カランメソッドをやってるんだけど、レッスン以外でどんな勉強すればいいんだろう?予習はしちゃいけないみたいだけど、みんなどんな勉強してるんだろう?
私がカランメソッドを始めたのは、当時TOEIC705点なのに、TOEICの勉強ばかりしてきたのに、全然話せなかった頃です。
当時海外にいたんですが、あんなにTOEICで難しい単語やいろんなフレーズを勉強したのに、全然口から出てこなかったんですよね、、
シャドーイングもあんなにやって、シャドーイングのときだけはペラペラみたいに話してるのに、いざ自分の言いたいことを英語で言おうと思ったら、全然言えないんですよね。
私がカランメソッドを始めたのは、そんな頃でした。
カランメソッドは半年ほどでやめてしまいましたが、毎日2レッスン、ガッチリやっていました。
この記事ではそのときの経験から、カランメソッドの勉強法について書いていきます。
結論を先に書いておくと、予習・復習は不要、その代わり、必要に応じて中学英語の復習はやっておくといいよ、ということです。
もくじ
カランメソッドの勉強法の基本【予習・復習はしない】
カランメソッドは、基本的に中学レベルの文法・語法を、実際に使えるようにするための学習メソッドです。
ここからは、レッスン以外でどんな勉強をした方がいいのか、私の経験を書いていきます。
ちなみに、私はレッスン以外で予習・復習は、なにもしていませんでした。
予習はそもそも禁止
カランメソッドは、イギリスの語学学校で開発された英語を効率的に習得するための、学習プログラムです。
カランメソッドには、その効果を発揮するために、いくつかルールが設けられています。
たとえば、フルセンテンスで言うとか、短縮形(is not → isn’t)を使うとか。
その中で予習禁止というのもルールになっています(厳密にはルールというより非推奨)
カランメソッドの認定校ネイティブキャンプのwebサイトにも、このように書いてあります。
カランメソッド予習はしてはいけないの?
ネイティブキャンプ -よくある質問
A. 音を間違えて覚えることが危惧されるため、予習は推奨されていません。また、限られた学習時間の割り振りとして、予習ではなく復習に時間を使うことが推奨されています。
私もやっていた頃は、1度も予習したことはなかったですね。
復習もしない【レッスン中でやる】
私はレッスン以外では、復習はほとんどしていませんでした。
文法や単語で、ちょっとあやふやな場所があったり、日本語でちゃんと調べておきたいものがあったりした場合は、レッスンが終わったあとに調べていました。
それだけです。
カランメソッドは、レッスン中に復習がありますよね。
個人的には、あのレッスン中の復習だけで十分だと思います。
やっている人なら分かると思いますが、カランのレッスンってきつくないですか?脳みそ的にも精神的にも。
私ははじめの頃は、レッスンが終わるといつも頭から湯気でも出てるんじゃないか、ってぐらい消耗してましたよ。
カランメソッドが目指す英語脳は、長く時間をかけてじっくり効果が出てくるもので、焦って復習したり、毎日何度も暗唱したところで、あまり結果は変わらない気がします。
むしろ、「なんでちゃんと言えないんだろう、、もっと勉強しなきゃ!」って焦って勉強しても精神的に消耗するだけです。
最悪、嫌になってレッスン自体をやめてしまうことにもなりかねないですし、そうなるとまったく本末転倒ですよね。
毎回のレッスンと、レッスン中の復習だけでも十分、あなたの中で英語脳はじんわり作られてきますので、大丈夫ですよ。
文法的に理解できない箇所があった、など純粋なスピーキング以外で確認しておきたいことだけ調べるという感じでいいと思います。
効果的な勉強法【中学英語の復習を並行する】
- 予習・復習はしない
- 文法的に理解できなかったところや単語など、スピーキング以外の部分を確認する
ということになるのですが、必要に応じて、中学英語(特に英文法)は並行して勉強すると良いと思います。
カランメソッドは、文法や単語の説明も、すべて英語で行われますよね。ちゃんと理解できてますか?
もちろん、英語で理解することは英語脳をつくる上で、とっても大切です。
でも個人的には、日本語でしっかり納得して理解するという作業も、特に初心者には必要だと思っています。
最近はちょっとした文法を調べるのには、ネットでも十分な感もありますが、せっかくカランメソッドで本腰を入れて勉強しているのですから、本を1冊手元に置いておくといいですよ。
本屋さんやアマゾンなどで調べて、気に入ったものなら何でもいいと思います。
何かおすすめするとしたら、「一億人の英文法」が個人的には良いと思いますね、
著者の大西先生は、今やNHKラジオ「ラジオ英会話」の看板講師です。
私はそのずっと前にカランメソッドをやっていた頃から、大西先生の著書には何冊もお世話になっていました。
一億人の英文法は、大西先生のこれまでの著書の総まとめ的な感じで、辞書代わりにも使えるので良いですよ。
中学英語も、かなりあやふやな人には、こちらの「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。」あたりは、分かりやすいと評判がいいです。
中学英語の復習をカランメソッドの予習や復習とは考えずに、並行してやることで、英語と日本語の両方で、英語を理解することができます。
これは英語を使いこなす上で必ず有利になりますし、カランメソッドを効果的に進められると思うので、ぜひ参考にしてみてください!
できなくても焦らないこと【徐々に効果が出てきます】
もうひとつ大事なポイントを書いておきます。
カランメソッドは、そんなにすぐ効果は出ないので、焦らずに、気長にレッスンを受けていこう、ということです。
カランメソッドは、英語を英語で考えられる英語脳を身につける学習メソッドですが、これは1ヶ月とかで身につくものではありません。
私の場合は半年ぐらいで、効果が実感できてきました。
カランメソッドをすでに始めている人なら、痛いほど感じていると思いますが、読んで理解できるのと、実際にパッと口から出るのは全然違いますよね。
「なんでこんな簡単なフレーズが言えないんだろう、、、」
イライラして、ストレスがたまるレッスンが続いていると思います。
でも、焦らないようにしてくださいね。
私もはじめは全然ダメダメでしたし、中1レベルのかんたんな文すら言えない状況に愕然としてました。
そんな私も、少しずつカランの授業スタイルに慣れてきて、後半にはだいぶ余裕を持ってできるようになってきました。
カランをすでに受けている人にお伝えしたいのは、焦って心配になって、いろんな勉強に手を出さなくていいですよ、ということ。
まずは半年、カランメソッドのレッスンと、私が先ほど書いた、参考書を1冊買って、中学英語を日本語でしっかり復習する、という勉強を続けてみてください。
半年後には少し景色が変わっているはずですよ。
カランメソッドはまさに「継続は力なり」という言葉がピッタリですので、ぜひまずは半年がんばってみてください。