radio_retro-r

TOEICもいよいよ700点台に突入したし、何か別の勉強をしてみたいなぁ。社会人らしく、ビジネス英語なんてどうかな・・・?

NHKラジオの実践ビジネス英語に興味があるんだけど、ラジオ講座ってやったことないから、勉強するイメージがいまいち湧かないんだよね。どうやって勉強したらいいんだろう・・・?

 

今回は、こんな疑問に答えていこうと思います。

TOEICで700点以上のスコアがあり、TOEIC以外にも独学でなにか別の勉強を始めようと思っている人が対象です。

では、さっそく見ていきましょう。

【1分でわかる】実践ビジネス英語とは

sugita

ざっくりまとめると、

    • NHKラジオの英語講座の中で、最高峰レベル
    • 30年以上続いている(途中、番組名の変更あり)
    • 講師は日本GE取締役副社長も務めたエリート 杉田敏氏 ・内容はビジネスシーンにおけるスモールトーク
    • その時々の旬な話題がテーマ(←常にアメリカのビジネストレンドを研究)
    • 公式上のレベルは英検1級、TOEIC945点~
    • 実感としては、TOEIC700点以上なら問題なし
    • 上級者向けに、きれいにナレーションされた英語としては秀逸
    • 放送は週3回、1回15分
    • ラジオが無くても、公式webサイトでストリーミング配信あり
    • ストリーミングをダウンロードする裏技もある

     

    こんな感じの講座になっています。

    詳しくは、↓の記事に詳しくまとめていますので、合わせてご覧ください。

    スポンサーリンク

    中上級者こそ “精聴” に取り組むべき

    listening_practice

    さて、本題に入っていきます。

    英語を学習している多くの中上級者が悩むのが、リスニングです。

    「TOEICのリスニングパートぐらいなら、結構聞き取れるけど、スピードの早い英語は聞き取れない・・・」

    そんな悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか。

    私のリスニング学習において、大きな影響を受けた本に、こう書いてあります。

    長年全米・日本で何千人もの駐在員たちに対し、英語指導をしてきたプロの通訳者の本です。

    「だいたいできる」という勉強法では、あるところで伸びが止まるということです。・・・ブレイクスルーするためには、・・・正確さを追求することで、できない部分をはっきりと認識し、それを克服し、一段上のレベルの英語力をつける

    究極の英語学習法 K/Hシステム 入門編(国井信一、橋本敬子著)

     

    つまり、TOEICで700点を超えてくるような人は、「だいたい聞ける」という推測聞きに頼りすぎているのです。

    リスニング初心者の頃は、1字1句正確に聞き取ることはむしろ無理ですので、聞き取れた単語を頭の中で整理して、「だいたいこういう意味のことを言っている」と推測するしかありません。

    しかし、これを読んでいるあなたはもう中級から上級レベルにある人です。

    推測聞きに慣れすぎると、1字1句正確に読むことを、最初から放棄してしまう傾向にあります。

    そこで、一段上のレベルに上がるためには、1字1句聞き逃さないようにリスニングする「精聴」というトレーニングが必要なのです。

    しかも、実践ビジネス英語は、スタジオできれいな英語で、比較的はっきりと発音されています。

    ここに、精聴を私がおすすめする最大の理由があります

    生の英語の場合、音の脱落、消失が頻繁に起こるほか、「スクリプトに書いてあるけど、これ絶対に発音してないよな?」というものが必ずあります。

    こういうのがあると、聞き取れないものを無駄にがんばって聞こうとしたり、効率が悪くなってしまう場合があります。

    それが、実践ビジネス英語ではほとんどないので、精聴には非常に適している教材なのです。

    予備校講師で、英語学習で多くの書籍の著者でもある、安河内哲也氏も、雑誌の対談で、以下のように述べています。

    リスニング力を効果的につけるのにいちばん大事なのは、精聴で基本的な音の聞き取りをじっくり固めて、多聴でそれを実践すること。

    そして何より、初心者の頃と違って、何度も聞き直せば、実は1字1句聞き取れるリスニング力をすでにあなたは持っているはずです。

    精聴や、次に紹介するディクテーションはかなり脳内処理に負荷のかかるトレーニングです。

    ただし、これをやるのとやらないのとでは、リスニング力に大きな差が生まれます。

    私も実際にディクテーションで、大きなリスニングのブレイクスルーを体験済みですので、自信を持っておすすめします。

    ディクテーションをやろう!

