【経験談】未経験から英語を使う仕事に転職できた要因と必要なスキル

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どうぞお気軽に記事下のコメント欄からお願いします!(基本、数日以内に直接コメント欄で回答します)※5月27日、いただいたコメントに返事しました。

英語をずっと勉強してきてTOEICも結構いい点取れたし、英語を使った仕事をしてみたいんだけど、未経験だし無理かなぁ。

英語を勉強してきた人なら、一度は「英語を使った仕事」にあこがれると思います。

勉強すればするほど、英語ができるようになればなるほど、使わないともったいないという気持ちにもなってきますよね。

英語が楽しくなると、英語と関係のない今の仕事に魅力が薄れてきたり、、

私も社会人になるまでは英語と無縁の人生を送ってきて、未経験でまさに「英語を使う仕事」に転職しました。

この記事では、「未経験から英語を活かした仕事に転職してみたい」という人に向けて、私自身のキャリアをベースに、実際に転職できた要因などを書いていこうと思います。

この記事での未経験とは、私のように職種も業種も未経験という意味を指します

私自身の個人的な事例になりますが、こういうパターンもあるのか、と思いながら読んでもらえればと思います。

未経験で英語を使う仕事に転職できる?

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やる気をいきなり削ぐようですが、未経験から英語を使う仕事に転職するのは、そんなに簡単ではありません。

どうして難しいのか、私なりにまとめてみましたので、気を悪くせずに、まずは読み進めてみてください。

未経験から英語を使う仕事に転職するのが難しい理由
  • そもそも未経験というのがネックになる
  • 英語を使う仕事は、そもそもレベルが高い ex.国内営業より、海外営業の方が要求されるスキルが多い
  • TOEICでいい点取れても、実際にビジネスレベルで英語を使えるかは別(←TOEICは読み聞きしか問われない)
  • 現場では英語ができる人ではなく、仕事ができる人が欲しい

だいたいこんなところかなと思います。

これらは、私が転職し入社した後に、会社の人などいろんな人に実際に言われたことです。

いきなり気分をげんなりさせてしまって申し訳ないです。

しかし、転職はあなたの人生を大きく変える決断になります。

この現実はしっかり頭に入れておかなければなりませんので、あえて最初から厳しめに書かせてもらいました

未経験から英語を使う仕事につくために

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私の経験はやや特殊ですが、英語を活かした仕事に転職するために必要なことというのは、だいたい共通しています。

未経験で英語を武器に転職するために
  • TOEICは最低800点以上、できれば900点以上を目指す
  • 中小企業を狙う
  • 専門スキルを身につける
  • 30代前半までに決断する

やはり今仕事をしながらできることというと、TOEICの勉強をとにかく頑張るということに尽きます

私は残念ながら900点以上は持っていませんが、未経験でも900点を超えてくると、さすがに「英語ができる人」という印象になると思います。

時間に余裕があるなら、900点以上を目指すべきです。

とはいえ、800点から900点を超える道のりは、中級者の壁とも言われるぐらい、遠いものです。

この辺は年齢というタイムリミットを意識しつつ、800点台でも転職活動を進めていきましょう

転職活動は始めたからといって必ず転職しなければいけないものでもないので、TOEICを頑張りつつ、常に求人など情報収集を進めていけばOKです。

どんな仕事があるのか?

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英語を話せる仕事にはどんなものがあるのか、まとめてみます。

