようなので、声は出すに越したことはないと思います。

電車の中など、実際に声を出すのが難しい場合もあります。その場合はどうすればいいか・・・1 実際に声を出す。2 ひそひそ話のように小さく声を出す。 3 声を出さずに口だけ動かす。 4 口も動かさずに頭の中で言う。1~4の順で効果は下がりますが、4でも十分効果はあります。・・・実際に声に出さなくても、脳の中で起こる活動は声に出すときに非常に近いものが得られます

英語はもっと科学的に学習しよう(白井恭弘 著)

シャドーイング

音読と同様、ダイアログの読み上げの時には、シャドーイングもやると、リスニング力がついていいですよ

シャドーイングとは、聞こえた英語の音源に続けて(少し遅れて)、聞いている英語をそのままオウム返しに反復する学習法です。

やり方はこんな感じです(↓)

基礎英語は初心者レベルで、読み上げスピードが遅めなので、遅れずに音源に付いていくのは難しくないはずです。

音読と同じで、声は、ぼそぼそ声でもいいですし、実際に発音している感じで口パクでも大丈夫です(これをサイレントシャドーイングと言います)。

私が音読があまり好きではないので、初心者のときはシャドーイングをよくやっていましたよ。

勉強していたTOEICの公式問題集のリスニングパートを、何度も何度も声に出してシャドーイングしていました。

全然口が回らなかったり、スピードについていけなくて、自分にイライラしながらも頑張っていると、少しずつできるようになってきます。

シャドーイングは、英語の音がまだしっかり身についていない初心者に特に効果があると言われているので、ぜひやってみてください。

シャドーイングや音読の詳しいやり方は以下の記事で解説しています↓

ぜひ発音も勉強しよう

音読とシャドーイングの勉強をより効果的にするのが、発音の勉強です。

音読もシャドーイングも、ポイントはただ一つ。

音源に忠実に、完全コピーするつもりでやる、ということです。

そのとき、避けて通れないのが発音です。

発音はその気になれば1ヶ月ぐらいである程度、できるようになります

発音矯正のスクールとかもあるみたいですが、独学でOK、私も独学でした。

私が使ったのは、「英語耳」という本です。

発音はどのレベルから始められる勉強なので、基礎英語1の人でも大丈夫ですよ

リスニング力を上げるために、必須になってくるので、ぜひ基礎英語と並行して勉強しましょう。

発音ってどんな勉強するの?という人に向けて、発音記号やアクセントを以下の記事で解説しています↓

効果

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基礎英語は1~3まで、共通して月曜~金曜まで週5回、1回15分という放送になっています。

確実にいえるのは、継続してやれば、間違いなく英語のスキルが上がるということです。

テキストも放送も、とても分かりやすく作られているので、英語の基礎を身につけるのには十分な構成になっています。

文法・構文の基礎固め

基礎英語が対象とする中学英語というのは、英語のすべての基礎になります。

英語の読み書き話す聞く、のすべてに必要な文法、構文の知識が身につきます。

文法面倒くさくて嫌いという人がいますが、最低限のことを知っていないと、会話はできません(カタコトの会話にすらならない)

たとえば、英語は単語の並び方で意味が変わる言語です。

日本語だと、「私は明日図書館に行く」が「私は行く、図書館に明日」でも意味は通じますよね。

英語だと意味が通じません(親切心で意味を汲み取ってくれる人はいるでしょうけど)。

これを文型と言いますが、こうしたことも中学英語で、基礎英語でやる範囲です。

日常会話力

基礎英語でずっと継続して勉強すれば、日常会話を話す上での文法の勉強は100%カバーしています。

また、基本的な英会話に必要な単語やフレーズも、ほぼ全部カバーしていると言えるでしょう。

近年の英語教育自体が、話せる使えるという部分を重視し始めています。

NHKラジオの中学英語を担当する基礎英語としては、それを反映した形とも言えると思います。

私もたまに聞く程度ですが、講座の内容は本当に実践的で、明日から使える日常会話ばかりです。

細かいニュアンスのことや、使える場面の解説も含めて、英会話に必要なちょっとしたアドバイスも満載ですよ。

大人でも効果はあるけど、遠回り感がある

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ざっと、基礎英語について解説してみましたが、だいたいのイメージはつきましたか?

私なりにざっくりまとめると、英語の基本的な日常会話はこれだけでOK、という内容になっています。

実際、日常会話で使う文法はほとんど中学英語レベルなので、基礎英語でしっかり土台を作ってしまえば、あとはその土台にボキャブラリーを増やして乗せていけばOK。

私がおすすめする、音読やシャドーイング、発音も勉強に取り入れれば、英語力としてはかんたんな日常会話や海外旅行を楽しめるレベルには十分達するはずです。

最初の方に書いたように、対象は基本的に現役中学生ですが、大人でも実際に基礎英語に取り組んでいる人はいますし、十分に効果はあります。

一番のネックは、中学英語を完全にやり終えるためには、基礎英語1~3、各1年ずつで計3年かかるということ。。

仕事で英語を使うわけではないし、趣味でやってるだけという人は、基礎英語でのんびり勉強するのもいいと思います。

ただ、もう少し早くマスターしたいんだけど?という声があるのも当然です。

1年かけなくても、気軽にできるラジオ講座としては、「英会話タイムトライアル」がおすすめです。

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レベル的には、中学英語はうろ覚えで、何となくは分かるぐらいで大丈夫

中学英語は何となく分かるけど、いざ使おうと思うと使えない、という人におすすめのスピーキングを重視した講座です。

また、超初心者向けの英語勉強法については、私なりの集大成をこちらの記事にまとめています

これを読めば、何をどう勉強すればいいのか、すべて分かるはずですので、合わせて読んでみてください(↓)

わか

わか

ちょっと英語が得意な田舎のアラフォーです。

市役所職員→青年海外協力隊(ジャマイカ)→メーカー海外部門→現在ブロガー兼英会話講師&稀に通訳。

英語と無縁だった公務員から海外移住、英語を使って仕事にするまでになった実体験をもとに、主に初中級者向けの英語学習のコツ、教材&スクールの選び方などを書いています。

英検1級の卵/ TOEIC880点/ JTF日本翻訳連盟, JAT日本翻訳者協会会員/ 子育て相談ドットコム英語専門家

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