    writingmemo

    具体的に説明します。

    1回15分の放送すべてを、1字1句逃さずに聞き取ることを目標としてください。

    これが実践ビジネス英語における、精聴トレーニングの唯一のミッションです。

    そして一番いいのは、ディクテーションをすることです。

    リスニングをして、聞こえたとおりすべて、テープ起こしをしましょう。

    書き起こす先は、ノートで手書きしても良いですし、パソコンでWordやGoogleドキュメントに書いてもOKです。

    個人的には、書き損じを修正しやすかったり、スペルミスを指摘してくれるので、パソコンの方が好きです。

    放送時間中、ずっと英語を話しているわけではありませんので、15分の放送中、ディクテーションの対象になるのは、10分ぐらいだと思います。

    ただ、10分と言えど、初めてやる人は3時間ぐらいは余裕でかかると思います。

    でも、安心してください。

    最初は2、3語ぐらい聞いて、そして書いて、また2、3語聞いては書いて、という超スローペースなのですが、そのうち、1センテンスぐらいまとめてできるようになってきます。

    これは、短期記憶力(Retension)の向上によるものですが、リスニングにとても有効です。

    短期記憶力とリスニングの関係については、こちらの記事で詳しく書いていますので、ご覧ください。

    そして、スクリプトと答え合わせをして、間違ったところを赤で直すなり、分かるようにしておきましょう。

    そうすることで、後で見返したとき、自分のできなかったところがすぐ分かって便利です。

    ちなみに実践ビジネス英語では、次の3つのパートを中心に、精聴をすると良いです。

    • 今日のサマリー
    • Today’s Vignette(ビニェット)
    • Words and Phrases の解説

    このうち、今日のサマリーとWords and Phrases の解説は、英語で行われますが、公式テキスト(毎月450円で買える)にスクリプトが載っていません

    しかもこの2つのパートには、質・量ともにかなりのウェイトが置かれているのにもかかわらず。

    「何のためのテキストだよ!こんなの絶対おかしいよ!」

    「これじゃあ、正しく聞き取れたのか、答え合わせできないじゃん!!」

    かつて受講していた当時、私はスクリプトがないことに憤慨していました。

    現受講生に同じ思いをさせないため、当サイトでは毎回の放送後、リスニング解説の記事をアップし、それらのスクリプトも公開し、学習をサポートしています。

    当サイトのリスニング解説記事については、こちらに書いていますので、よかったらご覧ください↓

    書かないディクテーション【慣れてきたら】

    listening_carefully

    別名 “脳内ディクテーション” と呼ぶそうですが、文字どおり、書き起こすことはせずに、頭の中で1字1句聞き取る作業をします。

    書かないということ以外、精聴という意味でやることは同じですが、メリットとデメリットがあります。

    《メリット》

    • 書かなくていい分、時短になる
    • ノートもパソコンも鉛筆も要らないので、気楽にできる

    《デメリット》

    • 1字1句聞いているつもりでも、聞き逃しが出てくる
    • 短期記憶のトレーニングにはならない

    メリットについては、そのままなので分かると思います。

    とにかく、寝転んでいてもできるので、気楽です。(実際、寝転んではやりませんがw)

    デメリットですが、1字1句聞き取ろうと注意していても、聞き取れた気になって、飛ばしてしまうことがあります。

    実践ビジネス英語のような、スタジオで原稿を読み上げるタイプのリスニングでは、起こりづらいですが、頭に入れておいてください。

    シャドーイング&音読

    shoutingboy-min

    精聴が終わったら、次はアウトプットの練習です。

    中上級者の皆さんは、基本的にはシャドーイングだけでOKです。

     

