TOEICの勉強を始めてもう半年経つんだけど、スコアが全然伸びないんだよね、、このままの勉強方法でいいのかな?何か変えた方がいいのかな?
結論を先に書くと、TOEICのスコアが伸びない原因は、勉強時間が足りていないか、基礎が足りていないかのどちらかです。
ちなみに私は現在、TOEIC880ですが、最初にTOEICを受けたときは400点前半でした。
海外に行くため、働きながら毎日英語を勉強し、1年半で705点を取ることができました。
その間、勉強しても全然英語ができるようになる気配がなくて、心折れそうになったりということも何度もありました。
むしろ英語の勉強って、できなくて落ち込んで、少しできるようになって元気が出て、また壁にぶつかって落ち込んで、、のくり返しですよね。
この記事では、私の実体験をベースに、スコアが伸び悩んだときの原因の分析と対策について、解説していきます。
できるだけ臨場感があってイメージしやすいように、書いていきますので、「あーそれそれ!」と共感できる部分が多いはずです。
もくじ
【断言】TOEICの点数が伸びない原因は2つしかない
冒頭で書いたように、TOEICのスコアが伸びないとき、経験上、原因は2つしかありません。
ここでは、まず概略を説明したいと思います。
- 勉強時間が足りていない
- 基礎が足りていない
私がまだTOEICの勉強を始めて半年ぐらいまでは、スコアは全然伸びませんでした。
英語の勉強時間とTOEICのスコアにはある程度、相関関係があって、最初は勉強しても全然伸びません。
また、英語の基礎的な部分が欠けていると、最初は運よく伸びたとしても、あとで必ずツケが回ってきます。
ここでの基礎とは、主に単語や文法/構文、発音といった英語を構成するパーツのことです。
私は英語の勉強を始めて最初の頃、リスニングが一向にできるようにならない、むしろできる気配もしない、という状況でした。
リスニング力を支えるのは、間違いなく発音で、英語の正しい音を知らないとリスニングはできるようになりません。
事実、私は発音を勉強し始めて1年後には、705点まで300点近くスコアアップしました。
では、ここから先は、上記を詳しく掘り下げて解説していきます。
【勉強時間の不足】最初の500時間はスコアは伸びません
経験上、TOEICスコアや英語力が伸びない原因のほとんどは、コレだと思いますね。
勉強時間をこつこつ積み上げれば、英語の悩みのほとんどは解決するんじゃないかと思っています。
以下は、私の勉強時間とTOEICの点数の伸びをグラフにしたものです。
見て分かるように、最初の500時間というのは、ほとんど伸びていません。
その間もずっと毎日2時間ぐらい勉強してましたが、全然伸びませんでした。
最初はいくら努力をしても、実力として表には現れずに、内面に溜まっていく気がします。
初心者の頃も、少しずつ英文が読めるようになっている実感はあっても、スコアには現れにくいんですよね。
そして、インプットを積み重ねて、いよいよ内面のキャパが一定量を超えたとき、スコアがグンと上がるというイメージ。
私の場合は、まさにそんな感じでした。
また、このグラフに描いていませんが、TOEIC700点を越えたあとも、スランプのような状態がありましたね。
それは私が海外にいた時でした。
その間TOEICは受けていませんが、英語力が停滞しているのが実感として分かったんですよね。
現地では、生活も仕事もすべて英語なので、英語力がイマイチだと仕事にならないため、危機感はすごくありました。
その時も、とにかく毎日必死にオンライン英会話で勉強したり、ディクテーションを取り入れたりしました。
その結果、あるとき自分の英語力が、パワーアップしていることにふと気づいたんですよね。
英語も口からスラスラ出てくるようになったし、前より全然聞き取れるし。
実際、帰国後に受けたTOEICでは875点を取ることができました。
この経験からも、そもそも勉強をし続けていれば、英語力は伸びていくんだと思いました。
スコアが伸びないと悩んでいる人は、まず勉強量は十分か?疑ってみてほしいと思いますね。
ちなみに勉強時間は、1日10分でも悪くないですが、早くTOEICで目標スコアを取りたいなら、せめて30分とか1時間ぐらいは確保しましょう。
【基礎力の不足】単語・文法/構文・発音は万全ですか?
先ほど、リスニングの発音を学んだら、その1年後にはTOEICが705点になったという話を書きました。
海外旅行や日常会話が少し話せればいい、という場合を除いて、英語は基本的に積み上げ型です。
初心者ならまず単語、文法/構文、発音はしっかり固めておかないと、一時的にスコアが上がることはあっても、すぐに伸び悩むときが来ます。
私もTOEICの勉強を始めて最初の半年以上、ずっとこの基礎の勉強ばかりしていました。
TOEIC600点未満の人は、勉強時間に加えて、基礎が足りていないと思いますね。
単語でいえば、まずTOEIC対策用に売られている単語集を、しっかり1冊こなしましょう。
いろんな本に手を出すと効率が悪いので、1冊を集中的に覚えるというスタンスがベストです。
言語というのは結局、ボキャブラリーの多さで決まるという単純な面があります。
日本語でも、テレビに出るような人など、話すことや書くことを商売としている人は、ボキャブラリーが圧倒的に多いですよね。
語彙の多さは表現の幅につながってくるし、リスニングやリーディングでは理解力に直結します。
単語の勉強法は、下記に具体的に書いているので、いま一度自分の単語力を振り返ってみてください。
文法は英語という言語のルールなので、ここがあやふやだと、英文の処理スピードが落ちます。
TOEICで言えば、制限時間内で英文を処理するのはとても無理でしょうね。
文法や英文読解で言えば、見たり聞いた瞬時に意味が取れるような状態にもっていくのが理想です。
リスニングについては、私もすごく苦しんだ経験があるのでわかりますが、初心者の人で伸びないのは、ほぼ英語の正しい音を知らないからです。
私はこれを英語耳という本で学んだんですが、発音とリスニングは密接に関係しあっています。
リスニングが伸びないと嘆く前に、発音を勉強しましょう。
具体的な私の体験も含めて、こちらで書いているので、ぜひ読んでみてください。
【極論】地道に毎日勉強を積み上げるだけでOKです
英語は積み上げ型だと書きましたが、TOEICには一発逆転の近道は基本的にありません。
地道にこつこつ、勉強していればスコアは伸びてきます。
ただ単純に、勉強時間とスコアは比例しないので、勉強しても一向に伸びない時期もあって、それで嫌になる人も多いと思います。
極論を言えば、TOEICの勉強に特に期限がなくて、いくらでも時間をかけていいのなら、毎日5分だけ勉強を続けていれば、いつか私のように900点ぐらいのレベルにはなるはずです。
たった5分でも英語に触れているだけで、英語は伸びていきます。
でもそのたった5分が続けられなくて、英語の勉強で挫折する人が後を絶たないんですよね。
私の結論はやはり、勉強時間というのが一番重要だと思っていて、最後まであきらめないで勉強を続けた人が、最終的に目標のスコアを取るんだと思います。
この記事でかいた基礎(単語、文法、発音)がまだあやふやだという人は、まず基礎をやっつけましょう。
基礎がある程度身についた人は、あとは問題演習をしながら、こつこつ勉強すればOK。
やることは非常にシンプルなので、あとはぶっちゃけ、行動できるかどうかです。諦めず頑張っていきましょう!