TOEICのリスニングを勉強してるのに、まったく上達する気がしない。リスニングができる人ってどうやって勉強したのかな?
英語初心者の方がリスニングができないのは、英語の正しい音をきちんと学んでいないからです。
私が学生の頃は今のように英語はリスニング試験もなく、TOEICを勉強し始めた頃は、私もリスニングが大の苦手でした。
TOEIC対策の参考書をやっていても、リスニングができるようになるイメージがまったく持てなかったですね。
その予感は正解で、TOEIC対策本から離れて、英語の音を学び始めたあたりから私のリスニング力は伸びていきました。
私は当時、TOEIC400点台の初心者から独学で705点に到達した経験があります。
この記事では、
- TOEIC初心者でリスニングの勉強法が分からない人
- これからTOEICリスニングの勉強を始める方
に向けて、効率的にTOEICでリスニングを伸ばすための勉強法や、各パートの攻略法について解説していきます!
当時の私のようにTOEIC対策本でやみくもに勉強しても伸びませんので、ぜひ今回の記事を参考にしてくださいね!
もくじ
初心者がTOEICのリスニング対策本で伸びない理由
TOEIC対策の参考書や問題集をいくら勉強しても、初心者は英語を聞き取れるようになりません。
下の解説では、『When~で「いつ」をたずねているので、時を答えている(A)が正解』と書いています。
これは公式問題集ですが、TOEIC対策の問題集はほとんどこのパターンです。
そんなの当たり前じゃないか!Whenが聞き取れれば、誰だって分かるよ!
リスニングが苦手な初心者は、解答の決め手になるそのWhenがWhereに聞こえたり、正確に聞き取れないから困るわけです。
もうひとつ例を見てみましょう。これも公式問題集の解説です。
もう私が何が言いたいか、分かるはずです。
『話し手は・・・「当店が患者様全員に・・・お使いください」と言っている』が聞き取れないから困ってるんだよ。。
当時初心者だった私は、TOEIC対策の問題集を見ながら何度もこう思いました。
本屋さんに行って、TOEICコーナーの本をひたすら探してみましたが、「なぜそれが聞き取れるのか?」という解説をしている本は皆無でした。
ホント?と思う人は、本屋さんで実際に確かめてみてください。
「どうすれば聞き取れるようになるのか?」→ポイントは発音をしっかり理解することです。
TOEIC400点台から始める!TOEICリスニング勉強法と学習プラン
初心者がTOEICのリスニング対策をする場合、正しい順序で勉強する必要があります。
私がたどり着いた勉強法は、以下の2つです。
- 正しい発音をマスターし、単語をしっかり聞き取れるようにする
- シャドーイングで、センテンス単位で英文を聞き取る練習をする
音から学ぶのは語学の基本と言われていて、私はこれを身をもって体験しました。以下で詳しく解説していきますね!
リスニング対策の前提 | 単語と文法知識は必須
リスニングの大前提は、読んで理解できない人は聞いても理解できない、です。
これからTOEICリスニングの勉強を始める場合、まずは単語と文法が最低限身についている必要があります。
独学でTOEICの勉強をする場合、一番最初にやるべきなのは単語でその次が文法です。
ただし、これから解説する発音に関しては事前知識不問なので、単語学習がひと通り終わった頃に始めるのがいいと思います。
リスニングは音を”読む”作業と言われます。リーディングのリスニングへの効果も後ほど解説します!