    口がうまく回らない、すべりが悪い箇所に限って、集中的に口を慣らすために音読をしましょう。

    イントネーションも、ストレス(強勢)の位置も完コピを目指してやりましょう。

    シャドーイングについては、私が非常に影響を受けた本(先ほどの通訳者の本です)を紹介しつつ、こちらの記事にまとめていますので、よかったら読んでみてください。

     

    精聴のところで書いたように、実践ビジネス英語の特徴は、スタジオで録音されたきれいなナレーション英語です。

    読み上げのスピードもちょうどよく、生のナチュラルな英語のように、超特急のようなスピードではないので、シャドーイングで付いていきやすいです。

     

    かといって、遅いわけでもなく、僕たちノンネイティブが目指すべき適度なスピードだと思います。

    生の英語だと、素材によりますが、時として絶対に追いつけないレベルの猛スピードで、駆け抜けていくことが多々ありますので、シャドーイングは適さないことがあります。

     

    生の英語と、実践ビジネス英語のような収録英語は、それぞれの良さがあり、使い分けて勉強する必要があります

    その辺はこちらの記事(↓)で具体的に書いていますので、合わせて読んでみてください。

     

    モデルスケジュールと所要時間

    shedule

    では、具体的にどんな学習スケジュールを立てればいいのか、プランAとプランBの2パターンで見ていきます。

    プランA ~比較的時間が取れる人

    最初はきついかもしれませんが、放送の全パートの精聴をやりましょう。

    1. 全パート精聴(余裕があればディクテーション)する
    2. 答え合わせをする
    3. できなかったところの原因分析&何度も聞き返して復習する
    4. 全パートのシャドーイング&音読
    5. 通しで何度も聴く(多聴)※ある程度聞き流しでも可

     

    1~4までで、4時間ぐらいはかかると思います。

    5は、間違えたところ、聞き取れなかったところを意識しながら、聞きまくるという多聴です。

     

    この多聴は、ある程度リラックスした状態で、聞き流しに近い感じでもいいと思います。

    ともかく、何度も聞くということです。

    これが週に3回分あるわけですから、週12時間の勉強ですね。

    プランB ~多忙な人

    基本的にプランAの省略バージョンになります。

     

    プランAは精聴を全パート行うことになっており、これではとても終わらないという人も少なくないと思います。

    プランBは持てる時間の範囲で、精聴の箇所を絞ってやることになります。

    1. 精聴(サマリーだけ、ビニェットの前半だけなど範囲を限定する)
    2. 精聴した部分の答え合わせをする
    3. できなかったところの原因分析&何度も聞き返して復習する
    4. 全パートのシャドーイング&音読【プランAと共通】
    5. 通しで何度も聴く(多聴)※ある程度聞き流しでも可【プランAと共通】

     

    精聴は非常に負荷の高いトレーニングであり、時間もかかります。

    すべてのリスニング学習で精聴をやるというのは、非現実的だったりもします。

     

    ただ、精聴自体は、リスニング向上に不可欠で、この実践ビジネス英語は素材としても、精聴に適しているので、15~30分ぐらいはやるようにしましょう。

     

    超多忙な人は精聴だけ30分やって、あとは飛ばしてもいいです。(本当はやった方がいいですよ!)

