【経験談】悔しい!リスニングが聞き取れない原因&私が克服した方法

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自分の方がTOEICの点数高いはずなのに、なぜかあの人の方が聞き取れてる気がする。なんでなんで??自分は英語の才能ないのかな?悔しいし情けないしで、つらい・・・。

TOEICで700点やっと取れたのに、映画が全然聞き取れなくてガッカリ。。私って英語力伸びてるのか?前と大して変わらないぐらい聞き取れなくて悔しい・・・。

上の2つとも、以前の私の心境を書きました。

やっとの思いでTOEICで高得点を取っても、映画も英語のニュースも全然聞き取れない。

そのうえ、自分よりTOEICのスコアが低いはずの、クラスメイト(青年海外協力隊の語学研修の時)の方が、なぜか授業を聞き取れている

なんで?

自分には英語の才能ないのかな?

そんなことはないのです!

私も最初はTOEIC400点台からスタートし、悔しい思いを何度もしてきました、仕事で毎日英語を使い、海外出張で英語で商談をしたりできるレベルにまでなりました。

毎日コツコツ勉強しているのに、英語力が伸びない、聞き取れないって悔しすぎますよね。

私もリスニングには本当に苦労してきたし、悔しかったり恥ずかしい思いを何度もしてきたので分かります。

きちんと原因を見つけて、きちんと対策をすれば、あなたのリスニング力はまだまだ伸びますよ。

まずは原因探しから、一緒に考えていきましょう。

なぜ聞き取れないのか?

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まず、なぜリスニングが聞き取れないかということを、いま一度整理して考えてみます。

正しい対策には、正しい原因分析が必要です。

聞き取れない原因を分析【一覧】

発音をよく理解していない

まず、初級から中級の学習者に多いのですが、発音をきちんと理解していないため、聞き取れない、というものがあります。

正しい音を知らないと、リスニングの上達はまず見込めません。

英語を聞き取れない理由は、英語の音をカタカナに置き換えて聞いてしまうからです。

英語耳 ~発音ができるとリスニングができる (松澤喜好 著)

こうなると例えば、mop(モップ)とmap(地図)が聞き分けられません

英語の音と日本語の音で共通するのは1割しかないので、最初はいいでしょうが、ちゃんと音を勉強しないとTOEIC500点ぐらいから伸び悩みます。

発音とリスニングの関係については、こちらに書いていますので、合わせて読んでみてください(↓)

英語のストレス(強勢)とビート(拍)が身についていない

英語と日本語は、音の高低のつけ方、アクセントの入れ方が大きく違います。

英語の場合、以下の特徴があります。

  • ストレス(強勢)は音の高低ではなく強弱でつける
  • ビート(拍)は少ない

たとえば、「鈴木さん」を発音する場合、英語では「ず・・き・さ・ん」と、「ず」を強く発音し、あとは弱くひと息で惰性で発音します。

個々の単語の発音が分かっても、ここを理解していないと、知っているはずの単語がまったく違う音に聞こえて、リスニングできなくなります。

ネイティブスピーカーでも、人によってストレスの位置が違ったりするので、私も今でも、ストレスの位置がちょっと違うだけで混乱してしまうことがよくあります。

案外大事なポイントなので、もう少し知りたいという人は、こちらの記事を合わせて読んでみてください(↓)

音声変化を理解していない

英語は、カタカナ英語のようには聞こえませんし、単語の発音は文脈の中でどんどん変化します(英語ではこれを音声変化と呼びます)。

たとえば、could you ~?(~していただけませんか?)は、単語どおりだと「クドユー」ですが、実際は「クジュ」と発音します。

これが分からないと、自分が思っている発音と全然違うので、結果的に全然聞き取れないということが起こります

音の変化には、次のようなものがあります。

音声変化パターン
  • 短縮 ex. I am ⇒ I’m
  • 連結 ex. check out ⇒ 「チェカウ」
  • 脱落 ex. get together ⇒ 「ゲットゥギャザ」*getのtを発音しない
  • 同化 ex. would you ⇒ ウジュ
  • 弱形 ex.know him ⇒ ノウイム *hが消える
  • 変形 ex. water ⇒ ワラー