発音を徹底的に学ぶ | 正しい発音を知らないと聞き取れない
当時途方に暮れていた私を救ってくれた「英語耳」という本にはこう書いてあります。
知らない音は聞き取れない
英語耳 ~発音ができるとリスニングができる(松澤喜好 著)
この本は初版が2004年と古いですが、今でも発音・リスニング本ではとても有名です。
「リスニングするってこういうことなのか!」読み始めたときの衝撃と、一気に霧が晴れていくような興奮を今でも覚えてますね。
例を出して説明すると、「ハ(ー)ト」と聞こえたとします。
発音を知らない人は文脈に頼らないと、意味が分かりません。「マイハート」なら「心、心臓」って意味だなとか。
それが正しい発音が分かると、単語だけで一発で意味が分かるようになります。
正しい音を知らないと、常に文脈の中で意味をとらえる必要があるので、リスニングのスピードに脳の処理が追いつかないんですよね。
これが発音を知っているか知らないかで、リスニングに差がつく理由です。
発音を学ぶ本はいくつかありますが、以下に実際に私が使った2冊を紹介します。
この本を読むと、
- なぜ自分が聞き取れないのか
- リスニングができる人の頭の中で何が起きているのか
すべての疑問が氷解します。
他にも発音本はたくさんありますが、私は英語耳に救ってもらったので、不動の一押しです。
ひと通り英語耳をやり終えた後に、身につけた音をさらに定着させたいと思って買いました。
英語耳の復習もできるので、時間的に余裕があれば単語耳もやっておいた方がいいです。
発音は最初に正しく身につけておくと、後々の英語人生で本当に財産になりますよ。
シャドーイングと音読 | 音声変化とリズム感を養う
単語の発音がひと通り身に付いたら、次は文章として英語の音を聞き取れることを目指しましょう!
シャドーイングとは、聞こえた音声にシャドー(影)のように、後ろから付いていく勉強法です。
- 通常の音読=目で見てそれを声に出す
- シャドーイング=聞こえた音のとおりに声を出す
要は耳を使った音読みたいなもので、実際にはこんな感じでやります↓
当時の私は英語耳と単語耳が大体終わり、単語の発音については自信がついていました。
TOEICはまだ400点台でしたが、耳が音を捕まえようとしている感じがあり、自分の勉強法が正しいという手ごたえはありました。
そこでたどり着いたのが、シャドーイングという勉強法です。
元々同時通訳者のトレーニングで使われていたシャドーイングですが、今ではスタディサプリでも採用され、リスニング学習の定番になっています。
以前読んだ本でも、こんなことが書いてありました。
なぜシャドーイングが効果的なのかについては、・・・要は、私たちが生まれつき持っている、ことばを学習するシステム(言語獲得装置)に、シャドーイングが大変よく合致しているのではないかと考えられる
シャドーイング・音読と英語コミュニケーションの科学(門田修平著)
英語のリスニングには、2つのポイントがあります。
- 音声変化
- ビート(リズム感)
英語の音声変化とビートを身体(脳)に染みこませる作業として、シャドーイングがとても効果的でおすすめです。
音声変化は「Could you → ○クジュ(×クドユー)」となるのが代表例です。
実際の会話では、単語の発音のとおりに発音されないため、この音声変化に慣れていないとリスニングが難しくなります。
これは英語耳で言う「知らない音は聞き取れない」の論理と同じです。
ビート(リズム感)は声の抑揚のことで、日本語と英語では全く違います。
- 日本語=(強弱はつけずに)音の高低で話す
- 英語=強弱をつけて話す
英語で「やまださん」と言う場合、「や・ま・だ・さ・ん」と「ま」に力を入れ発音します。
英語のビートに慣れていないと、単語の発音を理解していても、知らない音のように錯覚してしまうため、聞き取れないという現象が起きます。
これも英語耳の「知らない音は聞き取れない」の論理です。
同様のことを解説している動画があるので、ぜひご覧ください↓
リスニングは以下の2つの作業で成り立っています。
- 音を捕まえる
- 言っている内容(意味)を理解する
シャドーイングは上記2つの作業の両方に効果的なので、ぜひ初心者の方は試してみてください!
私がシャドーイングの正しい作法を学んだ、おすすめの1冊はこちらです。
2001年と少し古い本ですが、内容はリスニングの本質的なことが書いてあり、今でもまったく色あせていません。
英語耳で単語の発音が身に付いたら、ぜひこの本でリスニングの作法を学んでみてください!
この本も英語耳と並んで、私のリスニングを救ってくれた本でとても感謝しています。
直読直解の読解練習 | リーディングもリスニング対策になる
スラッシュ・リーディングとも呼ばれますが、この読解力を鍛えることがリスニング力にも繋がります。
理由は単純で、リスニングは返り読みができないため、文頭から意味をとっていく必要があるからです。
先ほど紹介したK/H Systemの本の中でも、知っているはずの英語が聞き取れない原因の1つとしてこう書いています。
レ点を使って漢文を読むような、後ろから戻って理解する英文解釈の方法に慣れてしまっているため、あと戻りのきかない「音」での聞き取りでは歯が立たない
究極の英語学習法K/H System (入門編) 国井信一/橋本敬子 著
シャドーイング学習が始めたら、直読直解の読解トレーニングも並行してするのがおすすめです!