外資系

英語を使う、グローバルな仕事をするというと、外資系は一番分かりやすい例です。

未経験で挑むのなら、20代の若いうちがいいでしょう。

注意として、英語を使えるという点を重視するなら、外資系でも専門スキルを重視し、語学スキルはそこまで要求されない場合もあります。

めでたく入社したものの、英語を使う機会があまりなく、がっかりするということもあるので気をつけましょう。

すでに30代で、特に外資系でも使える専門スキルがないのであれば、個人的には別の英語を使える仕事を探すのがいいと思います

「日常業務で英語が使える」ということを重視するなら、他を探した方がチャンスがあります。

貿易・海外営業・バイヤー

私はこの職種でした。

輸入で言えば海外メーカーに製造委託し、輸入するという業務で、輸出で言えば海外に出張し営業をするという業務です。

その輸出入の手続きの中に、貿易事務があり、船などの輸送を手配したりというものがあります。

私の印象では、地方など中小メーカーでこの職種はかなり人材が不足している印象があります

最近求人をまたのぞいてみましたが、結構あります。

都市部の大きめの企業になると、貿易事務は派遣で募集されていることが多いですね。

あくまで正社員を目指すなら、社員一人ひとりがマルチタスクの中小企業が狙い目です。

英会話スクール、学習塾

とにかく英語が使いたい!というのであれば、英会話スクールや学習塾も候補に入ると思います。

給料はそんなに期待できないですが、外国人講師のいるような英会話スクールであれば、講師と話したりという業務外の交流もあります。

ビジネスで英語を使うというより、英語を教えるという仕事になるので、英語でのビジネス経験やスキルが問われにくいため、未経験者が目指すには一番ハードルは低いかと思います。

ただし、私の個人的な意見としては、英会話スクールや学習塾は、候補としては一番最後にとっておいた方がいいです。

30代前半までだったら、可能性がある限り積極的に、貿易や海外営業などのビジネスで英語を使う仕事を狙うべきです。

その方がそこで得られるスキルをさらに活かして、次のステップにいけるからです。

年齢的に40代を過ぎている、他が全部選考で落ちたなどの場合に、検討すべき選択肢だと思います。

じゃあ、英会話スクールも学習塾も、残念な仕事なのかというと決してそうではありませんよ!

一旦仕事についてしまえば、普段から英語を使えるので勉強にもなるし、英語を活かして仕事をしているという満足感も大きいはずです。

私自身いつかやってみたいなぁと思っています。

通訳・翻訳

年齢的なことだったり、あまり英語を使った仕事自体の募集がない場合、検討してみてもいいと思います。

実は私も翻訳業を今年始める予定なんですが、通訳も翻訳も雇用形態としてはフリーランスが多いので、自営でスタートできるのが最大のメリットです。

通訳とか翻訳とか、何からどう始めたらいいの?という人は、まずは本を1冊読むといいです。

通訳・翻訳関係はネット上にあまり情報がなく、あっても誰かのブログとか断片的な情報しかないので、本を読んだ方が圧倒的に早いし、体系的に理解できます。

私も読みましたが、「通訳者・翻訳者になる本」あたりは、全体像をサクッとつかむにはおすすめです。

フリーランスという不安定な雇用になりますが、英語を仕事にするという意味では、やりがいもあり、ぜひ選択肢に入れておいた方がいいと思います。

JIN

JIN

2021.1月~英語学習メディアGive up Perfect English! の2代目管理人 | 英検1級 | 英語と無縁の人生 ⇒ 英語キャリア(海外営業)に転身 | 20代後半 | 海外にも少し住んでいました | 実体験をもとに、英語学習のコツ・英語キャリアについて解説します | 英語学習相談も受付中

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4 件のコメント

  1. お世話になります。
    現在公務員4年目で27にもなるりゅうと申します。
    たびたびご返信をいただき、誠にありがとうございます。

     

    激務で薄給であること、鬱になる者が多く将来が不安であること、自分の得意な英語をより活かして専門性を培える仕事につきたいということからかねてより転職活動をしてきました。(未だ内定を取れず日々悶々としております)

     

    しかし、先日問い合わせの方でご相談したところ、
    「・業界に将来性がある
     ・仕事で英語を活かせそうだ
     ・誰かからこの職種が向いていると言われた

     

    こういう動機だと、自分の意思や決意が入っていないので、
    私の経験上ちょっとしたことで挫折しやすいです。

     

    どういう結果になっても誰のせいにもせず、自分で決断の責任を取れる
    ような決断こそ、こうした人生の転機には必要と思います。

     

    当時私が一番大切にしていたのは、「絶対後悔しないと誓って、自分が情熱を持ってそれを続けられるかどうか」です。」

     

    と、ご返信をいただきました。

     

    転職する際の動機は条件的な話や他人から向いてるといったところではなく何何を通じて他人を幸せにしたいといった社会的使命のようなものではなくてはならないということでしょうか。

     

    お手数ですがお聞かせ願えたらと思います。

    • りゅうさん

       

      コメントありがとうございます。
      こちらに書いていただいてありがとうございました!