話すスピードが早いと、そして話し方がカジュアルになればなるほど、これらは顕著になります。

スピードが早すぎる

これは単純にスピードの問題です。

初心者でも上級者でも、自分の能力以上に早口で話されると、リスニングが追いつかず、聞き取れません。

早すぎるものをいくら聞いても、脳にとっては雑音にしかならないので、リスニング力アップには効果ありません

中上級者でも、

「英語を勉強して、留学したけど、現地の人の話が全然速すぎて聞き取れなかった。」

というのはよく聞く話ですよね。

細部を聞き流すことに慣れすぎ

上の2つは初心者にありがちな例ですが、これは中上級者が陥りやすいパターンです。

初心者の頃は、すべてを聞き取ろうとしても無理なので、聞こえる音を頼りに全体を推測する方法をとります。

これ自体は正しいステップで、最初は誰でもこうやってリスニング力をつけています。

しかし、これを中上級になってもまだやっていると、かならず伸び悩みます。

なぜなら、こういう聞き流す箇所とは、

聞き流しがちな箇所とは
  • 早口になっていて聞き取りづらい
  • リンキングしていて音が変化している
  • 知らない単語が含まれている

つまり、自分にとって「難しいところ」を聞き飛ばしているだけなので、いつまで経ってもリスニング力が上がらないわけです。

中上級者ぐらいになると、本気を出せば(何度も聞き返せば)聞こえるのに、聞こうとしない人が多いのです。

聞き流すクセが染み付いてしまっているということです。

これは、中級者以上でなくても、初心者が少し慣れてきたあたりでも、起こります

あなたの意識とは別に、脳も「あ、この程度は聞き飛ばしていいんだ」とみなしていることもあります。

こういう人は意識的にきちんと丁寧に1字1句を聞き取る精聴(ディクテーション)を、日々の勉強に取り入れる必要があります。

ディクテーションは私もやっているのですが、相当効果ありますよ。

以前、青年海外協力隊で英語圏のジャマイカに住んでいた際、英語が聞き取れず悩んでいたのですが、ディクテーションをやるようになってから、一気にリスニングが伸びました

こちらの記事で、ディクテーションの具体的なやり方など詳しく書いていますので、合わせて読んでみてください。

音と意味が頭の中で合致していない

音は結構聞き取れるようになっても、意味が頭に全然入ってこない、というパターンもあります。

実は、これも中上級者にあるあるなパターンで、私が強く影響を受けた参考書にも書いてあります。

「音さえ聞き取れれば、英語は聞き取れるはずだ」と考えている人が意外に多いようですが、実は「意味をつかむ」ことのほうが、ずっと難しいのです。

究極の英語学習法 K/Hシステム 入門編(国井信一、橋本敬子著)

これは、何度も聞いて慣れるしかないです。

量の問題です。

何度も聞いて、音と意味を「これはこういう意味だな」と頭にこすり付ける必要があります。

リスニングというのは、音声を意味に結びつける過程であるということ。つまり、音声という情報と自分の頭の中にある世界知識をいかに結びつけられるかの勝負だということです。
この言語からくる音声情報と、自分の頭にすでに入っている知識情報をうまく結びつけるというプロセスを何度も何度も繰り返して慣れることが大切なのです。

英語はもっと科学的に学習しよう(白井恭弘 著)

これは単純に量の問題なので、英語のリスニングをする絶対量を増やす必要があります。

生の英語に慣れていない

これは、TOEIC一辺倒に頑張ってきた人にありがちなパターンであり、多くの中上級者が当てはまる内容だと思います。

実際にTOEICで高得点を取れるまでにはなったが、映画は相変わらず全然聞き取れないし、ニュースもさっぱり何言ってるかわからない。

私もそうでした。

青年海外協力隊に行きたい!そしてできれば英語圏に行きたい!