余裕があればディクテーションも効果絶大 | 特にPart1,2対策
ディクテーションは、聞こえてきた英語を文字に書き起こす勉強法で、リスニング力アップに非常に効果があります。
私がディクテーションをやったのは、TOEIC705点を取って海外に出た後のことです。
当時、現地の英語が全然聞き取れなくて困っていたときに、ディクテーションを知って、毎日やってました。
現地での生活や仕事で効果をハッキリと実感できましたし、事実、帰国後に受けたTOEICでは875点を取ることができました!
ディクテーションもスタディサプリで採用されて、今ではわりとメジャーな勉強法になった気がします。
利用者の声でも、ディクテーションが一番効果があったとのこと。
- 書き起こすためには、1字1句集中して聞く(精聴)必要がある
- 文字にすることで、どこが聞き取れてどこが聞き取れなかったのか明確になる
- 聞き取れなかった箇所の分析ができる
リスニングでは、聞き取れたところから全体を推測するような聞き方をするのが普通です。
推測するスキルは大切ですが、聞き取れない部分(自分の苦手)を放置したままだと、必ずどこかでリスニング力は伸び悩みます!
ディクテーションの弱点は時間と手間がかかること(←実際に書く必要があるため)。
シャドーイングでも苦手箇所の特定はできるんですが、書かない分、何となく流してしまうことがあるんですよね。
Part1,2は、音声が非常に短く手間もかからないので、ディクテーションに最適です。
TOEIC700点ぐらいまではシャドーイングでも十分ですが、ディクテーションも負担にならない程度でぜひ取り入れてみてください!
TOEICリスニング 各パートの解き方と攻略のコツ【消去法と先読み】
TOEICのリスニングパート攻略の最大のコツは、消去法です。
2016年5月からTOEICは新形式に移行し、意地悪な問題が増えました。
そのため「リスニングはできたのに選択肢で迷う」という意味不明な状況がよく起きます。
公式問題集vol.3のPart2では、こんな問題がありました。
(質問)Have you finished the draft of the report yet? (もうレポートの下書きは終わりましたか?)
旧形式では、Yes/No で答えているものが正解になることが多かったのに対し、新形式ではそんな単純な答えにはなりません。
答えは、I had a conference call all morning. (私は、午前中ずっと電話会議をしていました。)
慣れないとこれが答えだとは気づきにくいですよね。意地悪な問題だと思います。
この状況に対処する一番のコツが全部の選択肢を慎重に検討して、一番近いものを選ぶ消去法です。
先読みも重要なテクニックの1つです。
以下では、先読みの具体的な方法を解説しつつ、全パートの解き方のコツを解説していきます!
Part1 | Part3, 4の先読み【裏技】
最初は写真問題で、ポイントは以下のとおりです。
- Part3、4のイラスト問題の先読みをする
- 設問の読み上げの直前に、写真の全体にざっと目を通しておく
Part1のポイントは、問題の流れを解説するディレクションが1分30秒程度とリスニングパートで最も長いことです。
この時間は絶対に有効活用しましょう!おすすめはPart3、4のイラストを使った設問の先読みです!
Part3と4でも先読みはしますが、ディレクションが30秒と短いため、Part1の時点で難しい問題は先読みする作戦です。
具体的には、Look at the graphic. で始まる第64問がそれです。
(設問文)Look at the graphic. Which room will the man go to next?
どんなイラストで、何が問われている設問なのかをざっと把握しておきましょう!
Part1自体は、基本的には写真の隅々までざっと目を通しておくだけでOKです。
前の問題のマークが終わって、次の問題の読み上げが始まるまで、数秒程度しかないため、しっかり見る時間はありません。
公式問題集vol.3の問題を例に説明します↓
- 奥の壁に絵がかけられている
- 手すりがある
- 植物がある
- 段差を歩いて降りている
- 柱がある
その程度の情報をざっと数秒の間に頭に入れましょう!