      > 転職する際の動機は条件的な話や他人から向いてるといったところではなく何何を通じて他人を幸せにしたいといった社会的使命のようなものではなくてはならないということでしょうか。

       

      そんなことはないです。
      条件的なものでもいいと思いますが、一般論として給与や社会的地位などの外発的な要素に比べて、自分の気持ちから湧き出る内発的なモチベーションの方が強く働きやすいだけです。
      転職で言えば、給与で決めるより、「これがどうしてもやりたい!」みたいな気持ちが主体になった方が、転職後に大変なことがあっても、気持ちが折れずに持続しやすいということですね。

       

      もう少し詳しく知りたいなら、「内発的動機づけ」でググるといろいろ出てきますよ。

       

      社会的な使命とか高尚な理由なんて要らないと思いますよ。
      「大変かもしれないけど一度きりの人生、チャレンジしてみたい!」みたいなのでも十分だと思います。

       

      りゅうさんの今後に参考になれば幸いです。
      私はこうした形でアドバイスすることしかできませんが、また何かあればお気軽にお返事ください!

      • ご返信いただき誠にありがとうございます。
        なるほど内発的動機付け、初めて聞きました。

         

        外発的動機を除いて内発的動機から考え、具体的に何をする仕事に内発的動機付けを感じるか考えてみるとします。

         

        わたしにはどうにも内発的動機が湧き上がってくるような職種が学生時代にもありませんでしたし、今もありません。

         

        例えば営業とかは体育会系が歓迎されたり自分のセルフイメージと異なる、とかIT系は苦手意識があって務まるわけがない、とか
        独立にもアイディアがないし、とかタイプ的にあってないんじゃないかとか、マイナスな方を意識してしまうというか。
        そのマイナスな意識は他人から向いてないと言われたり世間一般できついと言われていたりすることから醸成されるものなのかもしれませんが。
        そのマイナスなイメージから消去法で仕事選びをしてしまっているというか。

         

        それは人生経験が少ないからなのでしょうか。調べが足りないのでしょうか。
        何かしらやはり内発的動機づけを得るきっかけになる体験や出合いがあったのでしょうか。

         

        何度もすみません。

        • りゅう 様

           

          返事ありがとうございます!
          内発的動機づけの話、参考になったようでよかったです。

           

          > わたしにはどうにも内発的動機が湧き上がってくるような職種が学生時代にもありませんでしたし、今もありません。

           

          最初から内発的動機づけが生まれないこともよくあると思います。
          人生経験の多少も関係あるかもしれませんが、最初は誰でも経験がないので、気にしても仕方ないです。

           

          おすすめは、少しでも興味がある分野について本を読んでみてり、少し深く勉強してみること。
          少しでも行動してみると興味が持てそうかどうか、少しの手がかりになると思います。

           

          私の場合も、そうした興味を少しずつ深追いしていきながら自分のやりたいことを見つけていったような感じです。

           

          りゅうさんの場合、英語の勉強や会計の勉強に興味を持ったのであれば、もう少しそうした部分で
          実際に働いている人のツイッターを見たり、本を読んだり、働くことへのリアリティにアンテナを張って情報収集するのもいいかもです。

           

          そして、最後の最後は直感と、以前お話した決断になるかと思います。

           

          > 何度もすみません。

           

          全然大丈夫です!気にしないでください!
          むしろこうしたりゅうさんのような悩みを持っている人も実際多いと思うので、今やり取りしていることが、そうした人にも役に立つはずです。

           

          何かあればまた遠慮なさらずにお返事くださいね。では!

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