そのために、毎日仕事をしながら必死でTOEICの勉強をしていました。

TOEIC以外に何か勉強するほど、時間的な余裕もなかったので、とにかくTOEICの参考書をやっていました。

しかし、そこから一歩抜け出すためには、TOEICや市販の参考書のように、学習者のためにスタジオで録音された、こぎれいな英語から、生の英語に少しずつ慣れる必要があります

なぜなら、現実の世界は、すべて生の英語だからです。

映画もニュースも、全部、あなたが聞きたいものはすべて、生の英語であり、英語学習者向けに容赦はしてくれません。

生の英語はナレーション英語とは大きく違う特徴があるため、多くの人はここで一気に壁にぶつかります。

両方のメリットとデメリットを理解したうえで、勉強していく必要があります

中上級者にありがちな例【経験談】

私がジャマイカにいた頃、TOEICは705点でした。

英語の発音も「英語耳」をしっかり勉強していたおかげで、日本人にしてはかなり良い方だったと思います。

関連記事 発音に必要なことはすべてこの本から学んだ【英語耳】

英語のビートやストレスも、シャドーイングをやり込んでいたため、かなり身についていました。

しかし、現地では生の英語に大苦戦しました。

中上級者では、私のようなタイプが多いと思います。

発音やビート、ストレスのあたりは、ちゃんと勉強をしてこなかったとしても、TOEICで700点以上取る時点で、英語の音の基盤は頭の中にできているはずです。

そうした人に必要なのは、先の原因の最後に書いた「生の英語を使った勉強」です。

このままでは宝の持ち腐れですし、非常にもったいないです。

当時の私のように、TOEICで身につけた英語の音の基盤は本物の英語を使えば、もっと活性化します

【経験談】私が悔しさをバネに勉強したこと

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私が青年海外協力隊を目指して英語を勉強し始めた頃、TOEICは400点台で、リスニングができなくて何度も悔しい思いをしてきました。

でも、何とか歯を食いしばって取り組んできた結果、今の私の英語力があります。

私がリスニングアップで役に立ったことなどを、ここから書いていこうと思います。

発音矯正&シャドーイング

TOEIC400点台から、705点を取って、ジャマイカに行くまでの間、一生懸命やったのが発音矯正とシャドーイングです。

リスニングを何とかしようと思って参考書を探していたとき、出会った英語耳という本のおかげで発音が一気に上手になりました。

また、究極の英語学習法K/H System (入門編) という本でシャドーイングという勉強法を知って、TOEICの公式問題集のリスニングパートをひたすらシャドーイングしてました。

この参考書からは、音声変化の基本も学んだので、振り返ってみてもこの時期に一気にリスニング力は上がった気がします。

シャドーイングについては、こちらの記事に詳しく書いていますので、合わせて読んでみてください(↓)

ディクテーション

リスニングができるようになってきたけど、伸び悩んできた・・・

そんなときは、聞き流す(聞き飛ばす)クセを矯正する必要があります。

意識的にきちんと丁寧に1字1句を聞き取る精聴(ディクテーション)を、日々の勉強に取り入れてみましょう。

ディクテーションは私も青年外協力隊でジャマイカに行ったあとに初めてやったのですが、びっくりするほど効果ありました

生の英語【多聴と精聴】

生の英語の勉強も、ジャマイカにいた頃に初めてやりました。

その当時、同僚や現地の人の話していることが聞き取れず、何度も恥ずかしい思いをしたり悩んでいました。

そんなとき、ellloという英語学習サイトを知り、勉強するようになってから、リスニングとスピーキングがすごく伸びましたね。

現地の生の英語が、かなり聞き取れるようになったんです。

ellloは、ネイティブなどが原稿なしで雑談した生の音源を1500以上無料で聞ける、英語学習サイトなんですが、雑談の話題も楽しいものばかりで、非常に聞いていて飽きなかったですね。

私はこのellloを使って、生の英語をひたすらディクテーションする、という勉強をしていました

ellloについては、こちらの記事にまとめていますので、合わせて読んでみてください(↓)

わか

わか

英会話・国際協力を愛する1児の父。
市役所職員⇒青年海外協力隊(ジャマイカ)⇒民間企業貿易部門(購買/調達・海外営業)⇒大病で死にかける⇒復活⇒現在フリーランス

翻訳者/ 通訳者/ 英会話講師/ TOEIC880点/ 英検1級挑戦中/ JTF日本翻訳連盟, JAT日本翻訳者協会会員/ 子育て相談ドットコム専門家《英語》

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