細かすぎる描写は設問にならないので、パッと目に入ってくる情報を押さえる感じでOKです!
Part2 | 文頭を聞き取る+会話の想像力
- Part3、4のイラスト問題の先読みをすべて終わらせる
- セリフの最初の出だしに全神経を集中させる
- 実際の会話を想像して、消去法で選ぶ
- Yes/Noでは答えない大雑把なコミュニケーションが多い
Part2のディレクションは30秒程度。問題用紙を見て分かるように、先読みすべきものは一切ありません。
30秒をフルに使って、先ほどのPart3、4のイラスト問題の先読みの続きをやりましょう!
「Now, let us begin…」がPart2の問題が始まるサインなので、これが聞こえたらすぐに戻れるように心の準備だけしておいてください。
Part2はワンセンテンス勝負なので、セリフの出だしが最重要です。
What, Where, Whenなどの5W1H、疑問文なのか肯定文なのか、文頭に全神経を尖らせてください!
意地悪な問題が続出するのが、Part2の特徴でもあります。
実際の会話をイメージしてリスニングしないと「あれ、正解選択肢1個もない??」となるので注意しましょう!
定番はYes/Noで答える疑問文に対して、Yes/Noを言わずにいきなり本題を始めるパターンです。
他にもこんな例があります(公式問題集vol.3より)↓
(設問)I don’t think we can afford to start the store renovations yet.(私たちはまだ店の改装を始める余裕がないと思う。)
(答え)That’s not what Susan said.(それはスーザンが言ったことと違います。)
会議とか何か打合せをしてる感じをイメージできていないと、正解選択肢だと見抜ける人は少ないと思います。
ズバリ正解を見抜けなくても消去法で解けるので、焦らずリスニングに集中してくださいね!
Part3,4 | 10秒先読み+会話の想像力
Part3と4は長めの会話の聞き取りで、ポイントは共通しています。
- 10秒で次の問題の設問だけを先読みする
- 具体的な問いには注意
- 設問でどんな会話が流れるのかイメージしておく
- ヒントは設問の順番に流れることが多い
Part3,4でのディレクションは、それぞれ30秒ずつなので、この間に設問文の先読みをしておきましょう!
目安としては、10秒あれば設問は3つ先読みできます(←これには読解力も必要!!)
30秒あれば計算上は3セットできるんですが、一番大事なのは1セット目の問題です。
3セット先読みすると1セット目の記憶があやふやになるので、私は2セットと決めています。
先読みでは
- どんな状況でどんな話が出てくるのか
- 正解に直結する絶対に聞き取らなきゃいけないポイントは何か?
を整理しながら、会話をイメージするようにしています。
私の場合、先読みは設問文だけで、個々の選択肢はパッと目だけ通す程度にしています。
累計50万部を突破した「世界一わかりやすい」シリーズの著者で、スタディサプリTOEICの関正生先生もこう言っています。
ちなみに、先読みでは選択肢は絶対見ないこと。4つの選択肢のうち、3つの内容は嘘です。
関先生にお悩み相談 【61】Part3、4で問題の先読みがうまくいきません。コツを教えてください! -スタディサプリENGLISH Cafe
本文を聞く前に嘘の情報をインプットしないようにしましょう。
それに、本文1つにつき合計12もの英文を一気に読んだら、プロだって設問の内容を忘れてしまいます。
選択肢を先読みして、具体的にこの先で流れる会話をイメージすることも大切です。
公式問題集で具体的に解説すると、↓
この設問32~34の情報からイメージできる会話は、
- 男と女が出てきて2人で会話をする場面である
- 男が女に何かを頼みごとをしている
- 逆に女も、男に何か頼みごとをしている
- 男はavailableじゃない状況(そのため頼みごとを断った?)
私はこんなふうに情報を整理して、実際に男女の会話風景を頭に思い浮かべています。
単に文字だけで情報を追うより、リスニング音声を聞いたときに頭に入ってきやすくなりますよ。
先読みが間に合わなくても、設問を読みながらリスニングするのはおすすめしません。どちらも中途半端になります。
また、設問文に具体的な事柄がある場合は要注意です!!
