もう別の単語帳で勉強してるんだけど、金のフレーズって有名だし興味あるだよね。わざわざ、もう1冊単語帳を買う気にもならないし、何かいい方法ないかなぁ?
TOEIC L&R TEST 出る単特急金のフレーズ(通称金フレ)は今や、TOEICの単語集の定番になりつつあります。
そんな金のフレーズも、完全無料で勉強できる方法があり、実際に私も過去2回のTOEICテストで、直前期に無料で活用しました。
ポイントは、無料のダウンロード音声を使うことです。
ただしこの方法は、リスニング力がそこそこないと効率が悪いので、目安としてTOEIC600点以上は必要かなと思います。
なので、これからまさにTOEICの勉強を始めようとしている初心者の人は、ケチらずに金のフレーズでもいいですし、何か単語帳を1冊買いましょう。
この記事では金のフレーズを使って、私が実際にやっていた勉強法や使い方を紹介していきます。
実際にやってみて、下手に本を買うより効率的だと感じたので、参考になると思います。
もくじ
金のフレーズはこんな単語帳【内容と特徴】
ここからはまず、金のフレーズという単語集の内容と特徴を、私なりにレビューしてみます。
金のフレーズはたぶん今一番有名なTOEIC対策の単語集で、私が持っている「英語教材完全ガイド2018」というムック本にもTOEICベスト教材で堂々の第1位になっています。
最大の特徴は、本試験で実際に出る単語に絞っていることです。
著者のTEX加藤さんは、TOEIC業界では超有名で毎月TOEICを受験して、ここ近年ではすべて満点(990点)をたたき出しています。
参考までに、TEX加藤さんの公式ブログはこちらです。
金のフレーズは、TEX加藤さん自身が実際に毎月TOEICを受験して、そこで実際に出題された単語に絞っているんですよね。
単語は以下のようにレベル別・テーマ別になっていて、TOEIC600点を目指す初心者から上級者まで広くカバーしています。
- 600点レベル 助走の400語
- 730点レベル 加速の300語
- 860点レベル 飛躍の200語
- 990点レベル 頂点の100語
- パート1重要語100
- 部署・職業名
- 前置詞・接続詞・接続副詞
- 多義語88
- 定型表現120
以下のツイートの画像にあるように、金のフレーズはかなり作りはとてもシンプルで、例文またはフレーズがひたすら載っているだけです。
おはようございます😪
まだ眠いですがとりあえず金のフレーズで音読🗣#TOEIC #金のフレーズ #音読 #英語 pic.twitter.com/MnVfX7jr4q— kojika77 (@gogakusuki74) February 15, 2019
しかし、これにも特徴があって、この例文やフレーズが実際にそのままの形で試験で出たりするのが金フレのすごいところ。
これは業界ではよく言われることですが、TOEICの問題はわりと使い回されるので、一度出た形がほとんど同じ形でまだ出るということが結構あるんですよね。
私も金のフレーズを勉強してから、本番に臨んだことが過去2回ありますが、2回とも「あ、この形、見たことある!」というのが何度かありましたよ。
【レビュー】無料音声を使った具体的な勉強法と使い方
金のフレーズの魅力は分かったけど、もう別の単語帳持ってるんだよね、、という人も多いと思います。
私もまさにそうで、しかも私が金フレを使ったときはすでに705点を取っていたときだったので、今さら単語帳を買っても、知ってる単語が多そうで、もったいなかったんですよね。
ところが、調べてみると、音声だけは無料でネット配布されていて、誰でもダウンロードできることを知ったのです。
そこで私はさっそくダウンロードして、音声だけを頼りに金のフレーズの単語を勉強することにしました。
以下、私がやった金フレの活用法や勉強法をすべて書いています。
音声をダウンロードする
まずは金のフレーズの出版社 朝日新聞出版の公式サイトに行きます。
そして『1冊まるごと音声ダウンロード』または『「英語のみ」の1冊まるごと音声ダウンロード』をクリックしてダウンロードします。
どちらでもいいですが、日本語が流れないと不便なので、『1冊まるごと音声ダウンロード』を選びましょう。
あとは、あなたが普段使うipodやウォークマンなどのmp3プレイヤーに落として、使えば準備OKです。
以上が私がやったダウンロード方法ですが、スマホでもabceedというアプリを入れることで、スマホで無料で音声を簡単にゲットできます。
まずはabceedの公式サイトに行き、アプリをダウンロードします。(無料です)
インストールしたら、金のフレーズのコンテンツを探して、音声をダウンロードするだけです。
パソコンを普段使わないような人は、abceedを使った方が使い勝手がいいと思いますね。
ディクテーションをして、自作単語帳を作る
音声を聞く準備ができたら、あとは音声を書き起こして、あなただけの単語帳を作る作業に入ります。
基本的には、金のフレーズから知らなかった単語や、知ってたけど、記憶が万全じゃないから一応チェックしておきたい単語を、ノート化する作業になります。
これにより、今持っている単語帳との重複も防げるし、何より無料でできるので、コスパがいいですよね。
書き起こす作業は実際のノートを使ってもいいですが、私はパソコンはGoogleドキュメントに書き出していきました。
最終的にGoogleドキュメントに書き出したのを印刷するわけですが、こんな感じになります。
私が冒頭で、リスニング力が必要だと書いた理由はここにありまして、聞き取れないとノート化できないので、このやり方自体が破綻してしまうわけです。
私の場合は、たぶん知っている単語の方が圧倒的に多く、書き起こす作業自体が少ないだろうと思ったので、音声を全部ひと通り聞きました。
ただ、それでも何時間もかかって大変だったので、基本的にはある程度狙いを定めて、自分にとって必要な箇所に絞ってやるといいと思いますよ。
時間に余裕がある人は、この書き起こし(ディクテーション)の作業自体がリスニングの練習にもなるので、全部やってももちろんいいと思います。
本番直前までくり返し復習する
ノート化して自作単語帳ができたら、あとは通常の単語の勉強のように、何度も何度も復習して勉強するだけです。
苦手な単語にチェックをして、復習のときに復習しやすくしてみたり、あとはあなた自身がいつもやっているようにしてもらえればOKです。
私の場合は印刷したものに、苦手なものをチェックし、何度も何度もくり返し復習しましたね。
試験会場にも持っていって、直前の総復習に大活躍するファイナルペーパーとしても活用しました。
【結論】TOEIC600以上なら、音声だけの方が効率的です
最後に私の感想(結論)を書くと、TOEIC600点以上の人なら、音声だけで勉強する方がむしろ効率的だと思います。
理由は、
- 今手持ちの単語帳と重複しない
- 自分の苦手または知らない単語だけを集めた、自作単語帳ができる
- 復習するときに、とても便利
- ディクテーションの勉強もできる
特にスマホを使いたいなら、abceedアプリを使いこなせば、金のフレーズもだいぶ手軽に無料で良いとこ取りで学べるはずです。
独学で参考書で勉強してきた人なら、学習期間が長くなるほど本が増えてくると思います。
内容的には重複するものも結構あると思うので、この記事で書いたように、無料の音源を使って効率的に学ぶのもアリだと思いますよ。
金フレに興味があるけど、わざわざ買うのももったいないと思っている方は、ぜひ今回紹介した方法でやってみてください!