    瞬間英作文で有名な森沢洋介氏も著書の中で、精聴の重要性をこんなふうに書いています。

    聴き取り能力を向上させるためには、3時間のヒアリングより、10分か15分の集中したリスニングの方が、効果があります。

    英語上達完全マップ(森沢洋介著)

    まさに短期集中です。

    でも、できれば30分ぐらいはやりたいですよね。

    【まとめ】精聴 → シャドーイング → 多聴

    nowyouknow-min

    まとめると、学習手順としては、

    1. まずは精聴(ここが肝)
    2. シャドーイング&音読でアウトプット(口慣らし)
    3. 多聴で何度も聞き返す(間違えたところを復習)

    この順番です。

    精聴は大変で、面倒くさいものですが、一皮むけるために必要だと思って頑張りましょう

     

    大事なところなので、精聴が大事だという話について、もう一度同じ言葉を引用します。

    長年日本人の英語教育に携わってきた、プロの通訳者の言葉です。

    「だいたいできる」という勉強法では、あるところで伸びが止まるということです。・・・ブレイクスルーするためには、・・・正確さを追求することで、できない部分をはっきりと認識し、それを克服し、一段上のレベルの英語力をつける

    究極の英語学習法 K/Hシステム 入門編(国井信一、橋本敬子著)

     

    そして、シャドーイングと音読は、口に出すことで脳内が活性化し、記憶が定着しやすいとされています。

     

    また、スピーキングも伸ばしたいという人は、口慣らしという意味でも大事です。

    ご存知のとおり、英語と日本語では、使う口の筋肉が違うため、慣れないと全然口が回りません。

     

    多聴はオマケみたいなものですが、聞き流しつつも、自分が聞き取れなかったところや、単語を頭の中で復習すると、なお良いです。

    繰り返しになりますが、実践ビジネス英語は、そのきれいではっきりとした発音でナレーションされているため、精聴やシャドーイングに適しています。

     

    中上級者が、独学で何か勉強をしようというとき、とても有力な選択肢になると思います。

    内容的にも良質で、ビジネス英語と言っても、スモールトークという日常会話に近いものなので、ビジネスで使わない人でも全く問題なしです。

    使われているのか、普通に英会話スクールやオンライン英会話でも、バシバシ使えるフレーズばかりです。

     

    実践ビジネス英語の内容やレベルについては、こちらに詳しくまとめています↓

     

    また、最終的に私は実践ビジネス英語を2度挫折していまして、、挫折者目線で、実践ビジネス英語の評判や人気の秘密を改めて書いた記事がこちらです(↓)実践ビジネス英語への不満も爆発させています(笑)

    合わせて読みたい

    スポンサーリンク
    【悲報】正直、こんな場合は独学では無理です

    英語は完全独学でも話せるようになるし、TOEICも高得点が取れます。

    私自身もTOEIC400点前半→705点までは、日本にいて完全独学で取れました。

    ただ、1年半かかってるんですよね。

     

    これはわりと平均的なスピードだし、ネットや広告で見るような独学3ヶ月で200点UP!とかは、たまたま好条件が重なっただけで、再現性も低いというのが私の考えです。

     

    正直言って、3ヶ月で200点上げる方法なんて私には分かりません。

    これが私の考える独学の限界です。

     

    どうしても短期間でスコアアップをしたいなら、素直にスクールを使うのが賢明だと思いますね。

    以下は私目線で、TOEICのスクールを3社に厳選し、徹底比較した記事なので、スクール選びの参考になるはずです。

    【3選】TOEIC対策に強いおすすめのスクール | 短期間でスコアを上げる

     

    TOEIC以外の、ビジネス英会話などのスピーキングでも、同じことが言えます。

    個人的にはスピーキングを伸ばすなら、オンライン英会話がベストだと思ってますが、3ヶ月とかでそれなりの結果が出したいのなら、話は別。

     

    何が原因で話せないのか、きちんと客観的に自己分析して、それに対応した勉強ができるなら、独学でもいいかもしれません。

    だとしても、3ヶ月でそれなりに話せるようになるというのは、控えめに言ってギャンブルだと思いますね。

     

    個人的には、どうしても短期間で英会話力を伸ばしたいなら、スクール1択です。

    以下の記事では、私目線で、信頼できそうなスクールを3社厳選し、比較していますので、参考にしてみてください。

    英語コーチングスクールとは?おすすめ4社を比較 | メリットとデメリットも

    Twitterでフォローしよう!