たとえば、こんな具体的なセリフが問われるケース。
Why does the man say, “My business plan for next quarter is due in two hours”?
これはこのセリフがそのままリスニングに出てくることを意味するので、これを先読みしていないと対応が一気に難しくなります。
ほかにも、
- What will be available next week? など具体的なタイミング
- What will the man do next? などの具体的な行動
こうした設問ではピンポイントで内容が問われているので、会話文の大意が聞き取れても、そこを聞き逃すと正解できません!
Part3、4の設問は3つありますが、設問の順番に解答のヒントが流れる可能性が高いというのは知っておきましょう。
1番目の設問は音声の最初の方に解答のヒントが出るし、3番目の設問なら最後の方にヒントが出るということです。
音声が終わったら、続いて問題文の読み上げが始まりますが、完全無視して自分のペースで32~34まで解答をマークしていきます。
問題文の読み上げは1セットあたり35~45秒ぐらいですが、さっさとマークして、次の設問の先読みのために10秒残すのが目標です。
リスニングパートの先読みには読解力も必要です。
私も最初のころは、先読みにすごく時間がかかったし、何なら質問が理解できないこともありました笑
関先生もこう言っています↓
先読みした設問を忘れてしまうのは読解力が足りていないことも原因です。
関先生にお悩み相談 【61】Part3、4で問題の先読みがうまくいきません。コツを教えてください! -スタディサプリENGLISH Cafe
英語は総合力(バランス)。読解練習もリスニング力UPに繋がるので積極的に取り組んでくださいね!
TOEICリスニング対策のおすすめ教材【初心者はこれ1択】
TOEICのリスニング対策としては上記で解説した
- 英語耳
- 単語耳
- 究極の英語学習法K/H System (入門編)
で基礎力を固めることが最優先ですが、その後、TOEIC対策としてのリスニング学習は公式問題集だけでOKです。
私は当時いろんな参考書を沢山買いましたが、今思えば失敗でした。
究極の英語学習法K/H System (入門編)でも、こう書いてあります。
「わかっている」ということと、それが「常にできる」こととの間には大きな隔たりがあります。
究極の英語学習法K/H System (入門編) 国井信一/橋本敬子 著
だからこそ、「正しいフォーム」をしっかりと理解した「覚えている、わかっている教材」でくり返し練習して、いつでも使える「自分のもの」にする最後の一歩までしっかりと仕上げることが重要なのです。
私はこの本でくり返しの重要性を理解していたのに、誘惑に負けていろんな本に手を出していました。
しかしその実際は、沢山やった気になっただけだったんだと思いますね。
結局、公式問題集を何度もくり返しシャドーイングしたのがリスニングでは一番効果的だったと今では確信できます。
リスニング対策では公式問題集が3冊程度あれば十分ですが、気分転換にアプリを使うのもいいと思いますよ。
今は無料で使えるのもたくさんあるので、参考までにどうぞ↓
初心者ほどリスニングは基礎を徹底的に学ぶべき | 多聴より精聴
初心者がTOEICリスニング対策でやるべきことは、徹底して英語の音を基礎から身につけることです。
そのためには単語の発音を知り、音声変化やビートにも慣れる必要があります。
巷では英語をシャワーのように浴びるとか、ひたすら聞き流して慣れるみたいな話もよく聞きますよね。
同じ本で基礎ばかりやるのは不安だと思いますが、多くの参考書をやることより、1冊1冊をしっかり丁寧にやるべきです。
人気英語講師の安河内哲也先生も、著書の中でこう書いています。
最初のころは、精聴や精読を重視して、力がついていくにつれて、多聴や多読を重視すればいいでしょう。
350万人が学んだ人気講師の 勉強の手帳
・・・初心者の間は、勉強時間の7割を精読や精聴にあてます。
以上をコツコツと丁寧にやれば、私のように完全独学でも700点までいけます!
多くの専門家の方が言っているように、音を学ぶことから始めるのは、英語に限らず語学の鉄則です。
当時の私と同じリスニングで悩んでいる方に、この記事が届くことを願っています!頑張っていきましょう!